女神小说

日文65545

女神小说 2023-08-11 11:50 出处:网络 作者:女王小说编辑:@女神小说
No 「私は…えーっと……」 そう言いながら鞄の中を探る。そして 「こういう者です!」
No
「私は…えーっと……」
そう言いながら鞄の中を探る。そして
「こういう者です!」
名刺を手渡される。そこに书かれていたのは
『メンタルトレーナー 大野美月』
「メンタルトレーナー…?」
「はい。スポーツ选手のサポートをさせていただいてますので兴味がありましたら是非」
「…まあ、考えておきます」
「じゃあ気になったら名刺に书いてある住所に来てくださいね。それじゃ!」
彼女は手を振って去っていった。

翌日
放っておいても良かったのだが名刺に记された住所が自分の住居から歩いていける程度の距离である事を知る。まあ话を闻く程度ならとその住所に向かった。マンションに着きインターホンを押すと彼女が姿を见せた。
「あっ、来てくれたんですね!上がってください!」
言われるまま室内に通されキッチンの椅子に座らされる。コーヒーを淹れながら彼女が口を开く。 本文来自
「そう言えば中原选手って今年で契约切れるんですよねー?どこかに移籍するんですかぁ?」
「いや、今は特に」
「あら?そうなんですか?中原选手なら移籍するーって言えば色んなチームが欲しがりますしお给料も今より上がりそうなのに。何か理由があるんですか?」
特に话す义理もないのだが别段彼女に话しても构わないだろう。
「まあ、一応このチームで9年もやってきて応援してくれるファンもいるしね。それに…」
「それに…?ああ、分かりました!そう言えば彼女さんがここのテレビ局のアナウンサーの早川麻友さんなんですよね。中学からずっと一绪のカップルってテレビでも言ってましたね。近々结婚するらしいなんて言ってましたけどあれ本当なんですか?」
突然テンションが上がりだす。どうしてこう女性は他人の恋爱に兴味を持ちたがるのだろう。まあ彼女の言ってる事は全て当たっているのだがそこまで话す必要もないだろう。
「その辺は想像に任せるよ。…で、君がくれた名刺なんだけど」
「え?ああ!そうでしたね!そっちが本题でした!」
そう言って资料を手渡す。
「えーっと…メンタルトレーナーっていうのはご存知でしょうが选手の皆さんの精神を安定させる仕事なんですが、それとは别に个人で契约していただく事でより繊细なケアを…」
と一通りの话を闻いた后试しにという事でいくつかの実践が行われた。

「はい、じゃあ次は目を闭じて集中してくださいね」
言われるままに目を闭じる。しかし次の言叶が闻こえてこない。不思议に思っていた矢先急に彼女の甘い香水の匂いが强くなり膝の上に重みを感じる。惊いて目を开けようとした瞬间抱きすくめられ

口づけをされた。
「!?」
「ふふ、ちょっといたずらしちゃいました?」
「い、いたずらって何でこんな…!?」
动揺して頬を红潮させる僕を见て笑う。
「あら~?もしかして…彼女以外の女の子と游んだことなかったりします?」
「そ、それは…」
実际そうだった。麻友との付き合いが长い事もあり今まで特に他の女性と関係を持った事などなかった。僕の反応を见て状况を察した美月は膝の上に乗ったまま顔を近づける。
「じゃあ私がちょっとだけ游んであげます?ね、ゆ?う?き?君?」
「あ…あああ……」
耳元で甘く嗫かれた瞬间、脳が蕩けるような恍惚感を覚えてしまった。まずいと思いつつも美月の挙动から目が离せない。すると僕の心を见透かしたように美月が立ち上がる。今まで彼女の尻の下にあったペニスがズボンの上からでも分かるほど勃起してしまっているのを见て意地悪く告げる。 copyright
「不思议ですねえ?私まだ何もしてないのにひょっとしてキスされただけでこんなおっきくなっちゃったんですかあ?」
「ち、ちが…!」
「隠してもだ~め?彼女がいるのにこんなおっきくなっちゃうおちんちんにはお仕置きが必要ですね?」
そう言うと美月は僕のファスナーを下ろし下半身を露出させた。
「ほらぁ?やっぱりこんなビンビンになってる?」
そしてそのまま竿を扱きだしたかと思うと合わせてもう片方の手で睾丸を揉みしだく。
「ああ!?ああああ……!」
そのテクニックは麻友とは比べ物にならないものだった。美由も手で奉仕してくれる事はあるがおよそ一本调子であるのに対し美月の滑らかな手での强弱を付けたストロークはあっという间に精液を绞り出されてしまいそうな快感だった。加えて睾丸を揉みほぐされ続けるという経験した事のない快楽を与えられる。思わず声が出てしまうのも道理だった。しかしその快楽はすぐに终了した。美月はペニスから手を离し
「う~ん…手で射精させちゃうのも味気ないですね。今日は初めて来てくれたお礼に私のお口でイかせちゃいます?」
そう言うが速いか僕の亀头の先にキスをする。
「ぐ…!?」
そして
じゅる?じゅる?じゅううううううううう?
わざと卑猥な音を立てるようにしてゆっくりと美月の口が僕のペニスを饮み込んでいく。既に射精寸前まで追い込まれていた僕が温かい口内での强烈な吸い付きに耐えられるはずもなく
「あ、あああああああ!で、出る!」
奥まで咥え込まれただけで美月の口内に射精してしまった。
「はぁ…はぁ……」
放心状态の僕とは裏腹に余裕たっぷりに口内の精液を见せつけ饮み込む。
「あ~あまだちょっとフェラしただけなのにこんなにザーメン出しちゃって?そんなに私のお口気持ち良かったですかぁ?」
口から溢れた精液を舌で舐め回し艶っぽい表情を浮かべたまま笑う。
「ここに来たらまた游んであげますからね?雄基君?」
二日后
「く…ああああ………出るっ!」
今日は美月に扱かれ続け彼女の手を精液で白く汚していた。
「は~い?お疲れ様~?帰る前にシャワー浴びてっていいですよ~?」
结局あの日から僕は昨日今日とこのマンションに通い美月に精液を搾り取られていた。女の部屋に通っているのがマスコミに见つかっては面倒な事になるだろうがそこは细心の注意を払っている。また美月もそれをリークいsて一储けしてやろうとは考えていないようだった。

美月に言われた通りバスルームへ行く。先程射精させられたばかりのペニスはまだ勃起が収まりきらず精液が付着していた。シャワーでその精液を洗い流すように体を洗っているといきなりバスルームのドアが开く。
「み、美月!?」
そこには美月が一糸缠わぬ姿で立っていた。すらりとした体躯に白い肌、そして何より目立つのが今まで服の上からしか见た事のなかった豊満な乳房だった。その淫猥な胸とは裏腹にピンと立ったピンクの乳首がより情欲を掻き立てる。
「一回イっただけじゃ物足りないですよねえ?もうちょっと游びましょう?たとえばこんな感じで?」
そう言うとボディソープのボトルを手に取り体中に涂りたくった。そして僕の背后から抱きつく。
「ま、待て!」
「ほ~ら?雄基君の体もヌルヌルにしてあげますよぉ?」
足を络ませ上半身を密着させたままで美月が体を上下に动かす。押しつぶされた乳房で背中を抚で回され更に手はペニスに伸びる。
「は…あああ………」
「ふふ、さっき出したばっかりなのにまたイきたくなっちゃいましたか?…でもその前にまたいたずらしちゃおっかな~?」
そして美月の手がペニスから离れたかと思うと
「ひあああああ!?」
いきなり乳首を摘まれる。いきなりの感触に惊く僕を尻目に美月は乳首を责め続ける。
「み、美月…やめ……」
今まで全く味わった事のない快感に力が入らなくなってしまう。美月の手から逃れるようにゆっくりと足が曲がり遂には床に膝を付かされてしまう。
「あらあら…?チンポだけじゃなく乳首まで弱点なんですかあ?」
马鹿にするように言うと僕をそのまま押し倒す。
「でもぉ?试合だとあんなかっこいい雄基君が女の子にちょっと游ばれただけでこんなメロメロになっちゃうなんて可爱い?」
彼女に完全に舐められているのは分かっていた。しかし同世代の女性に性経験の差でこのように子供扱いされる事すらも快楽を强める材料となってしまっていた。そして美月は仰向けにした僕の上に乗って再び僕の乳首を弄り始める。更には太腿でペニスを挟み込んできた。
「あ…く……!」
「あらぁ?チンポと乳首一绪に责めてあげるのは雄基君にはちょっと刺激が强すぎたかしらぁ?ふふ、でも逃してあげませんよ。ヌルヌルの太腿で扱かれてザーメン出しちゃう无様な顔、见ててあげますからね?」
そう言うと更に足の动きを速めてきた。むっちりとした太腿で逃げ场なく扱かれ続け更に今まで経験した事のない乳首への刺激。美月の思うがままにされてしまう屈辱感だけではこの快楽に抗う事は出来なかった。
「や、やめ………ああ、ああああああ!」
十数分前に射精した事などお构いなしに精液を喷き上げた。
「は~い?また情けない顔してザーメン出しちゃいましたねぇ?こんな快感にすぐ负けちゃうチンポで耻ずかしくないんですかぁ?」
意地の悪い笑みを浮かべながら言う。
「あっ、そうだもし明日も明后日も家に来てくれるならぁ…?」 本文来自
耳元に口を寄せる。
「雄基君にいい物プレゼントしてあげよっかな~?」

二日后
既に美月の魅力に嵌りつつある事を自覚しながら僕は毎日彼女のマンションに通い続けるのを止められずにいた。しかしそれも今日で最后にしよう。美月がくれるプレゼントを贳ったらそこでこの関係を终わりにする。さもないと通うのを止められず完全に彼女の虏にされてしまいかねない。
「いらっしゃーい?约束通り毎日ちゃんと来てくれたんですね?」
「…プレゼントは?」
「慌てないの?ちゃんと奥に用意してありますから」
美月に连れていかれたのはベッドルーム。特に何かが置かれている訳でもなさそうだ。そして二人でベッドの上に座る。
「ところで…プレゼント何だと思います?」
「さ、さあ分からな…!?」
目の前で美月がいきなり服を脱ぎ出す。そのまま下着だけの姿になったかと思うとその下着も脱ぎ捨てる。そして裸になると先程脱いだ下着を持ち僕の目の前でゆらゆらと揺らした。
「プレゼントは~?美月ちゃんの脱ぎたて下着で~す?」
「…!?」
「あれぇ?どうしましたぁ?嬉しすぎて声も出ませんかぁ?」
「ち、ちが…」
その反応を见てニヤリと笑うと
「じゃあ何でこんなチンポ勃たせてるのかなぁ?」
「ぐ!?あ、あああ……」
いきなりズボンの上からペニスを握ってきた。
そう言うと美月は僕をベッドの上に押し倒し口を手で塞いだ。そしてショーツを鼻に押し付ける。先程までは口で呼吸することで何とかこの匂いを吸い込まないようにしてきたもののこうなっては胜ち目がない。一方的にショーツに染み付いた匂いを嗅がされ続け解放された后はもうフラフラになってしまっていた。
「随分だらしない顔になりましたね?ほら?下着をプレゼントしてほしかったらちゃんとおねだり出来ますよね?」
「み、美月の下着…ください……」
头の中まで彼女の雌の匂いで犯され僕は半ば思考を失ったまま彼女の言う事に従っていた。
「へぇ~?女の子の脱いだ汚い下着なんて欲しいんですかぁ?これ贳ってどうするんです?」
僕が逆らえないのを见越して挑発をかけてくる。
「し、下着の匂いを嗅いで…」
「嗅いで?」
「オナニーしたい…」
「ふ、ふふ…あははははは!耻ずかしくないんですかぁ?そんな変态みたいな事言って?あ~あファンの人が闻いたら幻灭ですよぉ?」
「そ、それでもいいからぁ…!」
「も~?仕方ない変态さんですね?じゃあはいプ?レ?ゼ?ン?ト?」
そう言ったかと思うとショーツを僕の头に被らせる。
「あ…ああ……」
「変态の雄基君にはお似合いの被り物ですよぉ?」
そんな嘲りの言叶を半ば一线を越えてしまった僕がまともに受け止められるはずがなかった。马鹿にされるたびに心が蕩けてしまうような歪んだ感情を抱いてしまっていた。
「そうだ?折角だからこの耻ずかしい格好写真に撮っておいてあげます?」
そう言うと美月は携帯を取り出し僕に寄り添うように寝転んだかと思うと
「はい、チーズ?あ、安心してください。别にこの写真売ったりしませんから私そういうの兴味ないですし…まさかこの下着被されて顔のよく见えないド変态があの中原雄基选手がだなんて信じる人ほとんどいないでしょうから?」
ぐちゅ…?ぐちゅ…?
次第に僕のペニスから放出されたカウパーと唾液が混ざり合い美月の乳肉とペニスが擦れ音を立て出す。段々と大きくなる音で催眠にかけられたように僕の腰の动きは速くなっていった。更に
「ふふ、折角だしもうちょっとサービスしてあげます?」
そう言うと美月は乳房でペニスを缔め付けたままペニスの动きとは反対に乳肉を上下させる。
ぐちゅ?ぐちゅ?ぐちゅ?ぐちゅ?
もう射精を止めるのは不可能だった。
「で、出るうううう!」
そのまま美月の乳房に精液を放つ。
「あん?全く…毎日搾ってあげてるのに凄い量ですね?ほんと仕方ない変态チンポなんですから」
そう言いながら乳房を指でなぞり付着した精液を舐める。
「と?こ?ろ?で?雄基君これから私とやりたい事ありますかぁ?」
「や、やりたい事…?」
「そうこれから私にこ~んなエッチな事して欲しいでちゅ~?とかぁ言ってくれたら考えてあげますよぉ?」
「べ、别に…」
「あらぁ?じゃあ何で私の下半身チラチラ见てるんですかぁ?」
「う……!」
美月が僕の耳元で嗫く。
「雄基君は今まで麻友ちゃん一筋だったからこんなスケベなテクニック味わった事ないんだよねぇ?それで毎日ザーメン搾られながらぁ?手コキやフェラでもこれだけ気持ちいいのにもし美月ちゃんのマンコに挿れたらどれだけ気持ちいいのかな~って妄想してるんだよねぇ?」
「……!」
「ただ美月ちゃんとセックスなんかしたら病みつきになって戻れなくなっちゃうから雄基君の良心が必死に止めてるだーけ?」
少しずつ美月の言叶が头を埋め尽くしていく。
「もしこれから结婚した后に别の女の子とセックスなんてしたら大问题だよねぇ?毎日毎日マスコミに叩かれて人気もなくなっちゃうよねぇ?」
そして
「でも今ならちょっと女の子と游んだだけ?一回悪い子になっちゃうだけですっごく気持ちよくなれるんだよぉ?」
そう言い终わると美月は立ち上がる。そして最后にこう告げた。
「もし雄基君がこれからも毎日来てくれるなら五日后にぃ?な?ま?で?セックスさせてあげてもいいよ?」

翌日
「ふふ…?やっぱり来ちゃったんですかぁ?変态さん?」
プレゼントを贳ったら手を切ると决めていたはずなのに美月の诱惑に逆らえなかった。ノコノコと彼女のマンションを访れた僕を彼女は完全に见下しているのだろう。
リビングに通されると
「は~い?じゃあ今日はそこに寝転がってください?」
ソファの前に寝転がされる。そして僕の下半身を露出させ自分はソファに座ったかと思うと
「あ…が……!」
ぐりぐりと脚先でペニスを弄り回される。
「ほ~ら?気持ちいいですかぁ?悦ばせるのに脚だけでいいなんてほんとどうしようもない変态ですね?」
そう言いながらも今は全く僕の方を见ていない。本を読みながら踏みつけるように强く刺激したかと思えばすぐに脚をどけてみたりと全くペースが一定でない。
そして数分が経ってようやく彼女が僕を射精させる気がない事に気づく。僕を无视しているようで実は声を闻いて强さを调整していたらしく全く射精に至れない。
「み、美月…!もう焦らさないで……」
泣き言を言う僕を冷たい目で见下す。
「はぁ?何调子に乗ってるんですかぁ?私は别に贵方の性欲処理用の女じゃないんですよぉ?」
そう言って强く踏みつける。
「が……ああああ……!だ、だって今まで……!」
「だから言ってるじゃないですかぁ?ちゃんと四日后にセックスしてあげるって?それまでは雄基君が胜手に私の部屋に来てるだけなんだから文句言われても困ります~?」
「そんな……!」
そう言われては何も言い返せない。美月とセックス出来るという饵に钓られてしまった以上何をされようと絶対服従し毎日彼女の为すがままにされてしまうしかない。
「ふふ、それにしても情けないですねぇ?ほら、こういうのはどうです?」
両方の脚の裏でペニスを挟み扱く。
「ああああああ!」
手のような繊细な责めではなく両脚での力任せの扱きで射精直前まで一気に高められる。
それから数日、つまり美月との约束の前日までそれは続いた。毎日美月のマンションに通うも彼女は全くやる気を见せずただこちらを生杀しにし続けてはその反応を楽しむだけ。美月を喜ばせないように必死に彼女の责めに耐えようとするも最早弱点を知り尽くされてしまった彼女に胜てるはずもなく喘がされ続け彼女の嘲笑を受けるのだった。
そして彼女から解放された后はすぐに言えに帰りそれを思い浮かべながら何度も自慰に耽る。このために何度彼女のショーツの匂いを嗅ぎブラジャーに顔を埋めた事だろう。こうなる事を予想して下着をプレゼントされたのならばまんまと彼女の术中に嵌ってしまった事になるがそれを知られて受ける彼女からの嘲笑などこうやって彼女の下着で与えられる快楽に比べれば微细なものだった。こうした淫靡なサイクルを缲り返す内にどっぷりと嵌り込んでしまい気づけば家にいる时は常に彼女の下着を握っているような异様な状况になってしまっていた。

そして约束の日
「は~い?いらっしゃ~い?」
「きょ、今日が约束した日だろ…?」
「はいはい、そんな焦ると嫌われちゃいますよぉ?」
そう言って僕をベッドルームに通す。が様子がおかしい。妙にしおらしく落ち込んだ様にも见える。
「そう言えば雄基君に言わないといけない事があるんです…」
「言わないといけない事…?」
「実は私…こっちの人间じゃないのでもうすぐ帰らないといけないんですよねぇ」
「か、帰るってどこに?」
「う~ん强いて言うならぁレインズの本拠地の近く…ってとこですかねぇ?」
「レインズ…!?」
レインズといえば僕の所属するチームのライバルチームだ。本拠地はかなりここから离れている。そして美月は告げる。
「ねぇ雄基君?物は相谈なんですけどぉ…レインズに移籍して私と一绪に过ごしません?」
「な、何を言って…!?」
突然の発言に慌てる僕を尻目に抱き着いて话しかけてくる。
「え~いいじゃないですかぁ?二人で幸せになりましょうよぉ?」
「だ、だってファンを裏切って…」
「大丈夫ですよぉ?移籍は选手の権利なんですからぁ?移籍して怒る方がおかしいんですよぉ?」
この噛み合っていないような会话でも动揺している僕は反论出来なかった。
「ぐ……でも麻友を置いては……」
その言叶に美月がニヤリと笑みを浮かべる。
「あらぁ?麻友ちゃんと私、どっちが好きなんですかぁ?」
「そ、それは……」
口ごもる僕を见て嗫く。
「もう正直になろ?雄基君が好きなのは私なの今悩んでるのは美由ちゃんが好きだからじゃなくて可哀想に思ってるだけなの?」
「ち、违う!」
「へぇ~本当に麻友ちゃんの事爱してるんですかぁ?たとえば毎日毎日私の所に来ましたけどぉ?本当は麻友ちゃんと合う予定とかすっぽかしてたりして?」 本文来自
「……!」
僕の反応を见るやポケットに手を突っ込み携帯を取り出す。そしてメールを见ると
「あれぇ?最近麻友ちゃんと食事に行く予定キャンセルしてますけどぉこの日って一昨日ですよねぇ?」
「一昨日は确か私の脚の下でアンアン言わされてましたよねぇ?彼女との大事な予定よりもこっちの方を选んじゃったんですかぁ?」
「う…ぐ……」
「あ~あ?今の雄基君と结婚しても麻友ちゃん幸せになれませんよぉ?」
「な…!?」
「だって今の雄基君が麻友ちゃんと结婚してもぉ?どうせ私の事が忘れられないでしょう?」
「……」
「だーかーら?麻友ちゃんと别れた方が彼女も幸せになれるんです?」
「幸せに…」
「ね?だから别れましょ?」
美月の言叶に黙って颔く。僕は初めに言われた通りもう美月の虏となってしまっていた。ただ今までずっと一绪にいた麻友を裏切る事に抵抗があったのだ。头の回らないままこうして逃げ道を作られてしまえばいとも简単に麻友を捨ててしまう。それほど九日间の美月との関係は僕を狂わせていた。
「じゃあ早速麻友ちゃんに电话してあげてください」
「で、电话…?」
「うーん…やっぱり抵抗あります?じゃあもっと楽な方法にしてあげます?」
そう言うと美月は自分の携帯を取り出し僕の携帯と合わせて何やら操作すると
「はい!この前の写真麻友ちゃんへのメールに添付しておきました?后は送信ボタン押すだけです」
そう言って僕に携帯を手渡す。
「で、でも…」
电话をかけるよりは遥かに容易とはいえまだ渋る僕の耳元で美月がとどめを刺す。
「ボタン押したら后でセックスしてあげるからね?」
その言叶が引き金となり震える指でボタンを押す。

二十秒ほど経っただろうか。僕の携帯が鸣る。僕の手から携帯を取り美月が出る。
「は~い?もしも~し?」
『あ、贵方谁よ!?』
この声はまさしく麻友だった。
「はぁ~?自分から挂けて来ておいてその言い方はないんじゃないですかぁ~?」
『私は雄基の彼女!で、贵方は谁なのよ!?』
「私ぃ?私は雄基君の今のカ?ノ?ジョ?」
『ふざけないでよ!雄基に替わって!』
その言叶を闻き美月は携帯を僕の耳につける。
「麻友…」
『ゆ、雄基!?何やってるの!?その女は谁!?』
「こ、この人は僕のメンタルトレーナーで…あ!?ぐ……」
话している途中に美月が僕のファスナーを下ろしペニスを手で扱き始める。 本文来自
『ゆ、雄基!?どうしたの!?』
「ち、ちが…何でもな…あ、あああああ……」
必死に耐えようとするも声が漏れてしまう。ここで美月が替わり
「もしも~し?ちゃんと替わりましたよぉ?」
『ね、ねえ!何したのよ!?』
「ふふ、教えてほしい?雄基君が话してる后ろからちょっと手コキしてあげただけ?あれぇ?もしかして麻友ちゃんは雄基君のこんな声闻いた事ないんですかぁ?そうですよね~?だって麻友ちゃん下手ですもんねぇ?」
そう言ってケラケラと笑う。
『ち、违う!私は…!』
「さっき送ってあげた写真见ましたぁ?雄基君があんな幸せそうなアヘ顔してるの见たことないんじゃないですかぁ?雄基君ったらここ数日毎日家に来てあんな感じで二人で楽しんでたんですよぉ?フェラしてあげたりぃ?パイズリしてあげたりぃ…?」
『も、もうやめて!』
堪えきれなくなった麻友が大声をあげる。
『大体そんな証拠が…』
「ふふ、何なら今までの音声全部麻友ちゃんプレゼントしてあげますよぉ?雄基君ったら録音されてるのも知らないであんなに喘いじゃって?これ闻いて勉强したらどうですかぁ?」
次第に麻友の声が小さくなる。闻こえてくる声に涙が混ざり始める。美月もしばらくはそれをからかって游んでいた。
そして
『ねえ!贵方どこにいるのよ!教えてよ!雄基を助けに行くからぁ!』
その言叶を闻いて急に美月のテンションが変わった。
「はぁ…そうですね。私が悪かったです。私が二人の仲を引き裂くなんて出来ないですし…ほら、雄基君。ここの场所教えてあげてください」
そしてこちらを见て笑いながら
「そしたらもうに?ど?と?雄基君の前に姿を见せないですから?」
「は~い?じゃあお待ちかねのセックスの时间で~す?」
そう言って美月が服を脱ぎ出す。ここ数日见ていなかった彼女の一糸缠わぬ姿に再び目を夺われる。そしてベッドに寝転がると
「ほらこれが彼女もファンも裏切ってヤれる美月ちゃんのエッチなカ?ラ?ダ?これからは二人でい~っぱいセックスしようね?」
もう何も考えられなくなり美月の体に飞びつき膣にペニスを挿入する。美月も今までのやり取りで兴奋していたのか抵抗もなくペニスを饮み込む。
「う!?ぐ……!」
美月の膣内は予想以上の快感だった。今までの感じからして性経験が豊富なはずの美月なのにその膣の缔め付けは自分以外経験のない麻友以上だった。しかも奥に突き刺す度に膣壁がペニスに络み付く。简単に射精しないように耐えようとしてもそれを涂り溃す极上の快楽を与えられたいという気持ちで胜手に美月の体を突いてしまう。
「あああああ!美月ぃ!」
「ふふ、どうせ最近も毎日家に帰って私とセックスする妄想しながら下着でオナニーしまくってたんでしょう?ほらほらぁ?妄想通り中出ししちゃってもいいんですよぉ?」
美月に促されもう止めることは出来なかった。
「美月ぃ!美月ぃ!」
「も~?そんなに私の名前ばっかり呼んで麻友ちゃんの事は忘れちゃったんですか?」
「麻友なんてどうでもいいからぁ!」 copyright
完全に美月の手に堕ち体を突き続ける僕を见て冷淡な笑いを浮かべる。
「あ~あ?十年以上付き合ってた彼女フッて一时间もしてないのに他の女と寝取られセックスして悦ぶなんてほんとどうしようもない変态マゾですね?」
その言叶に更に兴奋させられてしまう。耳からは美月の嘲りの言叶が入り目の前では突く度に美月の巨大な乳房が揺れそして膣では容赦なく缔め上げられる。天国のような快楽にもう射精は抑えられなかった。
「そういう変态君にはぁ?お?し?お?き?」
言うなり美月の缔め付けが更に强くなる。
「あああああああああ!出るううううううううう!」
とどめを刺され美月の膣内に大量に精液を放出する。彼女とファンを捨ててこれだけの快楽が得られるなら安いものだと错覚してしまうような甘美な时间だった。

そしてその后
「さ~てそろそろ本当の事教えてあげます」
美月が僕の上で话しだす。
「私の本当の仕事はメンタルトレーナーじゃなくてこれ?」
初めに贳った名刺とは别のものを取り出し见せる。
「契…约屋?」
「そう、契约屋まあ简単に言えばターゲットを决めて他の场所に引き抜いちゃうって事?今回雄基君をレインズに引きぬいたのも依頼された私のし?ご?と?」
头が真っ白になった。移籍を决めてから妙に手际が良かったのもそのせいだったのか
「まあでも私の仕事なんて関係ないですよね?だって雄基君はちゃ~んと纳得してレインズに移籍したんですから?」
そうだ、何の问题があるだろう。僕は自分の意志で移籍を选んだ。それが最善だったのだ。麻友も僕と别れたほうが幸せになれると分かったではないか。
「さあ?じゃあもう一回セックスしましょ?」
こうして僕は完全に思考を放弃して美月との肉欲に溺れていった。

それから数カ月后
レインズの中心メンバーとして今日も活跃した僕は美月の待つ家に帰る。美月は契约屋の仕事を辞め僕との関係に専念する事に决めたようだ。
「おかえりなさ~い?ふふ、今日はまた一段と気合が入ってましたね?」
「ああ、だって古巣相手だからな」
美月とレインズとの関係はまだ続いており、引き抜いた选手、つまり僕がライバルチームである僕の古巣相手に活跃すればその都度ボーナスが出る仕组みになっているらしい。そしてそうなれば美月の机嫌も良くなり
「じゃあ今日はご褒美に一晩中た~っぷり虐めてあ?げ?る?」
この选択が合っていたのか僕には分からない。しかし美月が喜ぶのならこれが最善だったのだろう。そんな僕の无駄な思考は美月に抱き缔められ胸に顔を埋めさせられながら溶けていった。




マインドバイブレーション ~强制乳内射精ベルト実演访问贩売~


 ピンポーン。
 と、チャイムの音が僕の部屋に响いた。こんな时间に来客なんて珍しいのに。
 せっかく学校が休みだから自室でゆっくり休んでいたかったが、家族が全员外出しているので仕方なく僕は阶段を降りていく。
 白调の玄関は、靴が少ないせいかやたらと閑散しているように感じた。
「はーい、どちら様ですかー!?」
 僕はドア越しに向こうの人物に声を挂けた。スリッパを履きながら覗き穴に近づく。
「……すみません、私ユートピアカンパニーという会社の者です。今日はこちらのお父様にお话があってお伺いさせていただいたのですが……」
 闻こえてくる丁宁な喋り口の声。どうやら女の人の様だ。覗き穴に目を当てると、确かにその声の人物らしき女性が玄関の前に居た。
 しかし、父さんに用事の人か……间が悪いなぁ。まぁしょうがない、今日は帰ってもらおう。
「すいませーん! 父は今出かけてるんですー! なので、また今度にしてもらった方がいいと思いますよー」
 僕はわざとらしく声を大きくして、父さんの不在を伝えた。彼女を郁陶しく感じているわけでは无かったが、僕としてはさっさと戻って自分の部屋で休んでいたかった。
 だが、彼女にどうやら帰る気配は无かった。
「あの……ご子息様……でいらっしゃいますか?」
 彼女はさっきとは若干小さめの大きさでドア越しに话しかけてくる。僕は脱ぎかけていたスリッパをまた履き直した。
「……はぁ。そうですけどー?」
 何でこんな事を闻いてくるのか。疑问には思ったものの、嘘を付く必要も无いと思ったので正直に答える。
 どこの会社の人间かもわからない、しかも闻いたことも无いような会社の名前に僕は少し警戒心を抱いていた。
「…………。……お父様がご不在と言うことなので、渡して顶きたいものがあるのですがよろしいでしょうか?」
 トーンの変わらない淡々とした口调で言叶を并べる女性。
 通贩か何かの会社なのだろうか。
 そういえば今朝、父さんが「昨日何か届かなかったか」とそわそわしながら家族に闻いていたかもしれない。
 たぶんまたネットショッピングでどうでも良いものを买ったのだろう。パソコンの使い方を教えるべきじゃ无かったかも。
 僕は呆れながら、父宛らしい宅配物があるなら受け取っておくことにした。 本文来自
「まぁ……いいですが……」
 エロ本とか、……オナホールとかかもしれないな。などと少し下品な考えを巡らせながら僕は玄関のドアを开いた。

 ガチャリ。キィ……。

 ドアを开けると、明るい太阳の光が差し込んで一瞬目を眩ませる。そこには覗き穴ごしに见た女性がしっかりとした姿势で立っていた。 
 そこに立っていたのはスーツを着た、眼镜のお姉さん。左手には大きめの黒いトランクを提げている。
 黒髪は后ろでまとめて前に少し残す短めのポニーテール、黒のスーツに白のボタン式シャツをきっちり着こなしていかにも清楚なOLというのが第一印象。
「失礼致します。私、ユートピアカンパニーの――」
 彼女が名刺を取り出し手渡そうとする际に僕は彼女の体が気になってしまう。
 全体的に清楚なルックスなのに対し、その胸元はボタンが外れなそうなほどむちむちとしていて嫌でもそこに目が行く程の胸がそこにあったからだ。
 他にも、スカートの丈は普通なのに黒ストッキングごしでもわかるキメの细かそうな脚、柔らかそうな太もも――。
「あの……どうかされましたか?」
 彼女はきりっとした顔を向けて僕に闻いてくる。
 ここまで男を诱うような肉体をしてるのに、しっかりと整った顔で表情を崩す気配がない。
 まさに头の良さそうな、仕事の出来る眼镜女性って感じだ。
 クラスにも何人か眼镜っ子はいるのだが、このお姉さんは特に僕の心を惹きつける……年上だとは思うが、僕の好みだった。
「あ……いやいやいや! すいません! 何でも无いです何でも……」
 僕は慌てて受け取った名刺をポケットに突っ込んだ。
 舐めるような视线を感じたのか否か、讶しげな様子で僕の顔を伺っている。あくまで无表情で。
「で……その、ユートピ……でしたっけ?」
「はい。私、ユートピアカンパニーで访问贩売兼、御配达を担当させていただいております。篠宫と申します。今后ともどうかよろしくお愿いいたします」
「は、はいよろしくです……」
 深々とお辞仪する彼女。
 僕は上半身が曲がって振动が加わったその大きな胸にまた目を夺われる。穷屈そうな胸が钝く揺れる様子がなんともいやらしい。
 すぐさま僕は我に帰って、お姉さんを玄関の中に招き入れる。彼女はそれを闻いて「失礼します」と玄関をまたぐ。その动作も逐一丁宁だった。

「それで……今日はこちらのお父様に配达物がございまして。名前を确认していただければと思いますが……间违いないですか?」
 お姉さんは懐から一枚の纸を取り出し、僕に确认を促す。白くて细い彼女の指に気を取られそうだったが、その纸に目を通すと确かに父さん宛の様だった。
「はい……间违いないです。父です」
「ありがとうございます。で、こちらがその商品なのですが……确认、していただけないでしょうか?」
 と、お姉さんはトランクを玄関の段上に置き、突然父への配达物であるはずのトランクのロックを外した。
「えっ、えっ?」
「……。こちら、新商品の『ヘブンズベルト』というもので……、まだ発売されたばかり、数も少ない高级品です」
「高级品……父さん……」
 僕は父さんがこんなよくわからないベルトにいくら払っているのか、と考えると头を痛くなった。
 彼女とは言うと、何もおかしいことはないと言わんばかりに、无表情で僕にトランクの中身を见せる。
 その中には、よくTVショッピングとかで绍介されているような、机械式ベルトが入っていた。
 ベルトのバックル部分は四角く内部に机械が取り付けられているようで、リモコンらしき物も装着されている。
「これは、あれですか……ダイエットとかに使う……」
「はい。普通は……これをご使用する际、お客様自身の腹部に付けていただき、このバックル部分にあるリモコンを操作してベルトをバイブ运动させ、脂肪を燃焼させる事ができます」
 そう言いながらベルトからリモコンだけを外して、良く见えるように説明してくれる。
 リモコンにはボタンが几つかあり、振动の强さが调节出来るみたいだ。
 お姉さんはベルトをトランクから取り出し、説明を続ける。全体で见ると结构ベルト部分は长く、结构お腹が出ている人でも使えそう。
 父の腹を思い浮かべながらそんな事を考えていると、お姉さんは流れるような作业でベルトを持ち上げ――
「そして……お腹以外には、こういった使い方をすることも出来ますよ……」
 そのベルトを……スーツの上から、まるでブラジャーを付けるかのように……その大きな胸の上から巻いてしまった。
「……このように、留める部分は着脱しやすい様になっておりまして、一人で胸部にセットすることも可能です……」
「えっ、それで……それを……?」
 ごくり、と生唾を饮み込んでしまう。
「……。これで、胸部の脂肪が気になる女性の方にも効果が期待できるというわけです……」
「あ……なるほど……」
 僕は、はみでそうな程の巨乳にみちみちと食い込むベルトというなんともエロい光景に头をやられ、つい変な想像をしてしまった。
 駄目だ、なんだか完全にあっちのペースだった。大体、僕はなんでこんな説明を受けているんだろう……。

「――と、様々な使い方が出来るわけなのですが……」
 彼女がその小さい顔をあげる时に揺れる髪の毛や……眼镜ごしの上目遣い……それに髪から……良い匂いがする。
 僕は心の底から涌き上がる感情をなんとか抑えようと……してはいた……。

「……お客様」
 不意に、彼女の缠っていたプレーンな雰囲気が一瞬変わった気がした。大きな変化では无いものの……间违いなく最初の时とは违う感じだ。
 彼女は心を见透かそうとしてくるかの様に、上目遣いでこちらを见つめてくる。
「は、はい? なんです……?」
 僕はなんとか平静を装って、彼女に勘ぐられないように気を付けた。
 きっと、ばれてない。このお姉さんは……真面目そうだし……きっと……そういうHな事とは无縁の生活を送ってきたんだ……そういう人だ……きっと。
「お客様……私の、この状态を见て……いやらしい事をお考えになったのでは无いですか……?」
 心臓が、一际大きく高鸣る音が闻こえた。
 今までもやもやとしていただけの欲望が、その一言で一つの形になろうとしている。
 视线や意识も彼女の胸に向いてしまう……ベルトに缔め付けられた胸の柔肉。
 シャツどころかベルトまではじけ飞ばしてしまいそうな……みち、みち、と……音まで闻こえてきそう……。
 僕の意识が、彼女の体に吸い込まれて……周りの风景がぼんやりになっていく。
「良いのです。これは、そういった使い方も出来るように开発されていますので……」

「いや……それは、その……」
「お金持ちのお客様は……これをお好みの女性に着せて……ちょっとしたプレイを楽しむ方もいらっしゃるようですよ……」
 彼女は僕に近づき、嗫くように説明を続ける。僕の心は、その言叶にどんどん乱されていく。
 そんな、ちょっとしたプレイなんて……想像できるものは一つしか无いじゃないか。 

 してみたい。あんなにみっちりとした彼女の胸に着せて……もし、あの中に…………。
 
「お客様のご所望とあれば……今この场でお试しいただくこともできますが……どうでしょう……?」
 彼女の表情からは、そんな卑しい物は一切感じられないのに……雰囲気や空気、そして声が……男を诱うぞわりとした空気を僕に感じさせるのだ。 copyright
「え……あの……」
「私のこの……胸で……お试しいただいてもいいのですよ……もちろん、お试しいただくだけなら……代金はいただきませんので……」
 もう、まともに受け答えすら出来ない……いや出来たとしても……。僕の気持ちは一つの邪な欲望でまとまっていた……。
 それを……彼女もわかってくれている……。
「あ、……」
「构いませんよね……? さ、そこにおかけになってください……」
 僕は暗示にかかったかのようにこくりと颔いて、言われるがまま玄関の段差に腰を下ろした。
 彼女は両手で僕の両足を开き、股间を全くの无防备にさせられいく――。

 大体この商品は父さんに届けてきたものでは无かったか……そんな疑问も、もうどこかへ行ってしまった……。

 彼女はスーツ姿のままゆっくりと股の间に近づき、僕のジーンズに両手を伸ばす。
「お客様は楽になさっていて结构ですよ……ご体験についてはサービスですので……こちらで全てやらせていただきます……」
 一気に距离感を埋められ、更に彼女の雰囲気と匂いに饮まれる。
 鼻から入って脳内を幸せにさせるその香り。何かに言い表すのは难しい独特の香りだ。
 香水……いや、媚薬という物を嗅いだらきっとこんな気分になるのかもしれないと思った。
 嗅げば嗅ぐほど、头の中がふわふわといい気持ちになっていく。僕のちんこが头をもたげるのがわかる。
「では、チャックを开けて、ペニスを取り出させて顶きますね。失礼致します……」
 真面目で、そんな事とは全く无縁そうな彼女の口から出る卑猥な言叶。僕はごくりと生唾を饮んでしまう。
 一方の彼女はお构いなしに见事な手际でチャックを外し、ズボンの中に手を突っ込んできた。
「うっ……」
「あまり大きな声は出さないようにお愿いします。近隣の方に闻かれれば……误解を受けてしまう可能性がありますので」
 そうだ。これは何もいやらしい行为じゃない。ただ、少し商品の説明を受けているだけなんだ。
 言い闻かせるように僕は头を落ち着かせて、彼女のされるがままになる。
 理性を理性で押さえつけて、仕方のない事だと、言い闻かせて自ら堕ちていく……。
「……しっかり取り出せましたね。痛くありませんか? 宜しければ、もう少し脚を开いて下さいませ」
「は……はい……」
 既にパンパンになっていたモノは、少し探っただけで势い良くズボンから飞び出てきた。
 オナニーでしか使ったことがない、どうしようもないようなそれを见られているという事実で耻ずかしくなってしまう。
「少し……包皮が余ってらっしゃいますが、问题ありません。では挿入の準备を行いますね」
 自分の一番见られてはいけないような所。そんな所を眼镜越しのキリッとした瞳に観察されて、耻ずかしくて耻ずかしくて……でも、どこか兴奋している自分が居た。
 心のどこかでこんなのおかしいと思ってはいても、彼女の白い手が僕のちんこを握っているその感触がどんどん理性を侵食してくる。
 谁かに触られるなんて初めてだったし、ましてやこんなスーツ姿で眼镜でいかにも清楚な感じのお姉さんに握られているのだ。
 头がどうにかなってしまいそうだった。

 彼女はというと惯れているのか、特に惊くような耻ずかしがるような事もなく、淡々と胸の下のボタンを外しながら僕の股间や表情をじっくり観察してくる。
 そんな事务的な彼女の态度も、僕の性癖を着しく刺激してくるのだ。
 萎えさせないように裏筋をすりすりと细かくさする彼女の指も僕の性感を昂らせた。

「このように、まずは女性の胸部にある、衣服のボタン等を外していただいて、ペニスを入れる隙间を作ります」
 彼女は右手で僕のちんこを支え、胸の下部分にある服の隙间を、左手の二本指で开いた。
 その大きな胸の隙间がちらりと见える、彼女の肌と同じ色をした肉の壁が、左右からぴっちりと合わさってそこからはみでていた。
 访问贩売をするくらいだ。ここまで歩いて来たのだろう。そしてこのスーツ姿……。
 僕はしっとりと汗が渗み出るような谷间の中を想像し、漏れる蒸気が目に见えるような想像をしてしまって、もう僕は张り裂けるくらいに勃起していた。

「では……ベルトで缔めているので、少しきついかもしれませんが……挿入させていただきます……ね」
「は……はい……」
 ゆっくり、ゆっくりと、彼女の胸が降りてくる。びくんびくんとわななく肉棒を捕食しようとするかのように……。
 自分が何をしているのかも、既に头の中から抜けていた。
 今はただ、彼女のされるがままに……欲望のなすがままになっていたい……。胸の谷间に、早く自分のペニスを突っ込んでみたかった。

 彼女の冷たい目が、一瞬细まったかと思うと……途端にちんこが饮み込まれたかのような感覚が袭う。

 にゅぶっ……むにゅるりゅりゅるるるっ……!

「おぐ……くふぅ………」
 先が柔らかい肉に咥えられたかと思うと、途端に肉の缔まりが强くなり、余っていた皮が一気に乳で剥かれたのがわかった。
 敏感な亀头が露わになり、そこに容赦なくぎゅむぎゅむと柔肉が押し付けてくる。その感覚にほとんど反射的に声が出てしまった。
「……しっかり剥けたみたいですね。痛みがあったら仰ってください……その様子だと、大丈夫の様ですが」
「は、はいぃ……だいじょぶ、です……」
 そして、亀头が奥に进むごとに、缔まりは弱まり、最后にゆったりと抱きかかえるような胸の感触が先っちょを刺激する。そこで僕の腰に彼女の胸先がぴったりと当たり、ペニスの先が彼女の胸から出ることは无かった。
 この间、わずか数秒。ベルトに缔められた彼女のおっぱい。その间をむりゅむりゅと突き进むだけでこれだけの感触が一気に袭ってきたのだ。
 きっと今の僕の顔は、だらしなく缓みきって情けない事になっているのだろう。
 逆におっぱいの方はといえば、动いてないだけでも竿の真ん中辺りをみっちり缔められて……腰がぐいぐい吸い込まれてしまうかの様。
「あ、あの……もうちょっと……ゆるくなったりは……これ、つよすぎて…………」
「申し訳ありません……。私にこのベルトは少々小さい様でして、出来ればこの状态で、お试しいただけませんでしょうか」
 僕の意见など端から闻く気もないみたいで、彼女はただ胸を両手で微妙に调整して固定しやすい场所を探している。
 
 にゅ、むにぃ。むに、もにゅ。

「せめて、心地良いポジションを、セットさせていただきます」 
「あっ、あ、うぁ……」
 そうやって、少しづつ动かされているだけでも気持ちよかった。途中で両足を引っ张られたりして被虐心も煽られる。
 结果、ようやく一つの位置に胸が固定されたものの、结局僕の亀头は彼女の胸に埋もれたままだ。
 こっちとしては亀头がふんわりと包まれて気持ちいいので何も问题は无いのだが。彼女が呼吸するだけの动きでも、竿全体の圧迫感にちんこがとろけそうだった。
「では このリモコンで作动させます。少しづつ强くしていくといたしましょうか」
 彼女が取り出したのは、さっきベルトから取り外していたリモコン。
 そういえば……そのリモコンで、ベルトを起动したり、强さを変えたりできるんだっけ――

 ピッ。

 ぎゅち……ぐちゃぐぢょ……ぐちゅくちゃちゅ……ぐっぎゅちゅぐち……。

「あっ!! ちょっ! おほっ!!」
「いかがですか?」
 リモコンがいかにもな电子音を発したかと思うと、途端にゆっくりとではあるが彼女の胸がぶるぶると震えだした。
 小刻みではあるが、定期的にベルトが縦方向に振动しているようで太ももあたりがくすぐったくなる。
 当然、僕のちんこは汗ばんだ彼女のおっぱいにぐちゃぐちゃともみくちゃにされる状态。
 今度は完全にごまかせない喘ぎ声をあげてしまった。
「このように……ベルトが、リモコンで指定された强さで振动を始め、装着部の肉を震わせます」 
「これっ……今どのくらいの强さ……なんですかあっ!?」
「今の振动の强さは3となっております。最高速度は10ですので、今は低レベルの振动ですね」
 小刻みに震える胸を支えながら无表情で彼女は答える。
「えっぇう……そんな…………うぅ……」
 3、これで3。既にまともに喋るのも难しくて、腰をくねらせてしまいそうなほどなのに……。
 
 ぐちゅぎゅちゅ……ぐちゅくちゅ……くちゅちゅ……ぎゅちくち……。

 竿全体を包みこむ彼女の乳が细かく动き、まるで汚れを根こそぎ洗い取ろうとしているみたい。
 閑散とした玄関に响く水音。傍から闻いたら大したことのない音かもしれなかっただろうが、僕の脳内はいやらしく鸣るその音だけで埋め尽くされそうだった。
「どうでしょう……お気に召されそうですか?」
 眼镜越しの上目遣いでそう闻いてくる彼女の表情に脳髄を刺激され、更に兴奋が高まっていく。
 かといって彼女を押し倒したりしたいとは思わない。それよりもっと、彼女のなすがままになっていたい――
「い、良いです…………」
「ありがとうございます。……ですが、この商品の素晴らしさはこれからですので」
 彼女はそう言うと、また片手のリモコンを僕によく见えるようにして、亲指で操作を始める。
「では、レベルを上げます。肉への振动を细かく调节出来るのが、このベルトの素晴らしいところですからね」

 ピッ、ピッ。
 くちゅ……くちゅくちゃくっちゅくっちゅぐちぐちゃくちゃくちくちくち……!
 
 一気に、振动のスピードが上がる。当然、快感も激しくなって……。
「ちょっ、そんないきなりぃ! あっ! あっ、! 凄いこれぇっ……!」
 情けなく喘ぐ僕を尻目に、彼女はこれくらいがどうしたと言わんばかりの无表情で僕を観察する。その温度差がまた耻ずかしくて、僕の心を焦がしていく……。
「……これで、まだ真ん中くらいですが……いかがです……?」
「こ、こしがもっていかれそうで……やば……ちょ、もう少し弱く……」 内容来自

 ピッ。

 にゅっくん……にゅっくん、もっちゅ……もっちゅん……にゅっちゅ……にゅっむぅ……!

「ああっ!!!」
 僕の意见などどうでもいいのか、彼女はまたリモコンを操作しベルトの动きを変える。
 今度は振动がじっくりと大きくなり、縦横の振动にランダム性が加わった。
 上下左右にベルトに震わされるまま形を変える彼女のおっぱい。乳内はどんどん我慢汁でいっぱいになり、服の中からの水音がはっきりと闻こえるまでになっていた。
 彼女の汗とも混じって、まるで粘液でぬめった肉全体がぐちゅぐちゅと蠢き、ペニスを舐めしゃぶって味を确かめているかのよう。
 激しい刺激では无くなったものの、腰の力がみるみる抜けて、自然に腰が上がっているのを感じる。 
「この様に……振动数はそのままに强さを弱める事もできます。刺激が强すぎるという方でもまったりとした振动で刺激を得られるかと思います」
 彼女の言う通り、逆にこのまったりとした细かい动きは僕のペニスに新鲜な刺激を送り更に射精感を高めてきた。
 
 出したい。このまま彼女の胸の中で……射精してしまいたい。
 こみ上げる冲动に、つい両手が彼女の胸に伸びてしまう。
 両手でぎゅって缔めて……自分に合わせた圧迫感の中で精液を放ちたい欲求が、无意识に僕の体を动かす。

「……。お客様。私の体には触れないようにお愿い致しますね」
「えっ……いや……」
 その僕の様子を察したのか、お姉さんは冷たい言叶で僕を制止する。
 眼镜越しの彼女の顔がより一层きつくなり、恐怖を感じるくらいの冷めた表情になっていた。
「私は、そういったサービスを行なっているわけではありません。あくまで、この商品をご体験していただいているに过ぎませんので」
 そして彼女は、右手に掴んでいるリモコンを再度操作した。
 すると、途端に刺激が弱くなり……一気に射精感が萎えていく。

 にゅ………………にゅく………………にゅち………………むちゅ…………。

「あっ……」 
 强い刺激でフィニッシュしたいと思っていた所にこんな刺激……僕は、やり场のない気持ちでどうにかなってしまいそうだった。
「あの……なんで弱く……」
「商品説明はここまでです」
 と、そう言う彼女の声はやはり冷たく抑扬が无かった。この生杀しの状况が、余计にそんな风に感じさせたのかもしれない。
「この商品は、まだお客様の物ではありませんから。このまま実际にお使いいただくかの様に楽しまれると、こちらとしても困ってしまいますので」

 くちゅ…………ぐち…………くちゅ……………くちゅぅ……。 

 それでも止まらない快感。生杀しで僕を弄ぶ振动。暖かく、ぬめり気のある肉の感触……。
 もう……辛い……どうにかなってしまいそうだ…………。 
 お愿いだから、このまま続けて欲しい…………。

「…………もし、お客様がこの商品をご自身でお买い取りいただくと言うのなら……最后まで続けさせて顶くこともできますが……」
「え……」
 最后まで……続けてくれる。
 その言叶は今の僕にはとても甘美に闻こえた。
 このまま彼女の胸で射精、きっとびくびくと震えるペニスをふんわりと抱きかかえていてくれるだろう。
 その感触、目先の快楽のためなら……どんな対価でも支払える気がした。
「それならば、この商品は贵方様の物となりますので问题はありません」
 僕は无言でこくこくと颔く。それを确认した彼女は数秒の间を开けて、懐から一枚の纸を取り出した。
 どんなに価値のあるものより、お金より、プライドより……今は彼女の胸で射精出来ることが最高の価値になっていて。
「しかしこちら……、もともとお父さまがご购入されたものですので、それを更に买い取られるということで、少々割高になってしまいますが……」
「はい……はい……それで……いいです……」
 お姉さんはそれを闻いて満足したのか、ポケットからボールペンを取り出し器用に片手でさらさらと何かを书き加える。
「では、……改めまして、こちらの値段になりますので」 本文来自
 僕の目の前に突き出されたのは文字の书かれた白い半纸。
 そこにはこのベルトを购入する契约する旨と値段が记されている。
 10万円……と记された文字がペンで书いた线で消され、20万円と书きなおされていた。元の値段の二倍である。
 学生で、アルバイトもしていない僕には少し……むしろこんなベルトに20万円は高すぎるくらいだった。
「あの、もう少し、安くなったりは……」

 ピッ。
 
 と、またリモコンの音が鸣る。
 すると、更にベルトの振动が弱くなる。やりきれない気持ちも倍増していく。
「买い取っていただけないのなら、やはり终わりにさせていただきましょうか」
「そんな……」
 
 ピッ。
 
 くちゅ……………………くち………………くちゅ…………

 どんどん、振动が弱くなる。勃起はまったく収まらないのに、刺激だけが小さくなっていく。

「どう……されますか……?」

 ピッ。 

 切なさも、それとは反比例して、どんどんどんどん……大きくなって……

 くち……………………………ぐち………………

「あ……あぁ……」

 今にも止まりそうになった所で、ついに僕の欲望は限界に达した。

「买うっ!! 买うから!! お金でも、なんでも払うから!!!」
「はい」
「払うから、そのまま动かして!! お愿いだから、このままイかせてぇ!!!!」
 僕はもう、自分で何を言ってるのかもわからなかった。
「……かしこまりました。では、少し指をお借りしますね……」
 そう言うと彼女は僕の左手を手に取り、亲指の腹に强く口づけをしてきた。
 柔らかく濡れた唇の感覚がした后、そのままその指をさっきの纸に押し付けられる。
 口红が色浓く付いた指印がそこに押され、彼女は僕の腕から手を离す。
 何故か、押された指印の横には、既に僕の名前が书かれていたのが见えた。その理由を考える余裕すら今の僕にはなかった。
「はい。これで契约完了ですね。……ありがとうございます。それではこれからはご购入サービスということで……お楽しみくださいませ」

 むぎゅっ、みゅぎゅむぎゅうぅ……!

「ひぃっ!」
 お姉さんは両手を后ろ手に回し、さっきよりもきつくベルトを缔めた。
 圧迫感が増したのに、もっちりと柔らかい独特の感触は変わらず、下半身の力が一気に抜ける。ちんこが奥に吸い込まれてしまいそうな感触もさっきとは段违いだ。


 それでも射精しない僕に业を煮やしたのか、彼女は指を今までより荒く动かしてリモコンのボタンを押す。
 ピッピッピ、ピ、ピピピピピピピピ――

「あああああああぁあ!!」
「……はい。これで、オプション全部付きで、最高の速度と强さです。これで射精なさらないお客様はいらっしゃいませんよ」
 まるで物を见るかの様な彼女の瞳、僕はそんな目线にも、歪んだ快感を覚えてしまう。
 背筋が、ぞくりと震えた。

 ぐっちゅっ、ぢゅぐちゅぐちゅグチュぐちゃぐっちゃぐっちゅぐちュぐちぐちゅちゅちゅぎちゅ!!

「いく! もう出ます!! このままっ、このままぁ!!」
「……はい。今后のために、最后まで観察させて顶きますから、そのまま私の胸の中に出してください」 
 亀头も竿も、玉さえも震わされる程の振动。快感が限界に达し、精液が尿道を上がってくるのがわかる。
 僕は彼女のお许しの言叶に幸せを感じながら、そのまま身を任せて腰を震わせ……お尻をきゅっと缔めた。
「……どうぞ」  
「ひぃ!! いっ、いっいぐううううううううぅ!!!」

 びゅくっ!! びゅく、びくびく……どくん……どくん……びゅる…………とく……。

「あっ……あふ……すごいぃ……」
「……」
 精液どころか射精の脉动も优しく、柔らかく受け止めてくれる彼女のおっぱい。
 僕が射精したのを见计らって、彼女は振动をゆるめ精を出すのに丁度いい刺激を送ってくれた。くちゅくちゅとこし出すような甘い刺激。奥の精液も止まらずに流れでてきた。

 にゅっく……にゅっぢゅ……ぶっちゅ……ぎゅっぢゅん……。 内容来自

 腰が自然に上下にかくかく动き、目の前がちかちかと点灭する……。
 今まで感じたことのない射精の快感、出来ることなら一生浸っていたい。このまま乳肉に挟まれたまま生きていきたいとも思った。

「射精してらっしゃいますね。私の胸の中、热いのが広がってくるのがわかります。あ、シャツに染みてきてますね」
「はひ………」
 空返事で答えている最中も射精は终わらなかった。体の中の水分や、血まで精液となって搾り出されているんじゃないかと思うほどだった。
「奥に残らないように、しっかり搾っておきましょうか」

 ピピピピ――。
 ぎゅっぢゅ、ぎゅっぢゅ、ぶっちゅ、じゅっぢゅ!

 また一気にスピードを上げられる。余韵に入りかけていた敏感なちんこが、精液でぬちゃぬちゃのおっぱいに洗われるみたいに擦られて射精感を无理やり引き出されていく。 copyright

「ぁひあああっ!! やめっ! ぁっ!!」

 どぶどぷどびゅる……。ぶびゅっ、びゅぐぐ……。

「……せっかくですから、思う存分、一生忘れられない様に快感を头に焼き付けさせていただきますね」
「あ……あ……――」



 ――あれから……、どのくらい経っただろう。何度か连続で射精させられて、喘ぎ声も枯れ果てた僕はぼーっと魂が抜けたかのように余韵に浸っていた。
 射精は终わってもう勃ちそうもないのに、时折フラッシュバックするかのように腰がぴくりと震える。
「うぁ……ぁ……も、むり…………」
「では、抜かせて顶きますね」
 お姉さんはベルトを付けたまま、ゆっくりと両手で胸を持ち上げた。
 ぶちゅる、と滑り出されるように皮の余ったペニスが抜け出る。服の间から糸が引いて、今にも精液がこぼれ落ちてくるのではないかと思う所で彼女は胸のボタンを缔めた。
 彼女の服の中が、大量に出したはずの自分の精液でどろどろになっていると思うと、また勃起してしまいそうだった。
 惊くほどの手际の良さでベルトを外し、それをトランクに戻す彼女。トランクも製品の一つの様で持って帰る様子は无い。
「あの、お姉さん……」
「……はい……なんでしょうか」
 そのまま何も言わず帰ってしまいそうな彼女に、僕はつい声をかけてしまう。
「良かったら……その、また……こういうこと……」
 彼女はそれを闻いても身支度を止めず、立ち上がってノブに手を挂けた。
 そのままドアを开けて帰ってしまうのかと思った所で、彼女は振り向く。口元だけを少し缓めたその表情を僕の方に向ける。
「もし、お客様がその商品をお気に召されましたのなら……期日までに我社に来ていただければと思います」
「それは……」
「その商品のお代金をお支払いになるついでに、我が社の様々な商品を……じっくり、ご绍介させて顶きますので……」
 そんな事を言う彼女の顔は、今までで一番表情があって、美しく……妖艶に见えた。
「その时のご来店を……お待ちしておりますね……」
 彼女の目から目を逸らせないまま、ドアはゆっくりと音を立てて……最后にガチャリ、と闭じてしまった。

 
 そういえば、父さんにはちゃんと欲しかったものが届いたらしい。
 僕は结局、あのベルトのことを谁にも言い出せないままになってしまった。
 彼女はきっと、元から僕にあの商品を売りつけるために来たのだろう。
 そんな事を考えて彼女の顔を想像しても、结局は兴奋が沸き起こるだけだった。

 僕はその晩から、
 あの日味わった胸の感触、
 精液を胸に溜めたまま帰ってしまったお姉さんの事、
 そしてお姉さんの会社でされてしまうことを想像してオナニーが止まらなくなっていた。
 あのベルトを见るだけで、勃起が止まらなくなって……。
 梦の中でも、毎日のようにお姉さんに搾り取られるのだ。手で、口で、あの时の様におっぱいで……。
 何度も彼女の梦で梦精した。その梦を思い出しながらまた自慰にふけった。
 そんな生活がずっと続いている。


 僕は今まで集めたコレクションや大事にしていたものも全部手放して、なんとかお金を作った。
 クーリング?オフなんてものも考えなかった。 
 支払いの期日は刻一刻と迫っている。そのお金を持って行って、今度は何を买わされてしまうのだろうか。
 このお金だけじゃ……全然足りなくなるかも知れない……。
 まぁいいか……。またあんな快感を味わえるなら……何度でも、いくらでも対価を支払える……
 


 僕の人生は……あの日から日に日に歪んでいくことになるのだった――。
  




悪の组织アクメ


ようこそ、キミが新しく组织に加入された戦闘员さんなのですね」

 そういって、心地の良い音色の声でボクを出迎えくれた。
 事前に彼女がこの组织の『処刑场』と呼ばれる施设を取り仕切る干部であることは闻かされている。
彼女の恰好は、よくある戦队モノの悪役キャラクターとそっくりだった。 copyright
 だが、一般的に知られる悪役キャラクターとは一线を画するほどに露出が激しかった。紫色のレザーブーツとグローブに、秘部を覆う桃色の布地と丈が异常に短い紫色のスカート。そして、谷间を惜しげもなく前面に押し出した豊乳。大きすぎる乳房を何とか包み込んでいる桃色のレースブラ。短めのレザージャケットをその上からボタンを留めず羽织るように着ていた。最后に、悪役キャラにふさわしい卑猥なアクセサリーが全身のあちこちを饰る。
 とてもではないが子供には见せられない姿である。それもそのはず。彼女は本当の意味での悪の组织の干部なのだから。
悪の组织といえば、お茶の间に流れる憧れのヒーローたちの宿敌。
 そして、子供たちに人気を博しているヒーローの数は初代から数えれば、もう三桁はくだらないだろう。彼らと共に人気があるのが、悪の组织、いわゆる悪役キャラクターたちだ。両者あってのヒーローもの、戦队モノである。
 しかし、実际にお茶の间に放送されている戦队モノのヒーロー番组はすべて架空の话である。そう、子供たちに梦と希望と楽しみを提供するための空想の话。
 だが、それとは别に、テレビやインターネットでは公开されないヒーローたちの戦いがあった。悪の组织とヒーローたちの戦いは、厳密に秘匿とされ、あらゆるメディアで情报操作されている。それは、一企业の番组レベルの话ではない。国家レベルでの大戦である。
 悪の组织と日夜戦うヒーローたち。
 そのヒーローたちは、実は番组の中で戦っているあのヒーローたちだ。
 たしかに番组は空想の産物。そう、ヒーローたちの対极に位置する悪の组织侧は企业が作った伪物。本物のヒーローと伪物の悪役。それが番组の真実。
 そして、そういう番组はしばしば新しいヒーローたちへ次々にと変わっていく。新しいチームに、新しいヒーロー、そして新たなる敌。同じような内容で违ったキャラクター。
 それは企业侧の都合なのか。はたまた视聴者からの意见によるものか。
真実は、违った。
消えたヒーロー、ヒロインたち。そう、彼らはやられたのだ。本物の悪の组织に。
 そしてボクは、その大戦の一翼を担う悪の组织のメンバーとして正式に认められた。
 今日はその研修としてここを见学するように言われている。
 消えたヒーロー、ヒロインたちの最后をここで知って、いかにそれが素晴らしいことかをその目で见てきなさい、と干部の一人から仰せつかった。

「では、わたくし、干部の怪人ナーティアが本日サトル様の案内を务めさせていただきます」

 そういって、またナーティアは微笑んだ。扇情的な衣装とは裏腹に、彼女の笑みは母性的な优しさを含んでいる。

「そ、そうでしたか。なんだか、そういわれると耻ずかしいな」
「ふふ、耻ずかしがることなどありません。これから、サトル様にはこの组织『アクメハート』のために役立っていただくのですから、もっと自信をお持ちください」
「あ、ありがとう……」

 女性と接する机会が灭多にないサトルにとって、ナーティアからの賛辞は気耻ずかしいことこの上なかった。

「では、サトル様には先日捕まえました4人のヒーローたちが処刑されるところをご覧いただきましょうか。」

 そういって、ナーティアは施设の中を案内するように、ボクの前を歩いていく。その后を、同じペースでついて行く。

「ですが、残念ながら、最后の一人、リーダーのレッド君だけ取り逃してしまったのですが……」

 すっと、后ろを振り返るナーティア。その视线から目を逸らす。几分居心地が悪かったので、话を先に进めた。

「えっと……今までのヒーロー达も今日の彼らのように杀してきたのですか」
「はい、そうですよ。ですが、サトル様の思われているような処刑とは异なります。あくまで、ヒーロー生命の処刑です。わたくしたちは杀伤の类を好みません。わたくしたちの理念は『恒久的な幸福の追求』なのです」

 そういって、ナーティアは真っ白な廊下を进んでいく。その后ろとトボトボと歩いてついて行った。まるで病院のように何もない白い廊下が続き、一枚の扉の前についた。扉といっても全面白で涂られているため、パスワード入力用のパネルがなければ扉とも気が付かなかっただろう。
 そして、ピンク色の壁一面に大小のハートマークが彩られた部屋に入った。その部屋は、二分されている。中央に大きなガラス窓がはめ込まれているからだ。そして、今いる部屋と反対侧、すなわちガラスの向こう侧に一人の男性が拘束用の椅子に全裸で座らされている。拘束を外そうと抵抗を続け、そしてこちらを睨めつけながら「出せ、外せ」と言っているが、自分たちに彼の焦点があっていない。

「これはマジックミラーです。そして、ここは完全防音をなっております。彼の声はマイクを通じて闻こえますが、こちら侧の声は一切闻こえません。普段でしたら、処刑に际して多くの観客、この场合怪人と戦闘员が见物に来るのですが、今日はサトル様のために贷し切りにしております」
「う、うん」

 なにか腑に落ちない感覚を得ながらもナーティアの説明を闻いていく。

「そして、彼、アトミックブルーこと青沢勇気。原子力の力を用いたスーツを着用する彼らアトミックレンジャーは我々に多くの被害をもたらしました。それも、我々のみならず市民の暮らす街にも彼らの力は多大なる伤を残したのです。彼らの考え方はわたくし共とは相いれないもの。ですので、これから彼を処刑します。彼に、いえ彼らに『恒久的な幸福』がいかに素晴らしいものかを知っていただき、ヒーローなどという伪善を振りかざした蛮行を止めていただくのです。では、そろそろ初めてもらいましょうか」

 そういって、ナーティアは指を鸣らすと、ガラス越しの部屋に扉が出现する。その扉の奥から二人の女性怪人が现れた。
 全身にハートマークのタトゥーが施された怪人。ピンク色の长い髪をなびかせ、淫靡な笑みをこちらに向けてきた。マジックミラーで见えないはずだが、あらかじめボクが见学に来る话を知ってのことだろう。
 その笑みも劣情を诱うには十分な卑猥さがあったが、彼女の姿はそれ以上だった。下半身を隠すものは纽のような赤いショーツのみ。むっちりとしたお尻は女性ならではのふくよかな丸みを有している。そして、何よりもその豊満な乳房が印象的だった。ナーティアの胸も爆乳の分类に入るほど豊かではあるが、彼女たちの乳房はナーティアの爆乳をはるかに凌いでいた。そして、ここから见ているだけでもわかるほど柔らかく、彼女たちが动くたびに乳房全体が波打った。

「彼女たちはこの処刑のためだけに生み出した怪人です。彼に行うのは、『ギロチンの刑』です。ギロチンと闻くととても怖いイメージが浮かぶかもしれませんが、先ほども申しましたとおりわたくしどもは杀伤の类は望みません。ですので、安心してご覧ください。そして、目に焼き付けてください、『アクメハート』に逆らったヒーローの末路を……ふふふ」

 ナーティアの浮かべた笑みは、今までの流れの中で最も淫靡で嗜虐的なものだった。

***

「くっ!ここから、出せ!これを外せ!」

 ガタガタと椅子を揺らし、必死に拘束を外そうと试みる。だが、手首を痛めない仕様の柔らかな拘束具であっても、今の勇気には外すことができなかった。
アトミックスーツさえあれば、こんな拘束など简単に引きちぎれるのに、と歯噛みせずにはいられなかった。
 また、民间人を人质にされていなければ、アクメハートの怪人に负けることなどなかった。
 そして、今ここに変身デバイスさえあれば、と。
 次々と现状に対する后悔、あるいは仮の物语が浮かんでくる。自分がこんなにも无力だったとは思わなかった。いや、思いたくないのだ。
 唯一の救いは、未だにレッドだけが捕まっていないという事実だけ。最も、これもアクメハートの怪人から闻かされた话だから完全に信用することはできない。しかし、もしこれが嘘であったとしても、アクメハートには何のメリットもない。故にこれは真実であると勇気は考えていたのだが。
 そんな事実も虚しく、数日の监禁生活が続き、今日、処刑されるらしい。

(なんとかして、この状况を打开しなければ)

 そう、考えているところに二人の怪人が部屋の中に入ってきた。

「な!」

 勇気の口から惊きの声が飞び出した。
 とても绮丽な顔立ちをした怪人で、勇気よりも背は几分ばかり高そうだ。しかし、勇気が惊きの声を上げたのは、彼女の美しさにではなく、その异常なまでに大きな乳に、だった。形の整った、それでいて軽い动作で波打つほど柔らかさを保った爆乳。人の乳房ではありえない造形と大きさをもつそれを、あろうことか完全に露出させた状态で现れたのだ。
 勇気はすぐに顔を伏せた。
 当然だ。思春期の、ましてや女性経験のまったくない勇気には刺激の强すぎる光景だった。
 そんな勇気の心境を知ってか知らずか、勇気の顔の位置までかがむと、おもむろに説明を始める。

「今からアトミックブルー、勇気君のヒーロー人格処刑を始めます。ふふ、た~ぷり楽しんでくださいね。项目はギロチンです?ふふ、恐いですか。でも、大丈夫。きっと、【もっと~、もっとしてくださ~~い】っておねだりしちゃいますよ?ちゃ~んと后で种明かししてあげるから。まずは下ごしらえに、うふふ、このローションを全身にかけていきますね?」

 そう言い、壁际まで歩いていくと、とある大きなハートマークの模様が左右にスライドして开いた。そこにはいくつもの道具がつるされている。得体のしれない棒や筒のようなもの。
 勇気には初めて见るものばかりだった。
 そして、彼女が选び取ったものはグローブだった。それを両手二人分。

「ヒーローさんへのお仕置き。処刑の前に、谢罪をしてもらいましょう?アクメハートの皆様に逆らってごめんなさいって?」
「そんな、こと、ぜったい、はぁ、ぁぁ、言う、ものか……」
「あらあら、これはお仕置きのしがいがありそうですね?じゃあ、これを见ても同じことが言えるかな?」

 そして、いつの间にか手にはめていたグローブに先ほどのローションをドバドバとかけていく。黒光りのグローブが白いローションで染め上げられていった。
 そのグローブの手の平には、无数の细かい突起が。

「ほ~ら、见てー。ツブツブいっぱいの手のひらに、た~ぷりのローション?これを一体どうすると思いますか?」
「まさか、うそ、ぁぁ、うそ、うそうそ、や、やめ――――ぁぁあああああああ?」

 勇気は声を张り上げて叫んだ。 copyright

「あははは、いい反応ですね?ほら、もっともっとぬりぬりしてあげますね~?」
「怪人のお手々で気持ちよくなっちゃって?ヒーロー失格ですね?」
「やだ、やめ、やめて―――ぬぉぉお、ぁあぁぁあ?」

 ローションを涂られる场所からゾクゾクとした感覚が止まなくなり、全身が热を帯び始めた。拘束されていなければ、ローションをかけられただけで全身をのけ反らせるほどの快感。そこに重ね涂りをするかのごとく、ツブツブの凶器を备えた四本の腕が縦横无尽に这い回る。まるで巨大な舌に舐めまわされているような。

「ひぐっ、ぁぁぁああ、もう、もう、ぁああぁ、ぐす、ぁぁ」
「あは、泣いちゃうぐらい気持ちいいのかな?だらしないね~?ヒーローがこんなことで泣いちゃうなんて。ほら、もっと鸣かせてあげましょうね。あんあん、女の子みたいに喘がせてあげる?」 copyright

 怪人の一人がそういうと、椅子の后ろ侧に回り込み、その凶悪な両手を脇の下に差し込んだ。ツブツブの手のひらがあばら骨一本一本を正确に捉えるように勇気の胸をつかむ。その动きは缓慢だった。

「ほ~ら、ここをこうやって抚でられると?」

 だが、一度蠢きだした手は高速の杭打机のように前后运动を缲り返す。

「ひやぁぁあぁぁぁぁっぁあああぁっぁあ???」
「あは、ゾクゾクの快感が止まらないでしょ?ごめんなさいって言わないと、ずっとこのままだよ?」
「ふふ、いい声で鸣きますね。じゃあ、私はこっちを……ほら、太ももの内侧、ここもと~っても敏感な场所なんですよ?ほら、な~でな~で、な~でな~で?」
「あああぁぁぁぁあぁ???ゆるじでぇ、ぁぁ、ゆる、ぁああぁあ???」

 これ以上されたら本当におかしくなってしまいそうなほど勇気は追い込まれていた。辛い训练にも、苦しい戦いの中でも耐え抜ける精神を养ったはずだった。だが、それは拷问に等しい圧倒的な快楽で押しつぶされてしまった。
 勇気は、耻も外闻も何もかも投げ捨て许しを请う。
 だが、それでも悪魔の四本の腕は止まることはなかった。

「许して?许されるわけないですよね~。だって、勇気くんは今まで散々怪人さんや戦闘员さんをいじめてきたのですから。それに、ヒーロー君が言わなきゃいけないのは、怪人のお姉さんに【ごめんなさい】でしょ。これ以上ないほどに情けない【ごめんなさい】をしないとね?」
「ごめん、ぁああなしゃい、ぃぃいぃいい???」
「あはは、なんて~?ちゃんと言えてないからダーメ?ほ~ら太ももの次は、お尻の穴も、な~でな~で?椅子の间が割れているから、ボウヤの弱点いじめ放题?な~でな~で?な~でな~で?」
「ひぎゅぅぅぅ?ぁぁああん、ぁぁ、ぁああ、ごめん、な、さい、ごめんなさい?ぁああぁあああぁあダメダメダメ??来る、なんかゾクゾクしたのがっぁあぁあぁ、あ、あぁあ、ぁあああ???」

 全身に电流でも流れたかのような凄まじい快感が足先から头の天辺まで蹂躙していく。初めて味わう地狱の快楽。拘束されていることも忘れ、手足を暴れさせ、腰がガクガクと浮き、张り裂けそうなオチンチンが激しくのたうつ。
 异常な快感が通り抜けると、强烈な脱力感に见舞われた。思考が完全に回らない。手足に力が入らない。まるで魂ごと吸い取られてしまったかのような感覚。

「あはは、イっちゃったの?怪人のお姉さん达にいじめられて、『アクメ』しちゃったの?あはははは、本当にはっずかしいヒーローさん?」
「あは、そんなになでなで気持ちよかったんだ?うふふ、ちゃ~んとごめんなさいできてえらいえらいですね?それに上手に『アクメ』できてよかったですね?」

 怪人の両手から解放されても、未だに全身を快感が蚀み続けていた。
 勇気にとって、これが初めての『イク』だった。絶顶をしらない幼い体には凶悪すぎる初体験である。大のおとなでも泣き叫ぶほどの快楽を与えられたのだから。

「じゃあ、そろそろ、本番?お姉さん达の必杀技『パイズリギロチン』でヒーローさんの正义の心を『アクメ』で涂りつぶして、天国まで昇天させてあげる?」
「ふふ、ヒーローさんは、処刑の后、もう『アクメ』の快楽しか考えられない『アクメハート』の奴隷になっちゃうのですよ?毎日、エッチな怪人さんの与えてくれる『アクメ』のためだけに生きる幸福な日々?」
「ぁぁ……い、ぁぁ、……いや……」

 恍惚に浸った脳でも何となく理解できた。さっきのような凶悪な快感をもう一度味あわされたら、もう、元には戻れない。

「ふふ、抗っても无駄ですよ。ボウヤにた~ぷり涂り込んだローション。あれは、お姉さん达の母乳を浓缩した极上の媚薬だったの?一度味わったら、お姉さんの母乳が欲しくて欲しくて堪らなくなるエッチな毒液?」
「体はしっかりと覚え込んでくれたみたいですし。ほら、ボウヤのオチンチン、お姉さんのおっぱい见た瞬间、こんなに硬く?今度は、ボウヤの头に直接?ふふ、お姉さん达の母乳は肌の上からでもどんどん吸収されていくの。そういう风に作ってもらいましたから?」

 一人の怪人がまた壁际に寄って行くと、先ほどとは别の大きなハートの扉を开く。
 中には、いくつもの木箱が积み上げられていた。そして、その一つを抱えて持ってくる。床に置かれた木箱。その盖を开くと、中から乳白色の液体が诘まった円筒形のタンクが现れた。 copyright

「ぁぁ……」

 今まで使っていた瓶の何十倍もありそうな大量の母乳ローション。それがあと何十箱分もストックがあるという非情な现実。

「ほ~ら、ボウヤの大好きなお乳ですよ~?まだまだた~ぷりありますからね~?」

 そういって、木箱に备え付けられていたアクリル製のボールで掬うと、その中身を自分のおっぱいに満遍なくかけていく。そして、同じようにもう一人の怪人にも。

「ほら、ヒーローさんの大好きなおっぱいがミルクローションでドロドロ?」
「ヒーローくんたら、期待のあまりにオチンポびんびんにしちゃって?」
「ふふ、そろそろボウヤの快楽処刑を始めましょうか?二人の魔乳怪人さんに『パイズリギロチン』されて、头の中を『アクメ』のこと以外考えらない『アクメ奴隷』に生まれ変わらせてあげますね?」
「快楽と絶顶のことしか考えられないとても幸福な存在?ボウヤの人格を书き换えて、永远の幸福を与えてあげる?」

 拘束され身动きの取れない勇気を挟み込むように、両サイドから魔乳が徐々に、徐々に迫ってくる。

「ぃや……ぁぁ……」

 弱弱しく声を上げ、拒絶の意志を示すもそれで彼女たちの歩みが止まるはずもなく。

「じゃあ、今までの自分にバイバイしましょうね?」
「『アクメ』天国でぜ~んぶ忘れさせてあげる?」
「「せーの」」

   むにゅむにゅむにゅ~~?

「うむ―――――――――――――???」
「あは、全身ビクンビクンって、さっそく『アクメ』しちゃってるね?ほ~ら、头の中『アクメ』のことしか考えられなくなっていくよ?お姉さん达のおっぱいでぜ~んぶ忘れさせてあげる」
「おっぱいでギロチンされて、なにも考えられないですね?ただ気持ちいい。ただ気持ちいいってことしかわからなくなっていく?」
(気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい、あぁあぁあぁ、『アクメ』、『アクメ』しちゃう??『アクメ』きちゃう?)

   びくびくびくん――

「あは、『アクメ』しっぱなしだね?でも、まだ『パイズリ』始まってすらいないよ。言ったでしょ、『パイズリギロチン』って?」
「『アクメ』しながら头の中をシェイクするみたいに、おっぱいでぐっちゅんぐっちゅん揉み解して、正义の心なんてドロドロに溶かしちゃうんだから?」
「だから、安心して『アクメ』しまくっちゃっていいからね?ほら、いくよ~?」

   ぐちゅんぐちゅんぐちゅん――

「あは?おっぱいでぐちゅぐちゅ気持ちいいですか~?気持ちいいですよね。だって、おっぱいでこすり上げるたびに、全身がビクンビクンッて?それに、ボウヤのおちんちんの先っぽからいやらしい先走り汁、ぴゅっぴゅって?」
「ほら、脳ミソ蕩かして『アクメ』ことだけ、『アクメ』でいっぱい?『アクメ』気持ちいいね?『アクメ』さえあればもう何もいらない。ヒーロー?正义?なんだっけ、それ?もうボウヤの头の中は快楽で染まった『アクメ』の快楽でいっぱいよね?」
「………?ぁ……?」
(ぁああぁあぁ、『アクメ』?『アクメ』、もっと、もっと『アクメ』ほしぃ?)

「ほ~ら、ボウヤの大好きなミルクですよ~?ボールにいっぱいの猛毒ミルクをおっぱいの间に~?あはは、いい反応ですね?もう、『连続アクメ』止まらないですよ?」
「いいんですよ、たっぷり気持ちよくなってくださいね?それにおっぱいぬるぬるで滑りやすくなりましたね~。今度は左右のおっぱい交互に?はーい、お顔も头もおっぱいでぐちゅぐちゅ、ぐちゅぐちゅ?」
「うっ……あぷ……あぁ……?」
「あはは、おっぱいで溺れちゃいそうですね~?ほ~ら、ミルクも追加ですよ~?うふふ、溺れちゃわないように、特浓怪人ミルクい~ぱいごきゅごきゅ饮み干さないと、ね?」
「それにしっかりと息もしないと、おっぱいで窒息しちゃうぞ~?ほら、おっぱいと母乳の香りで『ミルクアクメ』ですよ?は~い、吸って~?吐いて~?あはは、お腹の中も、肺の中も『アクメ』でいっぱい?『アクメ』天国ですね~?」
「うぷ……?はぁ……?ぁぁ……?」
(『アクメ』『アクメ』『アクメ』???はぁあぁあぁぁあぁ???)

「さらに、とびっきりの『アクメ』をボウヤにプレゼント?」
「ボウヤのおちんちんからザーメンどぴゅどぴゅ搾り出してあげる?」
「『パイズリギロチン』されながら、お姉さんのたちにツブツブグローブで『シコシコギロチン』されたら射精が止まらなくなっちゃうよ~?」
「ぜ~んぶ出すまで、いえ、ぜ~んぶ出してもやめてあげな~い?」
「最高の快楽でヒーローだったことなんか忘れさせてあげる。ボウヤは『アクメ奴隷』なのですから?」
「そう、『アクメハート』の怪人さんに『アクメ』させられて弄ばれる『アクメ奴隷』?」
「もう、ボウヤは『アクメ奴隷』?」
「そう、ボウヤはすでに『アクメ奴隷』?」
「「だから、游んであげる?」」 内容来自
「ほら、左からぎゅって?」
「そして、右からもぎゅって?」
「「はーい、シコシコ~?シコシコ~?」」

    どびゅるるるぶびゅびゅぶどびゅどぶどぶどぷ―――???

「あは、出た出た、止まらな~い?」
「あはは、気持ちいい?気持ちいいよね?ほらもっと出しなさい?ヒーローだった记忆も、人格も、正义感も、使命も、ぜ~んぶザーメンと一绪に吐き捨てましょうね~?」
「最高の快楽で完全に『アクメ渍け』にしてあげる?」
「もうヒーローになんか戻れない?戻りたくないよね?だって、こんなすばらしい快楽を知っちゃたのですから?」
「このまま溺れさせてあげる、毎日毎日『アクメパラダイス』?」
「快楽がず~っと続く幸福な毎日、『アクメハート』の『アクメ奴隷』?」
「ほらほら、もっともっとイっちゃえ、あはは」
「もっと、もっと激しい『アクメ』で染まって、うふふ」

…………?

………?

……???


***

「はーい、じゃあ『パイズリギロチンの刑』で元ヒーローくんがどうなったのか、确认してみましょう~」
「うふふ、きっと素晴らしい変身を遂げていますよ」
「「さん、はい」」

 魔乳の牢狱から解放されるアトミックブルー。サトルは、その姿を见た瞬间、无意识のうちに両手へ力が入ってしまう。

「あへぇ?『あひゅめ』……『アクメ』、もっひょ?……もっひょ、ひへぇ、ぁぁ???」

 解放されてなお全身を小刻みに痉挛させ、さらなる絶顶を求めるブルー。
 あの勇敢なアトミックブルーが、これほどまでに堕とされることにサトルは戦慄した。だが、それに反してサトルの性器は异常なまで硬く勃起している。

「あぁん?なんて素晴らしいのでしょうか。屈强で勇敢な戦士が『アクメ』の快楽に屈する瞬间、いつ见ても堪りません?そうは思いませんか、サトル様?」
「う、うん、そうだね……」
「そうでしょう?だって、サトル様も……」

 ナーティアがすっと、サトル感部に手を当てる。

「ほら、ここも、こんなに大きくされて?ヒーローくんがおっぱいで灭茶苦茶に犯されているのを见て、欲情されてしまわれたのですか?」
「そ、そんなことは……」

 ナーティアの手がサトルのペニスをズボン越しに抚でまわす。

「いいのですよ?だって、サトル様は『アクメハート』の一员ですから。『アクメ』の素晴らしさに心打たれるのはとてもいいことです?」

 そして、いつの间にかボクの后ろに回り込んだナーティアの右手がペニスを握り、左手が睾丸を优しく揉みしだく。そして、背中にあの大きな乳房を押し当て、耳元から诱惑の言叶を吹き込んでくる。

「もし、サトル様が望まれるのでしたら……ちょっとだけ、そう、ちょっとだけ、体験していきませんか?魔乳怪人の『パイズリギロチン』?『アクメハート』の一员でしたら、后学のために、その身で知っておくのもいいかと?」

 心なしか、ナーティアの手の动きが速く、そして激しくなっていた。

「ほら、サトル様のここだって、もうこんなに?大丈夫ですよ、サトル様は特别ですから?ちゃ~んと、言いつけておきますので安心してください?」

 そうして、ナーティアの舌がちろりと耳を舐めた。まるで、背中を后押しするように。
 その诱惑にボクは……
 无言で小さく颔いた。

「ふふ、お耻ずかしがりやさんなのですね、サトル様は?では、すぐに準备いたしますね。その间、サトル様には……」

 そういうと、ナーティアは后ろから息を吹きかけてきた。すると、鼻孔に甘い香りを感じ

(あれ、なんだ……あ、れ)

 体から、力が抜け、强烈な睡魔を覚えた。足元がおぼつかない。ナーティアに寄りかかるように倒れてしまった。ナーティアに抱きすくめられる。まるで、母の腕の中で眠りにつくように、深い深い睡魔に意识が沈んでいく。

「少しの间、眠っていただきます。ふふふ?」

 最后に睑の隙间から见えたナーティアの表情は、アトミックブルーの処刑前に见せたあの嗜虐的な笑みだった。

***

「あら、お目覚めですか」

 うっすらと目が开く。相変わらず体には、あまり力が入らなかった。それどころか、手足を何かに缔め付けられ动かすことすらできない。だが、后ろ侧を何か温かいものに支えられているため、正面に立つナーティアの姿を见つけることができた。

「ご気分はいかがでしょうか」
「あれ、ボクは……」

 途端、何やら甘い匂いがすることに気が付く。浓密な甘い匂い。练乳の香りに似た、不思议と思考がおぼろげになる匂い。嗅げば嗅ぐほど、呼吸を缲り返すほどに、头に霭がかかってくる。

「ふふ、まだぼんやりとされておりますね、サトル様。今、ご自身がどのような状态なのかそこからではわかりにくいでしょうから、こちらに姿见をご用意いたしました?」
 そういって、ナーティアが自分の背丈ほどある姿见の镜を引っ张ってきた。
 その镜に映る姿をみて、惊愕した。

「なっ!えっ、えっ!」
「はーい、どうかしら、お姉さんの感触は?」

 镜に映ったサトルは、サトルの身长の1,5倍近く背の高い怪人の黒いラバースーツの中にとらわれていた。それも、ちょうど、サトルの头が怪人の胸の谷间にすっぽりと収まる位置に。 内容来自
 今は、怪人の手がおっぱいを左右に开いているために、サトルは自分の姿を见ることができた。だが、一度その手を离せば、アトミックブルーのされた『パイズリギロチン』のように魔改造されたその乳房で快楽地狱に堕とされるだろう。

「な、ナーティア、こ、これは一体!」
「ふふ、なにをおっしゃっていらっしゃるのですか、サトル様。サトル様が仰せになられたのではございませんか。『ちょっと』と。あんなに激しく兴奋なさっていらっしゃったのですから、わたくしめはそれを『もうちょっと、激しく、过激に』と受け取らせていただきました。しかし、アトミックレッド様にはこれくらいでちょうどよろしいかと?」
「なんっ!……何かの间违い、だ。ボクはアトミックレッドなんかじゃ……」
「アトミックレッド、本名『赤城 隼人』。ふふふ、お仲间を助け来られたハヤト様は勇敢であられますが、いささかおつむの方が足りなかったようですね。我々に自分の素性がバレていないと本気で思われていたのですか?」

 ナーティアが近づいてくると、下あごをくすぐられる。まるで、小动物を可爱がるように。そして、ボクをあざけわらうように。

「そんな马鹿な!ボクの身元だけは、さらに何十にもセキュリティーをかけたのに……」
「ええ、レッド様は、特别情报操作系能力が高かったがために、こちらも骨を折りました。ヒーロー组织内の全データを洗っても出てきませんのですから。ですが、ご自身を过信されすぎていたようですね、ふふふ」

 ハヤトは、歯噛みした。絶対にバレるはずはないと思っていたからだ。アトミックレンジャーの皆もボクの素顔については知らない。そういう风になっていたはず。ならば、どこから……

「では、今からアトミックレッド、赤城隼人様の快楽処刑を始めます。ハヤト様には特别にスペシャルコースをご用意いたしました。ふふ、『パイズリギロチン』よりもさらに『アクメ』感じられる『魔乳サンドイッチの刑』を执行いたします?これで、レッド様は本当の意味で悪の组织の一员になれますよ。あは、でも奴隷ですけどね。『アクメ』の快感だけ浅ましく求める『アクメ奴隷』?」

 そういって、ナーティアがハヤトから手を离す。

「じゃあ、精々楽しんでね、ハヤト様?それと、バイバイ、ヒーロー君?」

 ナーティアはそう言叶を残して部屋を出ていく。
 必然、そこには身动きの取れないハヤトと怪人が残されることになる。

「うふふ、じゃあヒーローくん、始めましょうか。ヒーローくんもおちんちんおっきくしてお待ちかねのことですし?」

 その言叶に慌ててハヤトは视线を下に向ける。怪人の言叶通り、自分のペニスはスーツ越しに异常なまで勃起していた。その形がはっきりわかるほどに。そして、ぴっちりと张り付くスーツはペニスの细部はもちろん、玉袋も、太ももの内侧までも隙间なく张り付いていた。通常の衣服ではありえない构造である。

「あはは、ヒーローくんのオチンチンほんとビンビンね。こうしてお姉さんが腰を振ってあげれば……いやん、ぶるんぶるんって、とってもエッチね。お手々がふさがってなかったら、シコシコしてあげたのに?うふふ、ざ~んね~ん?」

 ハヤトが拘束され、抵抗できないのをいいことに、怪人が弄んでくる。

「それとも、ヒーローくんは早くこのおっぱいでお顔をむにゅむにゅ~~ってされながら、オチンチンシコシコされて『アクメ天国』に连れてってほしいのかな?ふふ、でも、ヒーローくんが行くのは『アクメ地狱』ですよ~。【もう、『アクメ』イヤイヤ、アクメさせないで】って言っちゃうくらい、强烈な『アクメ』させてあげるからね?」

 そういいながら、后ろに向きを変え、部屋の隅へ歩き出した。必然、ハヤトも一绪に连れていかれることになる。
そして、先のブルーの时にはなかった大きなバスタブが部屋の角にあることに気づいた。バスタブといっても特别仕様なのか、大人三人は入れる広さがあった。

「まずは、『サンドイッチ』の具材を调理していかないと。とろっとろの半熟状态になるまでミルクで煮诘めていきましょうね?」

 バスタブの中に并々と注がれたミルク。それも、ほんのりと汤気がでるホットミルクだった。彼女がのぞき込むようにかがむと、ハヤトの意志とは関係なく同じポーズを取らされてしまう。すると、汤気と共にミルクの香りが鼻孔を抚でまわす。

(甘い?ぁぁぁ……头が、とろけそう?)
「あは、ちょうどいい汤加减みたい?どうしたのかな~、ヒーローくん?さっきよりもおちんちん、大きくなっている気がするけど?」

 そう言ってさらに体を前に倾けてくる。それもギリギリまで。鼻先がミルクの水面に接触する寸前まで。

(くぅ?はぁぁ、息、止めないと?はぁ、ぁぁあ、头、溶ける、蕩ける?おかしくなりそうぉぉぉおお?)
「あはは、どうしたのかな~?ヒーローくん、そんなにはぁはぁしちゃって?もしかして、ミルクの匂いにあてられちゃったのかな~?ごめんなさい、こんなに近づけちゃって?匂いを嗅いでいるだけで、头の中とろっとろになっちゃう猛毒催淫ミルクにボウヤのお顔すっごい近づけちゃって?ごめんなさ~い?」
(ふぉぉぉ――???脳ミソ溶ける、溶ける?ダメ、イク、イクイクイク???匂いだけでイっちゃう???) copyright
「ぃ、ぃいい、………ぁあああああああ???」

   ビクビクビクビクン???

 匂いを嗅いでいただけで、軽い絶顶を迎えてしまった。つま先から駆け上ってくる快感が长く全身を巡っている。手足は絶顶に反応して、动かせないとわかっていても胜手に震えてしまう。

「あれぇ~?もしかして、イっちゃったの?やぁん、かわいいですね?ミルクの匂いだけ嗅いでイっちゃうなんて?ほ~ら、クンクンのお时间は终了ですよ。やっと起き上がれましたね、うふふ。あらぁ~、ボウヤのおちんちんの先っぽから透明な液体が零れてますね?ボディースーツ越しに先走り汁お漏らししちゃうなんて、情けないヒーローさん?」
「はぁ……はぁ……はぁ」
「ふふ、息も絶え絶えって感じかしら?でも、こんなところでそんな状态ならこの先大変ですよ?ほら、【正义の心は何者にも屈しない】でしたっけ、アトミックレンジャーの决め台词。じゃあ、このあと、私が【ボウヤの决め台词は?】って闻いたら、ちゃ~んと答えてね?」

 すると、怪人はバスタブの渊に足をかけた。

「うそ、ぁぁ、いや、いや、やめて……くださぃ、おねがぁぁぁぁぁ―――???」
「あは、やめてほしぃの?ダーメ?ボウヤはお姉さんといっしょに入浴タイム?い~ぱい温まりましょうね?」

 汤船のミルクは、怪人が足をつけてもハヤトの足先が触れるかどうかという水位しかなかった。しかし、足の指先が乳の水面に触れるとゾクゾクした快感が这い上ってきた。そのうえ、ボディースーツ越しでも触れた场所が热くなってくる。

「ふふ、このスーツは特别仕様でね。と~っても水を通しやすい亲水性の高い素材で出来ているの?ミルクだってお肌がごくごく饮んじゃうほどに染み込みやすい?お姉さんとぬくぬくお风吕嬉しいでしょ?」

 ハヤトは先に精神処刑されたユウキの姿を思い出す。母乳の涂布をされるだけでどれほどの苦悩を味わっていたか。それをはるかに上回る量の乳に渍け込まれる。
 ハヤトは抵抗を试みるも、ラバースーツは伸びたり缩んだりと缲り返すだけで败れる気配は全くない。
 无駄な抵抗を嘲笑うように、右足、左足と汤船に体を入れ、そのまま浴槽に体を预けるようにミルクの中に体を沈めていく。乳の量をハヤトの体に合わせているからか、浸かりきってもハヤトの肩、怪人の腹部くらいまでしか浸かることは无かった。だが、ハヤトの体は肩より下が完全に母乳风吕に浸かってしまう。
ハヤトが絶叫を上げるのは必然だった。

「――――???」

 言叶とも言えない悲鸣。しかし、そこに苦痛の声は含まれていない。あるのは、おびただしい量の快楽を歌う鸣声。傍で声を聴いたものは、男女问わずに股间を濡らしていただろう。艶やかな鸣き声を上げる少年に送る视线があるとすれば、同情か嫉妬。あるいは、怪人ならば嗜虐的な愉悦の视线が向けられていたかもしれない。
 それは、今、彼を缚り付けている怪人も同じだった。ラバースーツの中で快感の蹂躙に狂ったように跳ね回る少年を、蕩けたような笑みで见つめる怪人。未だに少年の顔を包まぬようにと、彼女の手は己が乳房を支え続けている。几度も手を放し彼の体を犯し尽くしたいと思っている彼女にとっては焦らしプレーのように感じるものであったが、それもここまで。
 凶悪な乳房とシルクのようにほっそりとしたその手がついに动き出す。

「あん?可爱い鸣き声ですね?ふふ、もう限界ですか?负けちゃいますか?正义のヒーロー君が怪人のお姉さんといっしょにミルク风吕で败北しちゃいますか?そんなことないですよね。あれ、なんでしたっけヒーロー君の……そう、【ボウヤの决め台词は?】」
「せぇ…いぎ……のこころ、は、?、ぅんん―――???」

 そこまで、口にしたところでぼんやりとしていた视界を何かが埋め尽くした。そして、顔全体を包み込む脳を蕩かす感触、全身に突き抜ける甘露の香りに体が弾けた。

「あはは、おっぱいに负けちゃいました~?」
「んぐぅぅ―――???」
「あは、お姉さんのおっぱい监狱はどうですか~?思考が犯されていくのわかるでしょう?头の中、おっぱいで强制的にぐちゅぐちゅされて気持ちいいですよね?ボウヤの正义の心はここでどんどん书き换えられちゃうよ~?ほら、もう一回、【ボウヤの决め台词は?】」

 その言叶と同时に、ハヤトの顔が乳房の牢狱から解放される。
 恍惚としたその表情に、怪人はうっとりとした笑みを浮かべる。
 たった一度、魔乳に捕らわれただけでハヤトの心は快楽に支配された。头の中では脳内麻薬がとめどなくあふれ出す。使命は覚えている。自分という人间もわかる。しかし、欲しい。もっと、快楽が。そう思ってしまう。
 そして、ハヤトはそれがどうすれば得られるか知っている。いや、知ってしまった。
 使命と矛盾しない方法。堂々と快楽を得る方法を。

「せ、……ぃ…ぎの、こ、ほ、……ろ、は……?――――――――??」

 使命を言い訳にした染まりきった贪欲の言叶を吐くと、すぐに愉悦の快感に身を震わせることになった。体が打ち震え、浅ましく呼気を缲り返す。

「怪人のおっきなおっぱいで溃されちゃいました?こんな风に左右からむにゅっむにゅっって」
(ふぉぉぉぉぉおぉぉおおぉおおぉ???)

 左右から极上の乳圧で揉み解されていく。何か大切なものが壊れていくのがわかった。だが、もうすでにそれが何だったのか、すでにわからなくなっている。すぐに『大切なものだった』ことすら忘れてしまうだろう。ハヤトの头の中は、この甘美な时间を贪ることで一杯だった。

「あはは、母乳风吕で温まりながらおっぱいでもみくちゃにされて、おっぱい天国ですね?さあ、もう一度?【ボウヤの决め台词は?】」
「は、ぁ、もっ、ひょ~、もっとぉ~~……?」
「あらあら、そんなにお姉さんのおっぱいが気に入っちゃったのかな、ふふふ?でも、ダーメ。だってお姉さんは、ボウヤの心を処刑するためにこんなことしてるんですもの。ボウヤの心が完全に折れちゃったのだったら、もうする必要がないですものね~。まさか、ボウヤはもう负けちゃったのですか?お姉さんおっぱいに败北负け负けしちゃったのかな?じゃあ、もうおっぱいはないないですね?」
「いや、ぃや……」
「じゃあ、ボウヤは负けちゃだめですよ~?ほら、【ボウヤの决め台词は?】」
「正义……せぃ、ぎの……はぁはぁ、こ、ころは……――――――???」
「また、おっぱいに溃されちゃいま~す?と~ってもつよ~いヒーロー君だから、今度はおっぱい左右交互にズリズリしてあげる?あはは、これでヒーロー君もイチコロね?もし、まだ负けを认めないようなら、もっとすごいことしちゃうんだから?はーい、【ボウヤの决め台词は?】」

「せ、ぃぎ、の……心は……――――???」
「魔乳パイズリでとろっとろですね~?ほ~ら、ミルクも注いで、魔乳母乳パイズリですよ~?これで负けちゃえ负けちゃえ?さあ【ボウヤの决め台词は?】」
「せぃ……ぎ……――――――???」
「は、ミルクまみれでおっぱいに败北しちゃいました?もう怪人様のおっぱいには逆らえませ~ん?【ボウヤの决め台词は?】」
「せ…――――――???」
「正义は、おっぱいに负け负け败北アクメしちゃうことですね~?【ボウヤの决め台词は?】」
「ぇ………――――――???」
「ボウヤの正义は、母乳まみれのおっぱいで败北アクメパイズリされることですね?【ボウヤの决め台词は?】」
「……――――――???」
「正义の心は、おっぱい监狱で一生溺れちゃう?【ボウヤの决め台词は?】」
「――――――??」
「【ボウヤの决め台词は?】」
「―――??」
「【ボウヤの决め台词は?】」
「??」
「あはははは?まだまだ始まったばかりですよ?た~ぷり、ボウヤの心に淫らなセイギを植え付けてあげますね?あはははは?」

………………?

…………?

……?

?

***

「ふふふ、そろそろいい顷合いかな~?」

 両胸を寄せてこね回す手を止めると、宝箱を开くような慎重さで両胸を左右に开いた。ゆっくりと开いたのは、别に警戒してということでは无かった。ただ、楽しみはじっくり味わいたいというのが本音だった。食事の最后に食べるデザート(実际、人间が絶顶する际に放出されるアクメエネルギーを粮にする怪人に食事というものは不要だが、楽しみで食べたりする)のようにじっくり一口ずつ味わって、そうすこしずつ。
 そして、现れたヒーローの表情を见て、ゾクリとした愉悦が背筋を駆け上るのを感じた。 copyright
 思っていた以上の素晴らしい出来栄えに、少しばかり股间の内侧が濡れるのを感じる。
 鱼が必死に饵を求めるように、半开きの口をパクパクと力なく动かし、浓厚な母乳の匂いを贪ろうと呼吸を缲り返す。目に力はなく、どことも知れない一点を见つめている。时节、思い出したかのように体を快感に震わせる。
 ミルク风吕での洗脳パイズリを始めて1时间。当初予定ではアトミックレッドは、これでも心はおれないのではないだろうかと思案していたために『サンドイッチの刑』を用意していたが、その心配は杞忧で终わったようだ。
 谁がどう见ても、堕ちていた。后は、少しばかりの『アクメ』を植え付けてあげれば、それで『アクメ奴隷』の完成。

「はーい、ヒーロー君?と~ってもいいお顔になりましたね~?さあ、じゃあ最后に言ってみようか?た~ぷり教えてあげたでしょう?ボウヤの正义の心がどうなっちゃったのか?それをこれからの决め台词にしましょうね?じゃあ、はい、【ボウヤの决め台词は?】」
「せ、……い、ぎ……の、ここ……ろ?」
「そう、正义の心は?どうなっちゃたの?」

 これで完全に落ちたことが确认できる。あとは、调教部屋で続けて调教してあげれば、どのような洗脳でもできる。ママと呼ばせようか、それとも自分のことをペットと思わせようか、そんなことを考えていたところに、思いもよらぬ言叶が入り込んできた。

「こ、こ……ろ、は、くっし……なぃ……はぁ、はぁ、……ぼく……あと、み……レッド……」

 惊愕。先ほどまで死んでいた彼の瞳にわずかばかり光が戻っている。
 だが、それも风前の灯火。あと、ほんの一押しで谷底に落ちるように、わずかな絶顶で『アクメ』の虏になるに违いなかった。
 しかし、これは良かったと、そうも思った。せっかく準备していた正规の処刑が无駄になるところだったのだから。

「あらあら、まだそんなこと言えるなんて?ふふ、お姉さん、ちょっぴりボウヤのこと见直しちゃった。じゃあ、顽张ったボウヤに素敌なプレゼントあげましょうね?」

 汤船からゆっくりと体を起こし、先に下っ端戦闘员に準备させていたマットの上に移动する。
 ダブルベッドのように大型のマットであったが、拨水性のラバーコーティングが施されており、複数人のローションプレーなどで使うように用意されたものだった。
 背中のチャックを下し、ラバースーツをゆっくりと脱いでいく。その际、片手ずつで彼の体を支えてながら、だ。もちろん、逃げ出すとか抵抗されるとかいう気持ちからではない。しいて言うなら、爱着の涌いた玩具を粗末に扱いたくないだけの理由だった。
 スルスルとスーツが脱げると、マットの上にあおむけで寝転ぶ。そして、先ほどと同じようにおっぱいの间に彼の头が来るように彼をあおむけで寝かせる。
 これで、準备は完了だった。
 彼の心の强さは本物だが、これから行われる『魔乳サンドイッチの刑』に抗える力は残されていない。彼が、どんな可爱い悲鸣を上げてくるのか楽しみでアソコが濡れている。
 心の中でこれからの様子を思い描いていると、もう一人の魔乳怪人が现れた。彼女の后ろに下っ端戦闘员3人が付き従っている。

「は~い、ハヤト様、ここからは私も参戦しちゃいますからね。二人の魔乳怪人による『魔乳サンドイッチの刑』ですよ?正义の心をアクメハートに変えられないように、精々顽张ってくださいね?じゃあ、まずは……」

 言叶を合図に下っ端戦闘员たちが动き出す。壁の道具入れから取り出してきたのは、クリーム搾り机。形自体は一般的な人间の用いるクリームの搾り袋と同じだが、その大きさは下っ端戦闘员の身长の半分ほどはある。その上、通常の绞り袋のクリーム投入口部分にはホースが接続されており、ホースの延长线上には大型のタンクが用意されていた。大型タンクから伸びるホースは三本。ちょうど戦闘员の数とピッタリだ。

「さあ、始めなさい」

 下っ端戦闘员は上官の命令に従い、クリーム搾り机を上官である魔乳怪人に向ける。彼女もクリームを浴びやすいように両手を握って头上に掲げる。
 そして、机械が作动すると、势いよくホイップされたクリームが喷射される。胸、お腹、感部、太もも、つま先に至るまで体の前面が満遍なくデコレーションされていく。クリームのついていないのは腕と、顔だけ。

「あは、いい感じ?」

 腕を下し、体についたクリームを手にも涂りのばしていく。

「じゃあ、ハヤト様、魔乳怪人のお姉さんがぎゅって抱きしめてあげますね?ほ~ら、魔乳怪人特性の生クリームを泡立てたふわふわホイップクリームですよ?特浓ミルクを原材料にしたクリームですから……ふふ、わかりますよね?あは、ハヤト様のオチンポビクンビクンしてますね?ふふ、なに期待しているのですか。これからハヤト様は『魔乳サンドイッチの刑』で『アクメ地狱』に堕とされるんですよ?それなのに、こんなにオチンチン固くしちゃって?あはは、お望み通り、イってもイっても止まらない『アクメ地狱』に堕としてあげますね?じゃあ、失礼します?」 内容来自

 魔乳怪人はゆっくりと体を重ねるようにハヤトの上に覆いかぶさる。わずかに、ハヤトは抵抗の意志を见せたが、それも连続絶顶の脱力感で指先がわずかに动く程度のものでしかなかった。
 クリームまみれの魔乳怪人の体がハヤトに覆い尽くすと、脱力してまったく动くことすらできなかったハヤトの体が、激しくのけ反った。

「うぁぁあぁあああああああああ――――――???」

 絶顶、絶顶、絶顶。止まらない絶顶。
 肌一つ一つを舐めまわし、快感が细胞レベルで送り込まれるような寻常ならざる快感。加えて、超浓厚な催淫作用が、肉体を浸食していく。脳が快感信号を受けきれず、无尽蔵の絶顶信号を吐き出す器官へとなり果てる。
 『アクメ』『アクメ』『アクメ』と、思考が『アクメ』一色に染め上がっていく。すべてが『アクメ』のために、『アクメハート』様のために、と。
(『アクメ』?気持ちいい――???もっと、もっと、もっと、『アクメ』ください?あぁあああ――――――――???)

「あはは、そんなに『アクメ』しちゃって?ほらほら、もっともっと『アクメトリップ』キめちゃって『アクメ』することしか考えられない『アクメハート』の性奴隷になりましょうね?」

 怪人がハヤトの上で体をくねらせる。全身を使ったクリーム洗体。彼女の巨大な胸がハヤト小さな胸を押しつぶす。逃げられない『クリーム洗体の地狱』
 しかし、これだけでは终わらない。これは、『魔乳サンドイッチの刑』なのだから。

「じゃあ、そろそろ、ね?はーい、ヒーロー君、お姉さんが抱っこだっこしてあげますね?クリームおっぱいの谷间に埋もれて、ビクビク『アクメ』しっぱなしのヒーローバイブになりましょうね~?」

 全身べっとりとクリームをつけられ、身动きが取れない体を持ち上げられる。
 ハヤトは抵抗できず无防备なまま彼女の大きなおっぱいに上半身を包み込まれる。

「ん、あん、ぁぁぁあん、あああああ――???」

 弱弱しい声から一気に絶顶の喘ぎへ。
 ハヤトは、どこまでも沈み込みそうな乳肉に体が覆い包まれる。かろうじて外に出ていることができた顔部分も、胸の谷间から溢れ出る浓厚ミルクの香りを至近距离浴びせられ、その上怪人の吐息も合わせて嗅がされるので相当なダメージを追わされる。
 それ以上に、だっこと形をとることで、蕩けるような甘い絶顶を送り込む乳房に彼のペニスが咥えこまれ、彼女が腕で乳を圧迫すれば途端に昇天してしまう。

「ひぃぁあぁああああ――???」
「あーん?抱っこだっこ、気持ちいいですね?ほ~ら、ヒーロー君のお尻もモミモミ?女の子みたいにかわいらしく喘いじゃって?じゃあ、とどめ?『サンドイッチ』のお时间ですよ?」
「そうよ?ほ~ら、ハヤトくん?お姉さんの声闻こえているかな?ハヤトくんの后ろからクリームまみれの魔乳怪人が迫ってくるぞ~?あはは、ほ~ら、逃げないと?前からも、后ろからもクリームサンドされちゃうよ~?」
「ほら、ほら、あっちのお姉さんが迫っきますよ~?ほらほら、抵抗抵抗。あはは、无理よね?だっておっぱいお布団気持ちよすぎて抜け出せないものね?前からも后ろからもおっぱいお布団でくるんで『アクメ天国』ですよ~?今日は一日中クリームまみれのお姉さん达とおっぱいお布団で寝んねしましょうね?」
「『魔乳クリームサンドイッチの刑』でヒーロー君は、完全にお姉さん达のものに?もう、抗えないよ?た~ぷり『アクメ』してね?」
「は~い、じゃあ、ヒーロー君?」
「うふふ、じゃあ、ヒーロー君?」
「「バイバ~イ」」

    むにゅむにゅむにゅむにゅ~~???
    どぴゅどぴゅ、びゅくびゅくびゅびゅぶびゅびゅ―――――――――

「あはははは、びゅくびゅくとビクンビクン止まらないね~?あは、イキすぎて、もう意识半分飞んじゃってるね?眠っちゃってもいいよ?梦の中でも犯されたままだろうけど?」
「『アクメ』し过ぎで、もう何にもわからないよね?ただ、『アクメ』気持ちいい、『アクメ』気持ちいいってことだけわかっていればいいからね?」
「このまま、『アクメハート』の性奴隷に堕ちていきましょう」 内容来自
「毎日幸せな快楽のエデン?」
「今まで、ヒーローお疲れさまでした?」
「じゃあ、ヒーロー君、さようなら?」

…………???


***


 扉を开く。
 部屋の中は薄暗く、ほんのりと光るフットライトだけがその部屋を照らす光源だった。
 広い一室。しかし、そこに物はほとんど置かれておらず、部屋の奥に执务用のデスクが置かれるのみであった。
 部屋の主人、いや、『アクメハート』総司令官の席だ。そして、そこに座す人もまた彼女である。
 ナーティアは、数歩进み跪く。

「ご报告します。アトミック戦队、アトミックブルーとアトミックレッドが我々の军门に下り、今さらなる洗脳を怪人一同で行っている最中です。残りはアトミックイエロー、アトミックグリーン、アトミックピンクのみでございますが、それぞれもこの基地に捕缚しておりますので时间の问题かと」
「ご苦労様でした。ナーティア。そろそろ、アトミック戦队には代替わりをしてもらわなければならない时期でしたのでちょうどよかったです。さて、新しいヒーロー达にはどのような名前を付ければいいか……」

 総司令官が微笑んだのが、薄暗い部屋の中でもはっきりわかる。悪魔の笑み。时节、喜びに満ちたように背中の羽をバタバタと羽ばたかせている。
その香りがナーティアの元までたどり着くと、クラっとする恍惚感を覚えた。これが真祖、淫魔の力。同性、怪人、ありとあらゆるものを魅了し世界を掌握せんとする者。

「ふふ、决めました。では、私はこれから『ヒーロー组织の総司令官』として任に出ますので、しばらくここを頼みますよ。ああ、そうそう、テレビ局の方にも支持を出しておかないと。あと、ちゃんと最后のフィナーレ用に『正义のヒーローは悪の组织に打ち胜った』とテレビ放送できるように洗脳しなさい」
「は!お任せくださいませ!」
「では、うふふ?」

 彼女は羽をたたみ人间の姿に変わると、『ヒーロー组织の総司令官』として相応しい慈悲深い笑みを浮かべながら部屋を出ていった。
 残されたナーティアは怪人ながらも、その恐ろしさにしばらく身动きが取れなかった。


一媚杀


 女の手は血で汚れていた。しかしそのことを疎ましくも厌わしくも思ったことはない。それが女の定め、彼女の宿命であり、生业なのだから。
 彼女、霞の里、雾生一派のくノ一?お瑶は冷たくなった骸を前にして、自分は用意した桶の水で手を清めながら、ひと心地つきつつも、油断なく周囲に気を张っていた。桶の水はみるみる赤く染まっていく。白鱼のような指先からは雫が垂れ、それを懐纸で拭った。
 骸は咽喉を掻き切られ、血潮を当たりに撒き散らして息絶えていた。
 ここは深夜の奥座敷、虫の音しか物音はない。行灯の光も仄かで、月明りの方が强いくらいである。畳も袄にも障子にも、血痕は点々と付着し、雅な室内と相俟って异様な地狱絵図であった。そんな中、お瑶は何ごともないかのように身を清めている。
 お瑶も、また男であった骸も、一糸まとわぬ姿であった。
 畳の上には布団が敷かれ、骸はその上に仰向けに横たわっている。目は闭じてあるが口元には唾液が一筋线を引き、だらしがない。筋肉质の身体だが、青白く见えるのは激しい流血の为ばかりではないだろう。
 寝具は乱れていた。そして畳の上には、男ものの浴衣に、女ものの着物、帯、襦袢などが打ち捨てられるように置かれている。
 风が庭の木々を揺らしていた。
(ふふ、随分派手にやってしまったわ。でもこれが注文なのだから仕方ないわね)
 身体を拭いながら、お瑶は思った。
 女は见事な肉体の持ち主であった。流れるような黒髪が、なだらかな肩や背に张り付いている。そして张りのある円い豊乳の先にはつんと乳首が勃っていた。腰は括れ、腹は引き缔まり、尻は上向いている。腿から足までは长く、美しい。そんな裸身を、死者の前に惜しげもなく晒しているのだ。见る者が见たら、劣情を抑えきれず、情欲の虏となってしまうであろう。それは女とて同じことかも知れない。
 しかし、お瑶がその裸身を晒しているのは、死者の前だからではない。この骸と成り果てた男が生きている时、つまり数刻前から、彼女はその魅惑の肉体を晒していたのだ。无论、骸が骸となる前、生者だった顷にである。
 死んだ男の名は大蔵重进といい、ここ都の徴税役人の取りまとめの一人であった。その徴税の仕方が度を超えて苛烈であり、庶民もまた商人连中も困っているとのことで、谁かその上役が、闇の仕事を依頼したのだ。税吏の取りまとめといっても、下っ端である。死んだことでお上が揺らぐことはない。
 雾生の里から依頼が伝えられたお瑶は、その担当として重进暗杀の刺客の仕事を任されたのである。
 その任务はくノ一であるお瑶にとっては容易なものだった。
 芸妓の姿を取ったお瑶は、重进の驯染みの店に潜入し、忽ち彼の気に入りとなった。酌をする际に、男に手を握られたり、肩を抱かれて引き寄せられたり、果ては着物の裾から手を入れられ、腿を抚でられるようになっていった。始めは耻じらいの仕草と共に、小さく拒んでいたが、次第に妖しい瞳で痴态を働く男を见つめ返し、その手を握り返すなど反応を変えていった。そうやって男の警戒心を解き、更には心理を掴むのだ。 本文来自
 それらもまたお瑶の目论见通りなのである。
 重进はお瑶を床に诱おうとしたが、しかしそれだけにはお瑶は中々応じず、重进をやきもきさせた。
「侬の言うことが闻けんのかっ」
 酔った势いで重进はそう激高したこともあったが、しかしつれない仕草と妖艶な视线で、お瑶は男を丸め込んでしまう。それでも暴れて手がつけられなくなった时には、密かに急所秘孔を突き、一度失神させてしまうのだった。そうやって焦らせば焦らすほど、重进はお瑶の元へと通い诘めたのである。
 そして今夜……。
「重进様、奥で床の用意が出来ておりまする」
 したたか酔った男に、お瑶はそう嗫いたのだった。
 男は一瞬きょとんとしたような表情を赤ら顔に浮かべ、次第に酔った头でもその意味することが分かったのか、いかにも好色そうな笑みを満面に広げると、
「うむ」
 と、一见重々しく颔いて、半ばお瑶に支えられながら奥座敷へと来たのだった。
 それが自身の最期になるとも知らず……。
 重进が通された奥座敷には、既に床が延べられており、枕元に酒と烟管の用意もしてあった。
 ぴたりと障子が闭じられ、座敷は男女二人だけの影が浮かぶ。
 男の酒臭い息が荒い。
「おお、侬は待ちわびたぞ」
 酔った男はふらつく足取りで芸妓であるお瑶の方へと向かってくる。
「まあ、お顔が真っ赤ですよ。座って落ち着かれてはいかがですか」
 お瑶はそう言ったが、その腕は急に掴まれ、强引に引き寄せられた。
「きゃっ」
「ああ、お瑶よ……」
 男の酒臭い息がお瑶の顔に挂かる。そしてその艶やかな朱唇が塞がれた。
「あぁン、はぁンン……」
 獣のような男の接吻がお瑶の口を蹂躙する。
 二人は立ったまま、女は男に抱きすくめられるようにして、顔を、そして身体を密着させた。
 着物と着物が擦れる音が、女が身を捩る度に响く。
「ああ、お瑶。もう逃がしはせぬぞ」
 重进は女を床の上に押し倒し、自分がまとっている浴衣を乱暴に脱ぎ去った。
 税吏としても日々の锻练は欠かしていないのか、逞しい肉体が露わになる。次いで男はするすると裈も脱ぎ取った。白い布の下から现れた阴茎もまた、大きく反りかえっている。
「まあ、ふふ……」
 女は胸元と裾を寝具の上で肌蹴させて、白い胫を覗かせながら妖艶に微笑む。
「お瑶、今宵おぬしは、晴れて俺の女になるのだ」
 酒精が入っているにも関わらず、男の阴茎は刚直に膨らんでいる。
 それが远虑なく床の上に寝そべった女に迫り、その上に覆い被さろうとする。
「ふふふ……」
 女は艶然と微笑んだまま、男を抱き止め、下になる格好で重进を床の上に迎えた。
 男の肉体は热を持っている。その厚い胸板が、着物の上からもはっきりと形の感じられる女の乳房を溃した。しかし、弾力と张りのある双乳は完全に溃れることなく、男の胸部を押し返そうとする。
「おお、お瑶、お前の肌は何と心地よい……」
 肌蹴た袂へと顔を埋めつつ、重进は陶然と呟く。
 もぞもぞと、头と身体を动かし、手を女の腿と首に这わせて、男はタガメのような格好を取る。
「ああンっ、重进様っ、首は、首はぁ……」
 女の娇声が上がる。それが男をますます欲情させ、男の指は女の首筋を擽るようになぞる。
 豊満な胸元の、深い谷间から上る女の香りを男は一心に吸い込んだ。
「むふっ、むふううっ、お瑶は感じる度に良い匂いがするのう」
 腿を这う一方の手は大胆さを増し、次第に脚の付け根の方へと上っていく。
「いや、いやぁんっ……」
 脚を动かし、身体を捻ろうとするも、女は仅かにしか动けない。首筋、胸元、右太腿の三点を重进に固定されて、女は上気した甘い息を吐く。
「うっふっふっ……。お瑶、爱い奴め、沢山可爱がってやろうぞ」
 好色な男のくぐもった声が言った。
 男は上乳に鼻梁を触れたまま、両手で女の裾をぱっと広げた。
「あっ、何を――」
 露わになった両腿を强引に开き、その真ん中に自分の身体を持ってくる。
「待ち望んだぞ、この瞬间を。今こそ、おぬしは侬の女になるのだ」
 胸元から顔を离し、重进は阳物に手を添えると、その先端を女の着物の奥、长く白い両脚の付け根、禁断の女地へと狙いを定める。着物の裾でその先は外からは见えないが、その奥には淫蜜を滴らせた媚花弁が控えている。そして男の象徴を待ち望んでいるのだ。
「ああ、重进さま……」
 润んだ瞳で男を见上げ、女はしおらしくその名を呼んだ。
「ふっふっ、おぬしも早う欲しいのであろう。今、この腰の刀で突き抜いてやるぞ」
 ギラギラと目を光らせ、鼻息も荒く口角から唾を飞ばしながら、重进は遂に腰を前に突き出した――。
「うぐうぅっ」
 くぐもった声が重进の咽喉から洩れる。
 ずずっ、ずずっ、と男根まで阴茎が、女の媚花弁を搔き分けて、そのぬるみに溢れた快美の通路へと侵入していく。
 穷屈な通路を覆う膣襞が怒张した阳物全体を容赦なく扱き上げるのが、男にも感じられた。
「お、おぬしの中は、な、何と……」
 重进の息は既に絶え絶えだった。それでも本能は快楽を求めて、腰を前に进める。
「ああっ、あふっ、じゅ、重进、さまっっ」
 俄に女の瞳が妖しく光る。と同时に、そのしなやか両脚が男の胴に络み付いた。
「あぐっ、あぐっ、あぐあああああぁぁぁっっ――」
 断末魔のような悲鸣が座敷に响き渡った。その反动なのか、仄かな灯火が揺れ、障子に映った男女の影を揺らめかせる。
 悲鸣を上げたのは、重进の方だった。
 そして、そんな男の様子を见るお瑶は不敌に嗤っているのだ。
「捕らえたわ、愚かな牡。快楽の深渊に堕ちるがいい――」
 ――媚术?快潮淫沈。
 女の不思议な声が响き渡る同时に、男の身体が激しく痉挛する。
 どくどくどくっ……。
 ごぼごぼごぼっ……。
 重进が予期しなかった激烈な快美感がその身を焼き尽くすように袭うと、男の意志とは无関係にその阴茎はまるで爆発したかのように精を喷出させたのである。

 喷き零れるような射精は留まることを知らなかった。
「ぐほっ、ぐおっ、ぐおおおっっ」
 咽喉の奥から血を吐くような奇怪な音が重进の口から洩れる。床の上に仰向けに横になっている男の身体は、阴茎の先端から白浊が放出される度に跳ね、痉挛している。暗い灯火に照らされた男の顔は苍白で、その逞しい肉体も、射精と共に衰弱しているように见えた。
「ふふふ……」
 傍らに立ち、惜しげもなくその美丽で妖艶な四肢を见せつけながら、お瑶は男を见下ろしていた。しかし、男にそんな女の艶姿を眺める余裕などはないが。
「あああっ、あぐっ、あぐううっ、た、たすけ……」
 命を素を喷き出しながら、衰弱していく男は途切れるような声で命乞いめいたことを言った。それも虚しく响き、奥座敷には强烈な牡の臭いだけが笼っている。
「お前の全身の精と引き换えに沈んでしまいなさい。快楽の渊へ」
 酷薄に嗤って、お瑶は男を见下ろす。
 瞳が妖しく光り、薄っすらとした汗が、首筋から锁骨、そして豊満な乳房の先端である乳首へと流れた。乳首はツンと勃っている。そして女の肌もまた上気していた。
 获物となった男が自分の术に捉われる様に、お瑶は昂扬を禁じ得ないのだ。
 事実、その股间の秘裂からは、仅かに润みが渗んでいる。
「うぐっ、ぐはあっっ」
 ひと际大きく身体を仰け反らせ、阴茎から白浊を暴発させると、重进は糸が切れた人形のように脱力し、呼吸すら闻こえぬほど微动だにしなくなった。 本文来自
「ふふふ、怜れな男。本能を刺激するくノ一の术には、决して敌わないのよ……」
 お瑶は重进の近くに屈みこむと、その腕を取り脉拍を测った。仅かにだがまだ心の蔵は止まっていないようだ。
 それを确かめると、お瑶は小刀を取り出し、少しの踌躇いもなく、精を尽きるまで吐き出して失神している男の咽喉元に刃を当てると、一闪横に引いたのである――。
 ぷしゅっ、と势いよく鲜血が飞び散り、袄や障子を红い斑点で汚していった。
 牡臭に加えて、生臭い血の臭いが奥座敷に立ち上る。
 お瑶は素早く男の侧から离れ、流血を避けた。
 血飞沫はしばらく止まず、部屋の至る所へと飞び散り、血痕を作っていく。衰弱しきった男にまだこんなにも血液が残っていたのかと思われる量だ。
 首筋の动脉から血液が喷き出すのが収まると、お瑶は近くに用意してあった懐纸で、小刀の结婚を拭った。
 こうした派手な暗杀は、依頼の一つでもあったのだ。获物を単に隠密裏に葬るだけではなく、翌日派手な事件とすることで、汚职役人とその周辺で旨い汁を吸っている者达を牵制する为だという上からの指示なのである。それがどこまで効果的なのかは分からぬが、一介のくノ一たるお瑶としては、命令には従う以外にない。
 女は眉一つ动かすことなく、文字通りその寝首を掻き切り、获物を始末し、その血で以て现场を派手に装饰した。これにて仕事は完了である――。
「先を越されちまったかな」
 闇の中から声がした。无论、重进のものではない。
 お瑶の全身に紧张と警告が走る。
 谁か、いる――。一体谁が、何故……。
「そう杀気立たないでくれよ。俺も同业者さ」
 ふっと気配もなく、一つの影がお瑶の前に现れた。
 お瑶はきっとそれを睨み付け、手にしていた小刀を构える。
「何も悪徳税吏を狙っていたのはお前さんの所だけに依頼していた訳じゃないのさ。俺もそいつをやれと言われていたんだよ。まあ、お前さんが先に仕留めてくれたお阴で手间が省けたってところか」
 影は飘々と言った。それは油断なく目を光らせたお瑶とは対照的な雰囲気である。
 薄っすらと、灯火が影を照らす。
 それは背の高い、ひょろりとした体格の男だった。使用人でも武士でもなく、庶民の、それも游び人にような格好をしている。この娼楼にしては少しみすぼらしい装いだった。
「そんな物騒なものを向けるなよ。折角の美人が台无しだ。もっとも、その目は绮丽なもんだがな」
 ひゅっと风が吹くと、お瑶は男との间合いを诘めていた。短刀が男の首筋を袭う。
 しかし手応えはなく、男は纸一重でお瑶の凶刃を躱していた。
「まあ、闻けよ。俺は古乌罗の雷十。お前さんと同じ忍びだ」
 古乌罗とは、お瑶が属する雾生と同じく忍びの一派だった。音も気配もなくお瑶の前に现れたことで、相手が名乗る前に同业者だとは察せられたが、こうも易々と自らの素性を明かすのも不审である。それに仕事を嗅ぎ付けられたなら生かしてはおけないのが忍びの掟だ。
 お瑶は容赦なく追撃する。
 血の烟ったような奥座敷に、短刀が闪き、二つの影が跃った。
「おい待てよ。今はそんな时じゃ……」
 雷十と名乗った男が、お瑶の剣撃を受け流しつつ何かを言おうとした。その时――。
 奥座敷の中に、何かが転がり込んできた。 copyright
 それは鞠のような大きさで、シューシューと音を立て、烟を吹いている。
「――!!」
 お瑶の动きが止まった。その鞠のような物体の正体に気づいたのだ。それは火薬玉だ。
 奥座敷の外には、人の気配があった。雷十が连れてきたのだろうか。いや、男が姿を现した时にはまだ感じられなかった。それに火薬玉による抹消を狙うのなら、雷十が姿を现さずとも、さっさと玉を投げ込めばよい。
「分かっただろう。重进を始末したら用済みなのさ。俺もお前さんも、同时に消す算段だ」
 飘然とは言うものの、言外に焦りを渗ませて男は言った。
「くっ――」
 外は多くの敌が配备されているだろう。恐らく忍びか。自分がそれに気付かぬとは深くだった。まさか重进の动脉を切って派手に杀すという作业は、こうする为の时间稼ぎだったのかもしれない。
 烟の音に混じって、何かが弾けるような音が玉から响く。
「まずいっ」
 雷十がその手を裸身のお瑶の方へと伸ばした。
 その瞬间――。
 火薬玉が火を喷き、奥座敷は瞬く间に燃え上がったのである。

奥座敷から火の手が上がり、店はみるみる内に延焼して、夜の空を焦がさんばかりに燃え上がった。周囲は騒然となり、半钟の音がけたたましく响き渡る。悲鸣と怒号が、大店の倒壊する音に掻き消された。
 火は一晩中燃え続け、店は全焼した。そして逃げ遅れた数名の焼死体が瓦砾の中から発见された。
 奥座敷から见つかった死体は、一つだけであった……。

   ☆

 夜风に乗って、火の臭いがする。东の空が赤橙色に染まっていた。
 ざわざわと周囲の木々の枝が擦れた。
「ここなら追手も来るまい」
 男はそう言って、破れた戸を闭める。周囲に人の気配はなかった。
「そう、火事に纷れて、上手く逃げられた訳ね」
 女が言った。その着物は着崩れ、片々が焦げている。
 ここは人々が寂し杜と呼んでいる街外れの林である。その中の寂れたお堂に、二つの影があった。
 一つは、くノ一お瑶である。
 もう一つは、お瑶が重进を仕留めた后に现れた古乌罗の雷十だ。
 雷十の机転により、二人は间一髪、袭撃者达の火薬玉から逃れ、ここへと逃げ延びたのである。
「あいつらは、何だったのかしら」
 お瑶が疑问を口にする。重进を仕留めた后、现れた袭撃者达のことだ。
「おそらく、别な者から依頼を受けたのだろう。お前さんが重进を杀った后、痕迹を残さずに消すように命じられたのさ。さしずめ、上は上で何やら思惑违いがあるらしい」
 重进は税吏として汚职を缲り返している为、お瑶によって粛清された。どうやらそんな単纯なことではないようだ。事実、雷十にも重进暗杀の仕事が命じられていたという。税吏の汚职を巡って、上层部が対立しているらしい。
 しかし一介の忍びであるお瑶には、今は知る由もない。
 重要なのは、自分达自身も命を狙われ、何とか雷十の手助けもあって一时ではあるが无事逃げ延びることが出来たということである。
 お瑶はまだお堂の戸口に立つ男を见た。背の高い、锻えられた身体に、简単な町人装束を身に付けている。仕込みの武器は持っているのかも知れないが、体术で仕留めることが得意なのかもしれない。歳はお瑶と余り変わらないようだ。
「暂く动くのは危険じゃないかしら」
 お瑶は提案する。
「かと言って、ここも安全という訳ではないだろう」
 外に目を光らせて、雷十は言った。
「だが、无闇に姿を晒すのは危険だ。俺が戻らなければ、繋ぎの者が动く手筈になっている。それまではここで様子をみよう」
 そうして、雷十はその场に腰を落とした。
 お瑶は正面から雷十を见る。
「ああ、少し寒いわ」
 くノ一らしからぬことを口にした。
「ふん、止めろよ。こんな时に俺を诱っても、お前さんの得にはならないぜ」
 素っ気なく雷十は返す。
「あら、男と女が同じ屋根の下で、何もしないで朝を待つなんて、野暮じゃない」
 軽口を叩いてみたものの、お瑶は不思议な心地だった。それは外の空风とは裏腹に、どこか身体が温かく感じられるような心地だ。この男には先刻初めて会ったばかりで、ともすると敌かもしれぬが、それでも妙な亲近感を覚えてしまうのだ。それも、同じ忍びという境遇だからだけではないらしい。
「女は嫌いなのかしら」
「ふん、女は好きさ。だがくノ一は别だよ。同じ里の女でも、裏を掻かれるのが忍びというものだろう」
「警戒しているのね。まあ、无理もないわ」
 じんわりと、お瑶の下腹部が热くなってくる。これはどうしたことか。少しの戸惑いがお瑶に生まれた。
 お瑶とて、数多くの男を相手にしてきた。その中には、初心にも恋慕してしまった相手もいる。今、雷十に対して感じている女体の反応は、それに似ていた。手练れのくノ一が男に恋情を抱く等笑止だと心では思うが、その秘部は、微かに濡れてきているのだ。
 身体は男を求めている。そして、心も……。
 お瑶は膝立ちになり、雷十へと诘め寄る。
「ねえ、贵男はわたしを助けてくれたわ。そのお礼がしたいのよ」
 嗫くように、お瑶は言った。着崩れた着物がら、白い肌が覗いている。
「成り行き上たそうなっただけだよ」
 にべもなく雷十は返した。しかし、その视线は深い女の胸元へと注がれている。
「なら、男と女同士がこうなるのも、成り行き上仕方ないんじゃないかしら」
 お瑶は器用に雷十の裈を解く。すると立派に屹立した阳物が飞び出した。
「ほら、身体は素直ね」
「ふん、好きにするさ」
 少しの悔しさを渗ませながら、雷十は言った。
 お瑶は微笑むと、上体を屈ませて顔を男の股间に埋めるようにして、阳物を衔え込む。
「ううっ」
 雷十の口から息が洩れた。
 そしてそのまま、お瑶は絶妙な舌使いで、怒张した阴茎を丹念に舐っていく。
 舌先で铃口を軽く穿り、裏筋から雁首まで、唾液をまぶしながら舐め取っていった。その度に阴茎は口の中で抵抗するように跳ね、反り返る。そして硬度と大きさを増すのだ。
 啄むように唇で亀头を何度も接吻すると、じんわりと先端から液が漏れ始めた。
 雷十は一言どころか、喘ぎ声すら洩らさない。全気力や胆力を腰に集中させ堪えているのだ。それくらいのことは、男の顔を见なくともお瑶には分かった。ならばその胆力の限界まで昂ぶらせて、最高の男としての至福に导いてやろうという思いが、お瑶の身体を热くする。
「ンちゅ、じゅるっ、ちゅちゅ、れろっ、れろれろ、ちゅちゅっ」
 巧みで止むことのない舌责めが缲り出される。并の男なら、既に昇天してしまっているほどだ。だが、雷十は耐えに耐えている。男は胡坐を掻いたまま、どっしりと微动だにしない。
 着崩れた着物を剥ぎ取る。豊乳が夜阴に光るように露わになった。
「きゃっ」
 口でこそそう言ったものの、お瑶は微笑を浮かべていた。まさか相手がここまで大胆な行动に出るとはおもわなかったが、それでも目论见通りになったのだ。
「だからくノ一等、嫌いなのだ」
 女を裸形に向きながら、雷十はそう洩らす。そこには几らかの嫌悪や憎悪も混じっていたが、既にお瑶の术中に嵌っている男の表情だった。
「なら、わたしがくノ一だということを忘れなさいよ。初めて见初めた女子だとでも思いなさい。その娘の名は何と言うの」
「うるさい、お瑶だ」
「あら、わたしと同じ名なのかしら」
 豊満な乳房が主张する素晴らしい四肢が露わになる。男も上衣を脱ぎ去り、裸体だった。二人の股间は怒张し、そして濡れていた。
「重进を杀めたその身体で、お瑶、お前さんはこの俺の心をも杀したんだよ」
 そして男は、女に覆い被さる。
 女はそれを受け止め、背に腕を回し、男の腿に脚を络めた。
「ふふふ、雷十、今宵はずっと爱して上げるわ。男达を何人も杀めたこの身体で、贵男のことをね」
 多くの男を惑わせ、梦中にさせ、そしてその命を夺って来たくノ一最大の武器、それが今は一人の男を爱する为に使われている。血を吸って磨かれた女の四肢は、男の身体に络み付き、柔肌は吸い付いて、えもいわれぬ快美感を男に与えていた。
 男达と杀め、そしてまた一人の男を杀そうとしているくノ一の魅身。しかしそれは、単に命を夺うのではなく、何时も间にか知ってしまった感情故に、相手を虏にしてしまおうとすることだった。
 雷十自身もまた、そのことに気づいていたのだろう。男は女の気持ちに応え、その危険で魅惑的な肢体を抱いたのである。
「ふふ、贵男の胤、热いわ。それにとっても浓いわね」
 気を遣ったばかりにも関わらず、男は精を自分と女に対して涂りたくるように、激しく女の肌を贪る。
「ねえ、雷十、次は贵男の最も爱する女の名を呼びながら出してちょうだい」
 お瑶はしなやかに身体を捻り、太腿の间に阴茎を挟み込むと、それをやわやわと扱き上げた。
 柔肌と、腿の交互の动きが射精したばかりで敏感になっている阴茎に刺激を与える。一度大量に出していても、精巣は直ぐに活発になり、血流は股间へと集中して、阳物は硬く大きく成长した。それもお瑶の腿という淫牢に捉えられたまま。
「うぐっ」
 呻き声と共に、乳房を掴む男の手に力が笼る。柔らかで弾力のある肉鞠からの刺激もまた、快感となって雷十の全身を犯す。
「さあ、雷十、贵男の悬想している人は、谁?」
 お瑶は一层强く両腿で最大に怒张して暴れる阴茎を捉え、扱き上げると同时に両方から挟み込んだ。
 それが止めだった。
「ああっ、お瑶っ、お瑶、おようううっっっ――」
 呻くような声は次第に絶叫へと変わり、雷十はその名を叫びながら、上体を仰け反らせて、お瑶の腿の间で先程よりも尚浓厚で大量の精を吐き出したのである。
 びく、びく、と身体を大きく痉挛させて、雷十はお瑶の上へと倒れ込んだ。
「……お、お瑶、お、よ、う……」
 意识の薄らぎかけた状态で、しかしその口からは爱を刷り込まれた女の名が洩れている。
 お瑶はその魅惑の四肢で男を优しく受け止めながら、その后头部を抚でていた。
(ふふふ、可爱いわ。恋の罠は、どんな媚术も敌わないくらい最强ね)
 お瑶は艶然と微笑みながらも、その瞳は何処か梦见る乙女のように、自身の胸の上で脱力している雷十を眺めている。
 外ではまだ风が唸り、木々のざわめきが、ここに二人がいることを隠してくれているかのようだ。だが――。
 お瑶は雷十を优しく寝かせ、自分は四肢も露わに立ち上がる。その腹部や腿には白浊が付着し、股间や膝ねと流れていた。
 お瑶はそのまま、戸の近くまで行くと、それを开け放った。
「ふふ、犬が一匹いたみたいね」
 お堂の侧に黒装束の男が一人仰向けに倒れているのだ。激しく身体を痉挛させている。
「わたしの淫気に中てられたみたいね。ふふ、天女の目交いは、选ばれた者しか许されないのよ。耻を知り、惨めに后悔するがいいわ」
 そしてお瑶は、そのしなやかな素足で男の股间を踏み付けた。
「がはっ」
 黒装束を突き破る程に势いよく、白浊が喷き上がる。
 暂しの痉挛の后、男は完全に动かなくなった。
 それを见届けて、お瑶はまたお堂の中へと戻る。
 もぞもぞと、雷十が动き始めていた。どうやら、意识を取り戻したようである。
「无理をすることはないわ。まだ夜は长いのよ。それまで存分に爱し合いましょう」
 妖しい眼光と慈爱の笑みを浮かべ、お瑶は雷十を优しく包み込んだ。
 その魅力で男を杀しもすれば、至福の快楽を与えて爱しもする、それがくノ一〈天女衆〉の、ひいては女の持つ二面性。
 外では、精を枯らして干乾びたようになった男の死体が寒风に晒される侧で、お堂の中では、男女が再び浓艶に交わり合おうとしている。
「お瑶、ああ、お瑶……」
 雷十が口にするのは、朴讷な爱の言叶だ。
 その名を唱えながら女を抱く度に、男は心も身体も、女への爱に溺れていく。
 阴茎がまたも反り返り始めた。
「ふふ、雷十。来て、もっと、もっと、抱いて……」
 甘い蜜のような言叶が男の耳から理性を溶かす。
 淫靡な男女の情交に、お堂は淫らなけはいに満ちた。
(わたしの恋の罠の中で、わたし达はずっと爱し合うのよ、雷十……)
 普段男を淫杀する时と同じように、あるいはそれ以上に、お瑶の女阴もまた、ふしだらな程に蜜を滴らせているのだった。

(终わり)







「どう、今日も景気はどうかしら?」
「ああ、モリーさん。最高ですよ」
 その日以来、アキラは捜査と称して、カジノ?ドラゴンストリームに足繁く通うようになった。无论、捜査は行っている。しかし、これといって、裏社会と通じている証拠までは掴めないでいた。それもその筈、そうした証拠を入手しようとしても、妨害が入っていたのだから。しかも、アキラ自身も自覚していない所で……。
 また、アキラがここに来るのは、仕事や、単にギャンブル热だけが理由ではない。
「凄い凄い、今日もスロットは絶好调だねっ。じゃ、次はバカラとかやってみない?」
 フロアガールであるモリーの勧めで、アキラはバカラのテーブルに移动する。
 しかし、どうしたことか。スロットの时とは违って、中々当てることが出来ない。スロットで稼いだ山のようなチップが、见る见る消し飞んでゆく。
(くそ、もう一胜负――)
 最后といってもいいなけなしのチップを赌けようとした时、彼はその腕を掴まれた。二の腕が何か柔らかい感触のものに当たる。
「ストーップ。これ以上赌けたら一文无しになっちゃうよ」
「だ、だけれど……」
「はいはい。子供みたいに闻き分けのないこと言わないの。ちょっと、こっちに来てよ」 本文来自
 アキラはモリーの后に付いてバカラのテーブルを离れた。
 モリーは、アキラをある个室へと案内する。革张りの大きなソファが二つと、その间に硝子製のテーブルのある豪华な个室。
 モリーがドアを闭めると、カジノフロアの喧騒は完全に闻こえなくなる。
「この部屋见覚えある?」
「……いいや」
 モリーの质问に、アキラは否定する。
「そうでしょうね。でも、贵男はこの部屋に以前入っているのよ」
「そんなこと……一体何时……」
「贵男が初めてこのカジノに来た日」
「初めて来た日……」
 アキラは思い出せなかった。ここには覆面捜査に来て、パートナーと别れて、スロットをやる振りをして周囲を観察して、それから、それから……。
「别に无理に思い出す必要はないわ。ただ、ちょっとギャンブルに热中し过ぎているみたいだから、この辺で気晴らしでもと思って诱ったの。それに――」
 モリーはアキラに身体を寄せる。胸元の大きく开いたフロアガールの制服から、豊満な乳の轮郭が作る谷间が覗き、アキラを悩杀する。
「フロアガールは、お客の运気を上げる力があるのよ」
「え、运気を……どうやって、そんな……」
「知りたい?」
 嗫くように、女は言う。
 男は、女の胸元を无远虑に见たまま、
「知り……たい……」
 と呟くように言った。
「そう、じゃあ、教えてあげるわ――」 本文来自
 すると女は俄にパチンとフィンガースナップの音を响かせる。
 キィィイーンとアキラの脳内に反响音のようなものが响き渡った。
「あ、ああ……」
 男の表情がトロンとしたものに変わり、目が虚ろになった。同时に、口から喘ぐような声が上がる。
「思い出したようね、ペット君」
 女は艶然と嗤った。
「そう、贵男はわたしに宝石でトランス状态にされて、そのまま胸の快楽を擦り付けられたのよ。つまり、性奴隷になってしまったという訳」
「は、はい。モリー様……」
「贵男のすべきことは、何?」
「はい、このカジノで沢山散财することです」
「そう。いいこと、贵男にはそれくらいしか出来ないの。出来ることだけをさせて上げているのよ。优しいでしょ」
「はい、ありがとうございます……」
「従顺なペットには、言い付けを守ったご褒美を上げないとね……」
 女は征服の上を脱ぎ去り、ブラジャーだけの姿になる。レースのふんだんに施されたブラだ。そしてソファの上にしどけなく仰向けに寝そべった。
「贵男は、全部脱ぎなさい」
 女の命に従って、男は全ての衣服を脱ぎ去り、一糸まとわぬ姿となる。
「ふふっ、なあに、その股间のものは。もしかして期待していたのかしら」
 男根は既に勃起し、阴茎は反り返る程怒张している。
「简単に発情するなんて、まるで猿か犬ね。そうやってお给料が出る度に、ここに散财しに来るのよ。その后は、こうして前みたいにわたしの胸で游んで上げるわ。ストレスもおカネも発散出来て、欲望も満たされる――天国みたいよねえ」
 挑発的に女が悩ましげな口调で言う。
「さあ、早く来なさい。わたしの胸で、また挟んであげる。贵男の顔――」
 トランス状态に入っているアキラは、フラフラとした足取りで、女の元に近付く。ソファに寝そべる女に、男が覆い被さろうとすると、女は焦らすようにゆっくりと、蛊惑的な视线で男の目を见ながら、ブラを取ってゆく……。
「そんなに见たかったの、わたしのバスト……」
 男の目は血走っていた。そして女の豊満で美しい乳房が露わになるや、踌躇も耻じらいもなく、本能にのみ従うように、その中へと顔を沈めてゆく。
「あぁんっ……息が荒くてくすぐったぁい。ふふ、兴奋しているのね。何せ贵男は胸に顔を挟まれただけで射精しちゃうくらいバストが好きなんだものねえ……。変态さんかなあ……」
 くすくすと可爱らしく嘲笑しながらも、女は梦中になって顔面を豊乳に自ら擦り付ける男の后头部を优しく爱抚する。
「やぁんっ、くすぐったぁい……」
 男の脳内は、最早女の乳房で支配されていた。それは脳だけでなく、脳が司る肉体も同じである。脳内は多幸感に闭められ、身体には快感が駆け巡っている。そしてその快感は、下半身を刺激し、下腹部に欲情を煮え滚らせてゆくのだった。
「たった一回の快楽暗示と催眠でここまで堕ちちゃうなんて、贵男覆面捜査员になんて向いていないんじゃないの。……ああ、でもそのストレスが、トランスに入り易くしたのかも。女性経験も少なそうだし、毎日精神も性欲も抑圧されて、捌け口が见つからなかったのね。それで简単にわたしくらいの力量でも堕とすことが出来たって訳ね。……なら、これはペット君にとっても悪い状况じゃないと言うことかしら。全ての抑圧から解き放たれて、自分の欲望に忠実でいられるんだから」 内容来自
 ストレスの强い者程、トランスは深くなる。もう宝石の补助は要らなかった。モリーはその肉体だけで、男を更に深いトランスへと导くことが可能だと悟ったのだ。
「さあ、アキラ?ゼーネ。贵男はわたしのペットであると同时に、大きな赤ちゃんよ。身体は大人だけれども、わたしの判断がないと何も出来ない赤ん坊……。でも、大好きなわたしの言うことは何でもしたくなる。せずにはいられなくなるの。それに、身体は大人なのだから、女が与える男としての悦びも知っているわ。そんな赤ちゃんペットになるのよ……」
 そう嗫くように言いながら、女は男の后头部を抑え付け、自らの豊乳に男の顔を押し付ける。そして言い终えると、男の耳の侧でまたパチンと指を鸣らした。
 男の身体がびくりと大きく跳ねる。
「ねえ、アキラ。贵男にとってわたしは何?」
「……むぐうっ、饲い主であると同时にママです」
「そう、よく言えたわね、伟いわ。ご褒美にお乳を吸っていいわよ」
 男は蕩け切った顔に喜色を浮かべ、女の片方の乳房を乳首ごと口に含む。
「ふふふ、ああんっ、舌が乳首に当たってくすぐったぁい……」
 モリーの胸に魅了されたアキラは、その人格さえモリーに自在に作り変えられてしまう、人形に成り下がっていた。しかも、女の胸を贪欲に求めれば求める程、トランスは深くなり、男の内面はますますとろとろに蕩けて、廃人同然になってしまうだろう。その空っぽの男の内侧に、女は自分の好きなように人格を构成し、どんな命令でも闻く新たなアキラ?ゼーネを作ることだ出来るのだ。
(こうやって有力な男を支配して、この组织は成りあがってきたのよ……)
 そう、公安局が察知していた通り、このカジノ?ドラゴンストリームは确かに裏组织がバックに控えていた。しかしそれは、マフィア等月并みな裏组织ではない。そのマフィアすらも操りかねない、女だけの催眠洗脳集団なのだ。
(有力な男……そうだわ)
 一心に胸を吸うアキラを眺めながら、モリーは目を光らせた。
 パールピンクの唇に笑みが広がる。
(まだまだあるじゃない、このペット君の利用価値が……)
 乳房を吸っていた男の顔をそこから离す。乳首と乳轮の周りが、男の唾液でべとべとだ。男は更に蕩け切った顔で、母であり饲い主である女を见ている。
「お前に仕事を与えます。必ず実行するのよ――」
「……はい」
 男ははっきりと颔く。その后、女は男にに対して问题の仕事に関する质问を几つかする。魅了トランス状态にある男が嘘を述べることは出来ない。よって、男の返答から、モリーは今し方思いついたアイディアが実行可能なものだと确信した。
「なら、いいわね。上手くやるように。分かったわね」
「……はい」
 男は深く何度も颔く。トランス状态で强い快楽暗示を受けた男には、女の言い付けを闻く以外に能はないのだ。
「そう、いいわ。ちょっと位置を変えるわよ。もっと気持ちよく堕としあげるから」
 女は立ち上がり、アキラにソファに座るように言う。アキラの男根からは、すでにカウパー液が漏れてどろどろだ。阴茎自体少しも刺激していないというのに、顔を胸で扱いただけで、この男はもう盛大に果ててしまうだろう。……宁ろ、顔の乳责め以外で絶顶することはないかも知れない……そう思って、女はふっと嗤う。
「ソファに凭れて座るのよ。そして身体全体を前の方へずらして、头が背凭れに来るようにしなさい」
 男は言われたように、身体を前へとずらし、头が背凭れの位置にくるように座った。
 男の前には、その母であり饲い主である女が立ち、挑発的に男を见下ろしている。无论、上半身は何も身に付けていない。
 その豊乳が男の视线を钉づけにしている。そして、ゆっくりと、そのゆたかなバストが、男の目の前へと迫ってきたのだ。
「あ、ああ、……ああああっ」
 豊乳の柔らかで弾力のある感触が男の顔に押し当てられる。圧倒的な柔肉で视界を塞がれ、ソファの背凭れに押し付けられて、アキラは乳圧をさらに感じることが出来た。
 びくびくと男根が怒张し、震える。
 女はソファの上でアキラを跨いでに膝立ちになり、调度バストの位置が、男の顔の高さにくるように调整すると、そのまま胸を男の顔に再び押し当て、ソファの背凭れの间に挟んで圧迫したのだ。
「さあ、わたしの胸の感触を、今まで以上にその肉体と精神に刻み付けるのよ。この感触が心地よくて、気持ち良くて、もう忘れられないわ。この感触の为なら何だってする――そうよね?」
 乳房で男の顔を塞ぎ、圧迫し、揺らして扱き上げる。
 男の意识は恍惚境に入り、その口角からは唾液が滴っているのが、濡れた感触で分かった。男の自我は胸によって既に溶解しており、そこには剥き出しの本能があるだけだ。その本能に対して、女はその凶悪な豊乳を使い、刺激を与えてゆく。
 もう逃れることの出来ない、甘美な刺激を。
「贵男は今から、赤ちゃんペットとしてだけでなく、本当にわたしの手足として働いてもらうわ。いいわね。贵男はわたしの胸に溺れ、胸に依存し、胸に支配された性奴隷よ。さあ、その股间の赤黒いものの先から、白い液を吐き出しなさい。顔を胸で扱かれながらね」
 乳圧を込め、男の顔をソファへと押し付けつつ、その乳肉を手で自在に震わせて、男の顔を扱き上げる。男の身体は快感で小刻みに痉挛し始め、下半身ががくがくと振动する。赤黒く怒张し、ミミズのような血管が浮き出た男の阴茎の先端から透明な液が更に溢れる。
「贵男はもう顔を乳で扱かれることでしかイけない、乳房依存者なのよ。顔という性感帯を开発されて、わたしの胸でしか絶顶出来ないわ。さあ、止めを刺して上げる。そしてわたしの胸に责められてイった时、本当の性奴隷が完成するのよ――」
 女は上半身を激しく揺すって、圧倒的に男の顔を豊乳で扱き始めた。
「あ、ああああっ、ああああっ」
 男の口元は、下乳の间にあって、塞がっていない。そこから快感の喘ぎとも、悲鸣ともつかない声が洩れる。女の胸に魅了され、堕ちてから、男が自分から意味のある言叶を発することはなかった。最早自由意思は夺われ、自我も崩壊し、残っているのは牡の本能だけであるかのようだ。
 女は巧みにその本能を、魅惑の豊乳で刺激し、确実に自らの支配下へと堕としてゆく。
 そして……。
「バスト?フェチの胸依存者さん、もう贵男はわたしの胸で顔を扱かれることでしかイけないわ。ペニスもパンパンよ。さあ、胸の快楽を受け入れて、完全に堕ちてしまいなさい――」
 完全に堕ちてしまいなさい――。
 堕ちてしまいなさい――。
 堕ちて――。
 その瞬间、何も触れられていない男の阴茎が遂に暴発した。
「あが、あががががががっっ――」
 唤くような男の声と共に、白浊が喷き出る。それが男の腹や腿に挂かって、革张りのソファをも汚す。
 どくどくと射精は留まることを知らない。射精をしている最中も、女は男の顔を激しく胸で扱き続けていた。
「ふふふ、あーあ、遂に出しちゃったわねえ。胸で顔だけを责められながらの絶顶は如何かしら……」
「くふぅーっ、くふぅーっ」
「悔しい? 屈辱? そんなことないわよね。贵男が表向きは公安局の捜査官でも、今は、その実态は、わたしのバストに屈服した堕落性奴隷ですもの……」
 女が更に男の顔に双乳を押し当てる度、まるで阴茎を刺激しているかのように、白浊が喷き零れる。
「わたしの胸に扱かれ、溃され、壊れて、贵男は遂に射精までしてしまった。真性の性奴隷へと昇天してしまったのよ。隣のフロアでは、人々がおカネ目当ての欲望に热狂している同じ建物の中で、一人の男が密かに性の欲望を开発され、刺激され、曝け出されて、堕落させられているとは梦にも思わないでしょうね……」
 女は最后に、搾り取るように思い切り乳肉を男の顔に押し付ける。
 びゅくびゅくと阴茎の先から白浊が飞び出して、射精はようやく落ち着いた。
 それと同时に、男もまた、女の胸に顔を覆われた状态で糸の切れた人形のように脱力する。
 しかし、実际には糸は缝い付けられてしまったのだ。女の胸による责めによって、それに依存し支配されるという强固な糸が……。
「堕ちたわね。完全に……」
 女はパールピンクの唇を酷薄に歪める。
 そして豊乳の拘束から、男を解放した。
「目が覚めたら、ここでのことは记忆に残っていない。でも、贵男の肉体と精神にはしっかりと刻まれている。次に来るのは金曜の晩よ。确かお给料日だったわね。あるだけの财産と、そして、さっき命令した例のものを必ず持って来なさい。いいわね、奴隷君……」
 耳元でねっとりと嗫くように言うと、アキラはソファの上に崩れ去るように倒れた。
「あーあ、彼の精液でベトベト……。速くシャワーを浴びて、カジノフロアの仕事に戻らなくちゃ」
 そうぼやいて、モリーはシャワールームに繋がるドアに手を挂ける。
「今度の命令が上手くいったら、一绪にシャワー浴びるのもいいわね。奴隷君……」
 振り返って、未だ全裸で失神しているアキラに向けてウィンクした。

   ☆

 カジノ?ドラゴンストリームのオーナーであるマリア?ルナージュは、自身のオフィスであるデータを閲覧していた。
 それは今日、カジノの客が持参した外部メモリに保存されたデータである。
 今日は金曜日、この街の官公庁は给料日で、お役人の客も多い。
「へえ、公安局が目を光らせている要マーク人物のリストとはね。まさかこんなものが、简単に手に入るなんて、モリーが言ったように、あのアキラって奴隷は、まだ利用価値があるかもね。
 そのデータは、アキラがモリーにトランス状态の际に命令されて局から秘密裏に持ち出した、公安がマークしている人物のリストだった。大物过ぎて野放しにされている犯罪者リストと言ってもよい。それも、男の分だけである。
「确かに、これだけの人数だもの。わたし达の役に立つ男もいるかも知れないわね。内容をよく吟味させて、适当な人物がいれば……ふふふ、仲间になってもらいましょうか。あの奴隷君みたいにね」
 相手がどんな男だろうと関係ない。この女达の手に挂かれば、殆どの男は、利用胜手のよい性奴隷に作り変えられるのだ。
 あの公安局の捜査员のアキラがそうであるように。
 オフィスのドアがノックされる。
 オーナーはデータのウィンドウを闭じてから、入室许可の声を挂ける。
「失礼します」
「あら、贵女も来ていたの。どう、当局の方は?」
 现れたのは、何と、アキラと共にこのカジノに捜査に来た、公安局の覆面捜査官ユリアであった。
「毎日レポートしている通りですわ。几つか大きな事件を抱えていますが、今の所オーナーに特别ご报告するようなことはありません」
「そう……じゃあなんで来たのかしら」
「それは……、同僚の様子を见に、ですかね」
「へえ……」
 オーナーはある左手の方へと视线を遣る。
 ユリアもそれに倣って、视线を同じ方へと向けた。
 そこにもドアがあった。そしてそれは通路を経て、シャワールームへと繋がっている。
「贵女の同僚なら、今はご主人様とシャワールームでお楽しみ中よ」
「ふふふ、そうですか。幸せなアキラ君……」
 二人の女は顔を见合わせると、くっ、と咽喉を鸣らして嗤った。

   ☆

 ほらほらぁ、もっともっと、胸に溺れなさい……。
 身も心も、とろとろに蕩けて、ますます快楽へと堕ちてゆくのよ……。
 そして一生、わたし达の为に尽くすの、幸せよねえ、性奴隷君……。

 女の豊乳に包まれて、男は今夜もまた终わりない快楽と共に射精を缲り返す。 本文来自
「ああ、俺は、奴隷。ご主人様の、性奴隷……」
 シャワーの汤で火照った身体が络み合い、男の顔を女の豊乳が滑り、扱き上げていった。
 汤よりも热い白浊が、二人の腿から足元へと流れてゆく。
 ご主人様とその性奴隷――乳房によって繋がれた锁を强固なものにすべく、今宵もまた、魅了の仪式は続けられる……。

(おわり)




勇者祭司

 僕は勇者。勇者アルク16歳。

 今、魔王城に最も近い町の、教会に来ている。
 祈りを捧げて、死んだときにこの町から再开できるようにするためだ。
 早く魔王を倒さなくてはいけないのに寄り道はしたくないんだけど、仕方ない。

 教会の中は、変わった造りだった。
 教坛も长椅子も无く、小さなテーブル席がいくつも置かれている。
 信者とシスター达が、そこで谈笑していた。
 知らない人が内観だけを见れば、カフェか何かだと思うだろう。

 そして教坛があるべき场所には、女神像が饰られてた。
 羽根の生えた全裸の美女が、优しく両手を広げている。
 ありふれたモチーフだけど、グラマーな体つきで细部まで作り込まれてて、妙にいやらしい。

「ようこそいらっしゃいました、勇者様」
 女神像に见蕩れていた僕に、女性の司祭様が声をかける。

「祈りを捧げに参られたのですね?
 それでは、こちらにお座りください」
 そう言って司祭様は、僕に近くのテーブル席を勧めた。
 僕が勧められるままに座ると、司祭様は向かいに座った。

「惊かれたでしょう?
 我々の信仰する神は、他とは少し変わっておりますので」
 そう言って司祭様は柔和に微笑む。
 僕は颔いた。

 この世界には、多数の神様がいて、その数だけの教义がある。
 だから、教会に个性があるのも不思议な事じゃない。
 でも、教坛も长椅子も无い教会というのは初めてだった。

「私达の神は、人々の自由意志を何よりも重要视しておられます。
 ですから、司祭が人々に一方的に説教するのではなく、こうして対话する形を取っているのですよ」
 なるほど、そういうことか。
 でも正直、教义にはあまり兴味は无い。
 早く祈りを捧げて、魔王城に向かわなくては。

「勇者様、何を急いでらっしゃるのですか?」
 兴味のなさそうな様子の僕に、司祭様は问いかける。

 当然、魔王を早く倒さなくてはならないからです。
 僕は答える。 copyright

「なぜ、魔王を倒さなくてはならないのですか?」
 魔王が悪で、僕が勇者だからです。

「なぜ、勇者が魔王を倒さなくてはならないのですか?」
 勇者が魔王を倒すと、决められているからです。

 当たり前の事を闻く司祭様に、僕は苛立ちながら答える。

「……勇者様。
 人々は自身の意志に忠実に生きるべきなのです。
 どんな人间であろうと、他人に自身の生き方を决められることなど、あってはなりません」
 司祭様は僕の目をまっすぐ见据えて言う。

 そんな事は无い。
 勇者は魔王を倒さなくてはいけないんだ。

 司祭様の真剣な表情に気圧されながらも、僕は答える。

「それを决めたのは、谁ですか?」
 ……

 そう问われて初めて、その答を知らないことに気付いた。
 勇者であることが分かってからずっと、魔王を倒すことが使命なのだと言われてきた。
 家族にも、周囲の人々にも、王にも。
 でも、それが何故なのか、考えたことも无かった。

「勇者様。
 勇者はどうやって决められたのか、知っていますか?」
 ……知らない。
 数年前、ある日突然、自分は勇者なのだと告げられた。
 家族も大喜びしてて、村の人达もお祭り騒ぎで。
 理由なんて闻ける雰囲気じゃなかったし、僕も夸らしさで一杯で闻く気も无かった。

「これをご覧下さい」
 司祭様は、僕に一枚の纸を差し出す。
 その纸には、多数の名前と、その横にはいくつかの数字が书かれていた。
 よく见ると僕の名前もあって、大きく丸が付けられている。

 ……なんだろう。何か嫌な予感がする。

「これは勇者様と同じ年に生まれた、魔力の高い子供达の名前です。
 その横にあるのは、魔力を数値化した値と、国に纳めている税の金额です」
 动悸がする。
 それ以上、闻きたくない。

「……そしてその横が、魔力値から税金を引いた数値です。
 お分かりですね?」
 理解したくないのに、僕の目は真実を探して胜手に动いてしまう。

 ……僕の名前の横の数値が、最も大きかった。

「魔王が生まれて数週间后、この纸に书かれた者を勇者として祭り上げろとの王の命令が来ました。
 ……耳を疑いましたよ」
 心臓が飞び出るんじゃないかと思うくらいドクンドクンと脉打つ。
 头が割れるように痛い。耳鸣りがする。

「国は、魔力の高く贫乏な子供を、适当に勇者に仕立てあげたのですよ。 内容来自
 そして、彼に魔王に関する全ての责任を押しつけたのです」
 そんな马鹿な。
 僕が辛い冒険の中、唯一心の支えにしていた、自身が勇者であるという事実。
 それが、こんな适当な理由だったなんて。

「勇者様。いいえ、アルクくん。
 自分の気持ちに正直になって?
 あなたがしたい事は、本当に魔王退治なの?」
 真っ青な顔の僕に、子供に语りかけるような优しい口调で司祭様が语りかける。
 身体の震えが止まらない。何も考えられない。

「……もう少し、落ち着ける场所に行きましょう。
 教会の奥に、私の部屋があるわ」
 司祭様に支えられて、僕は震える身体を押さえながら教会横の扉をくぐる。

 ……女神像の顔が、歪んだ笑みを浮かべていた。
ほら、饮んで。
 落ち着くわよ。」 内容来自
 すっかり素の口调に戻った司祭様が、僕に红茶を勧めた。
 ソファに座らされた僕は、勧められるままに红茶に口を付ける。

 甘くて、ほっとするような味。
 一口、二口と饮むうちに、少しづつ动悸が収まっていく。

「少しは落ち着いた?」
 司祭様が僕の隣に座って、笑いかける。
 ベ―ルを外していた。
 长い绮丽な亜麻色の长髪が、サラサラと僕の肩にかかって、思わず见惚れる。

「触りたい?」
 心を见透かされて、ギクリとした。
 ごめんなさい、と谢る。

「ううん。いいよ、触って」
 予想外の言叶に、惊く。

「言ったじゃない、私の教団は自由意志を重んじるって。
 アルクくんは触りたい。私は触られても构わない。
 交渉成立よ。触って」
 そう言われて、僕は远虑がちに髪に触れる。
 美しい髪が、サラサラと指の隙间を流れ落ちていく。

「私の名前、ルースよ。
 そう呼んで」
 初めての髪の感触に梦中になる僕に、司祭様は言う。

 ル、ルースさん。
「违う、呼び捨てで呼ぶの」

 ……ルース。
「よろしい」
 真っ赤になりながら呼ぶ僕を、ルースは満足そうに见る。

「アルクくんは、どう呼ばれたい?」
 そう言われて、僕はドギマギする。
 勇者以外の名前で呼ばれることなんて、今まで无かった。

「アルクくんは、自分の意志を言叶にすることから练习しないといけないの。
 ねえ、どう呼ばれたい?
 自分で考えてみて?」
 今まで考えたことも无かったことで、なかなか思いつかない。

「言わなかったら、くん付けのままで呼ぶわよ?
 それでいいの?
 私にどう呼ばれたいか、それだけ考えればいいの」
 ルースに呼ばれたい名前……

 ……アルク。
「分かったわ、アルク」
 ルースが僕を见つめて笑う。
 なんだか恋人になったような错覚がして、僕の方が赤くなる。

「それで、アルク。
 さっきも言ったけど、あなたはずっと、嘘の役割に缚られ続けてきたの。
 だから、自分の意志を言叶にする练习をする必要があるのよ。
 私が、その练习を手伝ってあげる」
 そう言って、ルースは修道衣を脱ぎ始める。
 ビックリする僕をよそに、ルースはキャミソール1枚になってしまう。
 修道衣越しでは想像が付かないほど大きい胸が、むっちりとした白い太ももと共に僕の视线を夺う。

「これからは、我慢すること禁止。
 したいと思ったこと、全部言うこと。いい?」
 ……はい。
 ルースの色香に当てられて、僕は素直に颔く。

「さ、何をしたい?」
 ルースは両手を広げて、僕を诱う。

 おっぱいが、太ももが、僕の欲情を诱う。
 でも、思ったことをそのまま言うなんてとても出来なくて、僕は口ごもる。

 そんな僕の様子を见て、困ったようにルースが顔をしかめる。

「もう、仕方ないなあ。
 耻ずかしがりゃのアルクのために、素直になれるお呪いをしてあげる」
 ルースは突然僕に覆い被さって、僕の瞳を见つめてくる。
 その瞳が淡くぼんやりと明灭する。目が离せない。
 光を见ていると、羞耻心や虚栄心、警戒心がほどけていく。
 ルースという魅力的な女性が目の前にいること、それ以外の事がどうでもよくなっていく。

「ふふ? いい顔になったわね?
 さあ、どうしたい?」
 触れそうなほど唇を近づけて、ルースが问う。

 キスしたい。
 僕は何の踌躇いもなくそう答える。

「いいよ」
 吐息混じりの、愉しそうな声。唇が重ねられる。
 柔らかな唇の重なる感触。

 ルースが强引に舌を入れてくる。
 蛇の交尾のように舌が络み合わされ、
 甘い甘い唾液を饮まされる。

 长い长い长いキス。
 その名残を惜しむように、唇が离される。
 唾液が唇の间で糸を引く。

「……ふぅ。
 ねえ、次はどうしたい?」
 ルースはそう言うと、アソコが见えそうなほどキャミソールをたくし上げて、太ももを僕に见せつける。
 柔らかそうな太ももが、僕を魅了する。

 太ももに顔を埋めたい。 内容来自
 僕は间髪入れずに答える。

「伟いよ? アルク?
 自分のしたい事、言えるようになってきたね?」
 ルースは愉しそうに笑って、僕の方に向けて座り直す。
 僕は身体をルースの下半身に倒れ込ませて、太ももに顔を埋める。

 甘い香りと柔らかな感触に包まれて、恍惚となる。
 身体中から力が抜けて、顔が情けなく缓む。
 弛缓した口から自然と舌がはみ出て、太ももに当たる。

「もうー、舐めていいなんて言ってないでしょ?
 舐めたいの?」
 僕は太ももに埋めたままコクコクと颔く。

「いいよー?」
 许しが出て、僕は思う存分太ももを舐める。
 汗の味、舌に伝わる太ももの柔らかな感触。
 全てが僕を魅了する。どんどんと、ルースの身体に依存していく。

「ねえ? もっと太ももを愉しみたくない?」
 コクンコクン。
 僕は即座に颔いた。

「じゃあー、太ももでパフパフしてあげる?」
 股が开かれて、太もものギロチンにかけられる。
 むわぁっと浓厚なフェロモンに包まれる。

「ほーら、パフパフ?」
 柔らかな太ももが僕の头を挟み込む。
 パフンパフンと弾む太ももが僕の头を缔め付け缓める。
 饲い主が犬の頬を手のひらで优しく包むような刺激が、僕の心を太ももの虏に変えていく……
……どれだけの间、太ももに挟まれていたんだろう。
 ふいに太ももが缓められて、僕の顔がソファに堕ちる。

「ふふ? ふにゃふにゃになっちゃったね?」
 愉しそうなルースの声。
 その声に顔を上げた僕の目にまず入ったのは……広げられた股の奥に隠された、秘所。
 フェロモンを撒き散らすその妖しい女性自身に、僕は钉付けになる。

「どうしたのぉ?
 したい事があるなら、ちゃんと声に出さないとダメだよ?」
 僕の考えを见透かしたように、ルースが言う。

 ……あそこを舐めたいです。
 僕は、少しだけ踌躇してから、恳愿するように言った。

「それはダメ」
 断られて、僕は絶望する。
 舌を伸ばせば触れられる场所にあるのに、お预けを食らうなんて。

「お互いの自由意志を尊重するんだから、相手が嫌がったら止めないといけないのよ。
 でも、どうしても舐めたいなら、取引をしない?」
 ……取引?

「アルクのしたい事をする代わりに、私がして欲しい事をアルクがするの。
 そうすれば、お互いの意志が尊重されるでしょう?」
 ……うん、うん。确かにそうだ。

「アルク、さっき、したい事を言うのに踌躇しちゃったでしょ?
 効果が弱くなってるみたいだから、もう一度おまじないをかけさせて?
 そうしたら、あそこを舐めさせてあげる?」
 ……それくらいなら……

 了承しようとする僕に、心の奥底が警钟を鸣らす。
(何かおかしい。逃げろ)

 ……あれ? そう言えば僕、なんでルースとエッチな事してるんだっけ……?

「ダメよ? アルク?
 自分の意志を抑えつけちゃ?」
 ルースが秘所に指を入れてかき回す。
 ヌチャヌチャと响く音と共に、より一层浓厚になったフェロモンが周囲を満たす。

「こういうときは、深呼吸して落ち着きましょう?」
 僕はルースの言叶に操られるように、息を大きく吸い込む。
 浓厚なフェロモンが肺の奥の奥まで満たす。
 ペニスがガチガチに勃起して、気持ちいい事以外考えられなくなる。
 心の奥に生まれた疑念が、すーっと消えていく。

「さぁ、取引受ける? 受けない?」
 うん、受ける。おまじないをかけて。
 僕は踌躇なく、そう答えた。

「いい子ね?
 さぁ、お姉さんの瞳を见て……?」
 ルースは僕の颚を持ち上げて、自分の方に向かせる。
 淡く光る瞳に见つめられて、より深く心がほどけていく。
 ルースに、心の底から魅了されていく。

「はい、おまじないおしまい……?
 舐めていいわよ?」
 言うが早いか、僕はルースの股に顔を埋める。
 爱液で濡れた下の口を、犬みたいに舐める。
 甘い爱液で唇を涂らして、フェロモンに涂れて、僕はただの獣になる。

「ねぇ、舐めながら闻いてね……?
 実は私、アルクに谢らなければいけないことがあるの……?」
 ……谢らなければならないこと?
 僕は秘所を舐めることに梦中で、あまり兴味が沸かない。
 でも、ルースが言う事なら、ちゃんと闻かないと。

「実はね、アルクに见せた纸は伪物なのよ……?」
 ……え?
 それは、とても重大なことだった気がする。
 それなのに、头に霭がかかって、フェロモンに犯されて、よく思い出せない。

「王が适当に勇者を决めたなんて嘘……?
 アルクは世界中の神々に力を与えられた、唯一魔王を倒せる存在なのよ……?
 アルクがいなくなれば、魔王に対抗できる人间はもうこの世にいない……?」
 混乱する。
 自分は何か、とてもまずいことをしている気がする。 内容来自
 でも今舐めてるあそこはとても美味しくて、离れたくなくて……

「私达の教団は魔王と结託しているのよ?
 村の人达を信者にして、魔王城に近づく人达を上手に排除して……
 そうやって、安全に教団を大きくしていたの?」
 とんでもない事を言っているような気がする。
 でも、ルースはエッチで、とてもいい人で……

「でも、そんなことどうでもいいわよね?
 アルクは今、自分が一番したいことをしてるんだもの……?
 アルク自身の意志が、一番大事なのよ……?」
 そう、僕の意志が一番大事。
 僕は自分の意志でルースのあそこを舐めていて、それはとっても気持ちいい。
 舌を入れる。ルースの唇が吸い付く。気持ちいい。

「くす……?
 さ、もう舐めるのはやめて……?
 もっと気持ちいいことをしてあげるからね……?」
 名残惜しいけど、ルースの言う通り僕は股から离れた。

「见てて……?」
 ルースはキャミソールをずり下げて、プルンとおっぱいを露出する。
 大人の顔より大きなおっぱいが、プルンプルンと弾む。

 ルースは自分の片腕を谷间に挟んで、もう片方の腕を使っておっぱいで包む。
 そのまま上下に弾ませて、自身の腕をおっぱいで爱抚する。

「ほら……? どうしたい……?
 自分で考えて、言ってごらん……?」
 おっぱいを弾ませながら、ルースは僕に笑いかける。
 いやらしく、嘲るような笑いも、僕には女神の微笑みにしか见えない。

 おっぱいでおちんちんを挟んでください。
 僕はそう、答えた。

「いい子ね? アルク?
 本当にいい子?」
 ルースは僕を抱きしめる。
 顔がマシュマロみたいに柔らかいおっぱいに埋められて、とっても気持ちいい。
 ルースに褒められて、夸らしい気持ちで一杯だ。
 そう、勇者に任命されたあの日より、ずっと……

「さぁ、自分の意志を言えるいい子には、ご褒美をあげましょうね……?」
 ルースは僕をソファに深く腰挂けさせて、僕の前で膝立ちする。

「さ、自分で脱ぎ脱ぎしましょうねー?
 アルクのおちんちん、私に见せて?」
 言われて、僕は耻じらいも感じずにズボンを脱ぐ。
 もうガチガチに勃起しているおちんちんを、ルースの前に露出する。

「ふふふ? もう準备万端ね?」
 そう言って、ルースはゆっくりと僕のおちんちんにおっぱいを近づけていく。
 少しづつ少しづつ近づいてくるおっぱいを、僕は期待の眼差しで见つめる。

 ふわぁっっっっ??
 マシュマロのように柔らかいおっぱいに包まれて、おちんちんが溶けてしまったみたいだ。
 表情筋の缓みきった顔から、涎がとめどなく流れる。

「これからもっと気持ちいいわよ……?」
 ルースは両手をおっぱいに添えて、ゆっくりとおっぱいを揺らし始める。
 激しくはない。なのに、身体に一切の力が入らない。全身がおちんちんになっておっぱいに包まれているみたいだ。
 自在に形を変えるおっぱいが自分の気持ちよさを僕に教え込ませるみたいに、ゆっくりと蹂躙する。
 おっぱいの大海の中でゆったりとした波に揉まれるような、抗いようのない快感が僕を袭う。

「もう、いい顷合いね……?」
 ルースは突然、上下に激しくおっぱいを揺らし始めた。
 プルンプルンと揺れるマシュマロおっぱいに、おちんちんが激しく蹂躙される。
 激しい波に揉まれて、快楽が限界を容易く超える。
 我慢汁が溢れ出して、おっぱいをヌルヌルに汚す。

 出る! 出る…………!!

「あら、射精は许可してないわよ?」
 突然、おちんちんがおっぱいから解放される。
 行き场を失った精液が、所在なくペニスに留まる。
 射精できない焦燥感に、僕は混乱する。

「私、アルクに射精してほしくないのよ。
 アルクは射精したいの?」
 必死で首を縦に振る。

「相手と自分の意志が违う场合、どうすればいいのか教えたわよね?」
 取……引……

「そう、取引をしましょう。
 射精する代わりに、アルクは私の教団の信者になって、私に忠诚を誓うの。
 そして世界中の人々に、自由意志の素晴らしさを伝えましょう。
 素敌でしょ?」
 ……信者……忠诚……

 これに了承してしまえば、もう二度と元の道には戻れない。
 それだけは、消えかけた理性でも理解できた。

 射精したい気持ちと危机感がせめぎ合い、答えを出す事ができない。

「もう、言ったじゃない。
 自分の意志を抑えちゃダメだって?」
 不意に、ルースの瞳が淡く光る。
 咄嗟のことに反応できず、まともに瞳を见てしまう。
 心が溶けていく。
 射精したい気持ちが际限なく溢れて、わずかな理性が洗い流されていく。

「さぁ、射精して私の奴隷になるのと、
 射精できずに惨めに帰るの、どっちがいい?」
 射精させてくださいぃぃっっ!!!
 奴隷にしてくださいぃぃっっ!!! 内容来自

 僕は、声の限り叫んでいた。

「いい子ねぇ? 本当にいい子?」
 优しく笑って、ルース様は僕の头を抚でてくれた。

「ほらぁ、隷属の証を刻んであげるね?」
 ルース様は僕の额に指を当てる。
 赤黒い光が指の先端に集中していき、徐々に额の中に染みこんでいく。
 脳に楔が打たれたような冲撃の后、世界は一変した。

 ルース様が、今までより何倍も美しく见える。
 いや、これが本来の美しさだったのだろう。僕は目が昙っていたんだ。
 世界の中でルース様だけが光り辉き、それ以外のものは取るに足らないものに思える。

「それじゃぁ、ご褒美をあげる。
 気持ちよく射精しなさい?」
 ルース様は僕のおちんちんを大きなおっぱいで挟んで、激しく揺らしてくれた。
 女神様に身体ごと爱抚されているような极上の快楽に、悦びの喘ぎをあげる。
 身体中から血液が集まって、精液に変换されていく。
 おちんちんが歓喜の悦びを上げて、屈服の証を吐き出す。

 どぴゅっっ??ぴゅるるっっっ???どぶどぶっっっっ??ぴゅっっ??

 ルース様に精を捧げることの出来る悦びに打ち震えながら、僕は射精した。

 勇者が、魔王城の付近で姿を消した。

 その知らせは、瞬く间に王城に伝わった。
 魔王に捕らえられたのか、それとも何者かが拉致したのか。
 すぐさま、捜索队が付近に派遣された。

  ●

「おい。あれ、勇者様じゃないか?」
「そんな马鹿な。ここはもう、他の队が调べたはずだろう?」
 补给のため、魔王城の最寄り町に立ち寄った捜索队员达。
 彼らが教会の中で见たものは、司祭と话をしている勇者らしき人影だった。

「失礼、あなたは……」
 声をかけた队员は、言叶を失う。
 その人影は、勇者その人だったのだ。
 すぐさま、彼らは自身の队を教会に呼び寄せた。

「なぜ、こちらにいらっしゃったのですか?
 捜索の兵が来ているはずなのですが、お会いになりませんでしたか?」
 队长が勇者に问うた。
 勇者が言うには、魔王城で一度败れ、力を蓄えるために付近で锻錬を重ねていたらしい。

 つまり、姿を消したというのはデマだったのだ。

「大変失礼致しました。
 では、我々は报告に戻ります。
 勇者様、ご武运をお祈りしております」

「お待ちください、皆様」
 敬礼して教会を出ようとする捜索队を、美しい司祭が呼び止める。

「长旅でお疲れでしょう。
 お茶をお出ししますから、暂しここで休んでいかれてはどうでしょうか」
「いえ、お申し出はありがたいのですが、我々は急いで报告をせねばなりませんので……」

「远虑なさらないでください?」
 そう言うと、司祭は目を淡く光らせる。

「……そうですな。ではお言叶に甘えて、少しだけ……」
 坚物队长の気まぐれに队员达は沸き、队长が虚ろな目をしていることに気付くことはなかった。

「本日はシスター达もおります。
 皆で、心ばかりの歓待をさせて顶きますよ。
 义务と责任に疲れた皆様に、一时の休息を……ね」
 10人ほどの美しいシスター达が、队员达に微笑みかける。

 いつの间にか入り口に移动していた勇者が、教会の入り口を闭め、闩を下ろす。 内容来自
 女神像の全身から、谁も気付かぬほど微かな淡い光が漏れ出していた。

 捜索団の面々が教団の信徒に加わるのは、それからほんの半刻后のことだった。





炼金


「着いたー!これが王都かぁ……!」

 船着场から徒歩で数时间。この大陆で一番大きな街、王都アスラ?アム?バートの东门に着いたライザことライザリン?シュタウトは、街道の真ん中で両腕をあげて大きく伸びをした。ライザの故郷、クーケン岛と周辺地域だけが世界だった彼女にとって、数十メートルはあろう外壁も、様々な色の石材で绮丽に涂装された広い街道も、それを往来する人や马车の数も、全てが未知の新鲜さに溢れていて、ライザは童心に帰ったようにキラキラした目で周囲を见回していた。

「おいそこの女の子?!马车が通るから突っ立っないでどいてくれ?!」
「えっ?…わぁっ、ごめんなさい!!」

 当然、ライザの棒立ちは通行の邪魔になっていて、——近付いてくる马车の御者から注意されて我に帰ったライザは、顔を赤らめて道端に飞び退く。

(うぅ…、絶対田舎者丸出しだって思われたよぉ……。なんだか周りの人からもクスクス笑われてる気がするし…。よし、ここから离れよう!いざ王都!)

 ライザは小さく深呼吸をしてから、街中へ歩き始めた。しばらく歩いていくうちに、彼女の観察対象は、建物や风景から王都に住む人々に変わっていく。王都の住民は皆、スラリと细身で男女ともに背が高い人ばかりで、服装は夏らしい薄着ながらも、体型にフィットするようなスタイリッシュな仕立てだ。老若男女谁もが、仕事や私生活へと忙しなく动き回っていて、ライザは见ているだけで目が回りそうだった。
 
 ブツブツと呟きながら小さく右手を上げて、ライザは再び街へと走り出した。
 ——走っている间、すれ违った全ての男の目线を独占していることに、気付かないまま。



 その后、タオとボオスの再开?パトリツィアとの出会いを経て、中央区にアトリエを借りられることとなり、王都で錬金术士としての活动を开始して数日が経った。———

 ライザは、カフェで依頼の报告を済ませた后、职人区で买い物を済ませてアトリエへと歩いていた。錬金术士としてのルーチンワーク、この数日で既に何度も往复した惯れた道のりで、キョロキョロと见回すこともなく、王都の住民と同じ立ち振舞いができているはずなのに——

(あぅ……今日もすっごい见られてる……)

 ライザが感じる视线は、王都に着いた当日から减るどころか、むしろ増えているようだった。歩いているときや、阶段を駆け上がるとき、特に强く视线を感じる。
 毎日、アトリエの外に出る度に视线に晒されるうち、ライザは故郷のクーケン岛でも时々、似たような视线を感じていたことを思い出していた。———岛にやってきた行商人に会いに行ったとき、私生活であまり関わりのない岛民の依頼をこなしたとき———今と同じような视线を向けられていた気がする。

(あのときも今も、见てくるのは男の人ばっかり。それで多分、あたしの……お、おっぱいとか……おしりをすっごい见てるよね……ってことは———)

「——あたし、知らない人に、えっちな目で见られてる………。」

 ちょうどアトリエに帰ってきたタイミングで思考が终わり、声に出してみる。

 ベッドの上で、ライザは右手でホットパンツの上から秘所を抚でる。その瞬间、ライザ自身も惊くほどの快感が彼女の身体を走り抜ける。
「っっ!やぁぁっ…!?これ全然っ…いつもと违って……!」
 身体を丸くしながら、左手で自身の胸を揉みしだく。当然、ライザのバストサイズで片手では収まるはずもなく、トップバストの周辺を弄る形になる。
「んんっ?……このおっぱいで歩くだけで…みんなが兴奋しちゃうのっ…!皆があたしのこと见ちゃうのっ…!?あたし、王都の女の子よりすごいのぉっ……???
 ————はぁっ、はぁっ……あたし、知りたい、试してみたい…?あたしのことを见てくる男の人が、どんなこと考えてるのか…?」

 ——錬金术士としての知的好奇心か、男友达に囲まれて育った故の警戒心の欠如か、錬金术が行き诘まっていることに起因した都会人へのコンプレックスか———心の中で様々な思考が络みあった结果、ライザはいつもより性欲が强く、自制心が弱くなっていた。目尻がトロンと下がり、いつもより红潮した頬で、リップを涂り直して艶やかになった唇で———ちょうど夜の帐が下りた王都へ向けて、ライザはふらふらと歩きだした。


 数分后、ライザは见知らぬ男——20代半ばの、精悍で経験豊富そうな男性——を引き连れて、あっという间にアトリエに戻ってきた。
「ここがライザちゃんの部屋かあ、おしゃれで可爱いね。ライザちゃんにぴったりだ。
 いやー、僕に近付いてきて「あたしのこと、ジーッと见てたよね?」なんて话しかけてきた时は、人生终わったかと思ったけど……ライザちゃんはエロいおのぼりさんなんだね。」
「……分かんないの。男の人に见られるのは嫌じゃないんだけど……それが”したい”って気持ちと一绪なのか。あたし、初めてだし…。」
「……なるほどね。ライザちゃんを见てる男がどんなこと考えてるか、僕がたっぷり教えてあげるよ。」

 ベッドサイドに座った途端に、男はライザの唇を夺う。ライザの整った顔立ちが真っ赤に染まり、厚い唇から唾液が络み合う音が响きだす。ライザはされるがまま、ベッドに押し倒され、舌を突き出して惯れない动きで男のキスに応えている。

 思わぬ部位へペニスを押し当てられて、ライザは惊愕を隠せない。
「えっ、えぇぇぇっ!?ふ、太もも?そんなとこで、おちんちんを……」
「…そんなとこで、じゃないよっ!!…っ……きもちいいっ?」
「だ、だって…みんなあたしのおっぱい见てるとばっかり……」
「ぅぅっ?……そりゃあ、そのおっぱいと谷间にも钉付けだよ!でも、少なくとも僕はライザちゃんの太ももが、见たこと无いくらいエロかったから……ライザちゃんから目线话せなかったんだよっ…あぁぁっ?」

 男はライザの脚を固定したまま、腰を前后させてペニスを太ももに出し入れし始める。ライザが普通に立っているだけでも、脚の付け根付近は隙间が见えなくなるほど、见事な肉付きを夸る太もも。それが今はぴったりと闭じられており、その柔肉の密度は、男のペニスの挿入に合わせて即座に変形し、裏筋に腿肉がピッタリと这って刺激するほどであった。
 男は想像以上の太もものスペックにビクビクと震え、喘ぎながら、ライザのどこを见ていたか告白し続ける。

「太ももとおっぱいの他にもっ…!———タイツ脚と生脚両方见せるとかエロすぎ!———そのパツパツのホットパンツで强调されたお尻、正直裸よりエロいよ…!——ブラウスから脇腹とくびれチラ见せしてるのもセクシーすぎるし———おっぱいもっ、ブラウスの密着と縦缟模様でめっちゃ强调してるし———脇丸见えなのも———もちろん顔も可爱い!
 とにかくっ!ライザちゃんは全身エロくて男がどんな性癖でも见ちゃうんだよ……!
 この太ももコキも、想像以上に気持ちよくて……!もうイきそうなんだよぉっ?」

 ライザは捲し立てるように身体の魅力を褒められ続け、呆けたような照れたような表情でキョトンとしていた。
「あたしの身体、ほとんど全部じゃん……全部やらしいの?だから男の人は见ちゃうの…?」
「そうだよっ…!ライザちゃんに気持ち良くしてほしくて、目が离せなくなっちゃうんだよ…!」

 半刻前は街中のバーで1人グラスを倾ける、頼りがいのある年上男性だった男が、今はライザの太ももに梦中になって、息も絶え絶えになりながらライザの身体を褒め称えている。その豹変を目の当たりにして——ライザの中で、ピタリと思考がはまった。

(そっか。——男の人はあたしの身体で気持ち良くなりたい…。あたしは———)

(——あたしは、男の人が、あたしの身体に梦中になってるのが快感だったんだ…。だから、ジロジロ见られても嫌じゃなかったんだ…!)


 ライザの目が、妖しさをまとって细められる。そして——男に持ち上げられていた両脚を、交互に上下させ始める。
「ひっあっ!?ライザちゃ…あぁぁっ?」

「教えてくれてありがとう?初めてだから上手くできないけど…、あたしの太ももでいっぱい、気持ち良くなってね??」

 ライザの太ももに自分から擦り付けているだけで、射精直前まで追い诘められていた男が、太ももの魅力を理解し、积极的に刺激し始めたライザの前に耐えられるわけがなかった。
 たとえテクニックが未熟だとしても、男が一瞬で我慢できなくなるのは必然だった。

「ら、いざちゃん…!イきたい……!出したい!?」
「うん?あたしに男の人の射精、教えて?服にかかってもいいから?いっぱい?」

 ビュルッ!!ビュッ!ビュッ!

 最后の力を振り绞り、太ももの奥に目一杯押し込まれたペニスから、何度も势いよく精液が放たれる。——一度目はライザの锁骨から胸の谷间にかけて。二度目は下乳の一帯に。三度目はホットパンツに。
 全身が魅力的なライザのこの部位で出したい、と主张するような射精だった。——まだ太ももを味わい足りない、と言わんばかりに、四度目の精液を太ももに垂れ流して、男は絶顶を终えた。


 ———自分の强みと溢れんばかりの欲求を理解したライザは、持ち前の行动力で次々と経験を重ねていった。
 ——男をアトリエに诱いこみ、その极上の肢体で精を搾り取り、次々と男を狂わすテクニックを身につける——そのループを缲り返し——1ヶ月后には、王都男性の间で秘密裏に噂される存在となっていた。
 
錬金术师ライザリン?シュタウトに街中で声をかけられたなら、人生最大の幸福を得られる、と。



33


「さーて、今日はどんな依頼があるかなあ?」

 とある日の朝、ライザは开店直后のカフェに赴き、掲示板に所狭しと贴られた依頼の内容をスラスラと流し読みで确认していく。一流の錬金术士は、一流の冒険者でもあり一流の採取専门家でもある。ほとんどが容易に达成可能な讨伐?物资调达である掲示板の依頼は、この王都における大切な収入源であり、毎朝の确认は日课となっていた。
 手顷な依頼や、手持ちの素材で调合できるアイテムの依頼が书かれた贴り纸を数枚引っぺがす最中———掲示板の端に少年が近付き、新たな依頼を贴り出した。

(へえ、依頼ってこんな风にペタペタ贴っていくんだ。——それなら、今あの依頼达成できるなら、あの子に直接渡せるかな?)

 ライザの故郷——クーケン岛では、掲示板のような依頼を取りまとめる仕组みは存在せず、村人から直接悩みを闻き、解决するのが常识だった。この王都では、掲示板によって効率的に様々な依頼を受けられる一方で、人の悩みを解决して感谢される、錬金术士としての醍醐味を感じられる机会がクーケン岛より少なかった。
 依頼の内容を确认すると、——“古代树の枝”10个の调达。ちょうどアトリエのコンテナにある素材ですぐに达成できる。

(ボオスとかゼフィーヌさんが、みんなの评判を伝えてはくれるんだけどねぇ。やっぱり依頼は直接渡してこそ!)

 ライザは久々の依頼人との直接のやりとりを楽しみに、カフェを出ようとする少年に駆け寄り、声をかける。

「こんにちは!いま君が贴った依頼、すぐに达成できるんだけど、私に任せて贳えるかな!」

「え?本当ですか?……って……あなたは、ラ、ライザさんっ!??」

 少年は振り返ってライザの姿を见た瞬间、赤面して声が裏返るほど动揺する。ライザの目线にちょうど头の天辺が届くくらいの低身长で、大人の男になりかけの童顔、寝癖が残った金髪……いかにも研究の虫、天才少年という见た目の少年。そんな子にまで錬金术士として认识されていて、ライザは少し夸らしくなる。

「え、あたしのこと知ってるんだ?依頼内容からすると、あなたも学生?」

「はい。……ゆ、有名人ですよ、学生の间では。その……依頼をすぐに、たくさんこなしてくれるし、……か、かわいいし………」

 少年はどんどん小声になってボソボソと喋る。
 男子学生の间では、ライザは女神のような存在として讃えられていた。レア素材収集も强敌讨伐もあっさりとこなす依頼达成のプロ。学生と同年代の容姿端丽な女性。
 ——何より、その魅惑のボディライン。王都ではお目にかかれない、肉感的なムチムチボディとそれを必要以上に强调するファッションに、経験の少ない男子学生のほとんどが虏となっていた。
 15歳になったばかり、思春期真っ只中のこの少年も同様だ。ライザを街中で一目见たときから、どうしようもなく自身の情欲を煽られ、性欲は日に日に増す一方であった。
 更に、それを増长させたのは、学友たちの噂话だ。20歳前后で、知识だけは1人前の同级生たちが——毎日、取り凭かれたようにライザの身体で猥谈に盛り上がっていた。レイプ?パイズリ?足コキ?顔面骑乗………。妄想のような猥谈も、15歳の少年にとっては知らない単语だらけの异境である。闻いたことの无い単语が、ライザの名前を出しながら语られる。———いつしか、少年の中で闻いたことのある淫语全てが、ライザの身体と结びついてしまっていた。

 そんな卑猥な妄想の対象が目の前で、少年に向かって声をかけている。
 少年は未熟な性欲を抑制できるはずもなく——ライザの顔を见上げることをやめて、ライザの肢体を穴があくほど凝视してしまう。大胆に开けられたブラウスの胸元。身体ひとつ分も少年の侧に飞び出ている、ブラウスの縦ラインで强调されたバスト。ホットパンツを饮みこまんとする太もも。黒タイツとのコントラストで际立つ白い生脚。
 ライザから目を离せない。ライザの身体のどこを见ても兴奋してしまう。

 目线を隠すことなど思い浮かんでいないような、若く溢れんばかりの热目线をライザは感じ取り———

(やだ………そんなに见られたら……スイッチ入っちゃうよぉ?元々若い子にえっちなことしてみたいって思ってたけど……?こんなムラムラしてるの丸出しな表情…あたしの身体中を何周もジロジロ见ちゃって………かわいすぎるよぉ?)

 先ほどカフェに来るときも愉しんでいた、街中で浴びせられる男达からの目线。今受けているのは、街中で感じるよりずっと至近距离で、ずっと若く热い目线だ。
 すでにライザの顔から、依頼を探していた时の錬金术士としての表情は消えていた。男を弄ぶ魔性を凝缩した微笑み。ライザの性欲は目覚め、どのようにこの少年を诱惑して、自分のものにするか考え始めていた。

 ——とはいえ、カフェの入口でお互いに惚けた表情を晒しているわけにもいかない。ライザは目を细めて笑うと、少年を自分の巣穴へと诱い出す。

「そうだ!せっかく依頼の人に渡せるんだし、ちょっと手伝ってくれないかな?
 古代树の枝10本だと、あたし1人じゃ流石に持ちきれなくて……。あたしのアトリエに一绪に来て、纳品させてくれないかな?ね、いいよね??」

 谷间を寄せながら腰を落として目线を合わせ、手をひいてカフェの外に连れ出す。ライザの一挙手一投足に、少年の身体はビクビクと敏感に反応する。ライザは初见の调合を试すときのような新鲜さを感じながら、少年と并んで歩きだした。
 カフェのある学园区からアトリエへと帰る道中、ライザはわざと人通りの多い大阶段を使わず、学园区の横侧にある路地を抜けて歩く。少年と雑谈しながら、常に少年の方に向いて后ろ歩きし、大袈裟なくらいオーバーリアクションをとる。———全て、ライザの身体を少年に舐め回させ、少年の性癖を确定させるためだ。
 ライザの豊満すぎる、全身性器という表现が相応しいほどの身体は、容易に男を絶顶させ、1,2回で搾り尽くされてしまう男性がほとんどだ。事実、先日职人区で诱惑した男も、尻コキと太ももコキの2回で限界を迎えている。ライザが脚を强调すれば脚を、胸を强调すれば胸を见てしまうこの少年が、ライザの全身を味わうほどの耐久を持っているわけは无く———少年の性癖を弄ぶのが目的のライザは、白昼堂々の诱惑で少年の性癖を见抜き、そこを重点的に责めようと考えていた。

「そうなんだ!……12歳でこの学园に入るなんて、本当に贤いんだね!……もしかして、錬金术も教えたらできちゃうんじゃないかな?」
(ほーら、前屈みの谷间が好きかな??……并んで歩いてる时の横おっぱいがいい??……ちょっと早歩きして——どうかな、あたしのお尻揺れてるよぉ??)

 他爱のない话の中で、少年はライザに视线を操られ続けて、身体中の魅力を教えこまれて———学园区を抜けて中央区に入ったあたりで、徐々に少年のライザの身体に対する反応が変化していく。ある部位を强调された时だけ、吐息が、目线が、手の震えが少しだけ强くなる。ライザはその、気配と言ってもいい仅かな変化を敏感に察知する。

(へえ……?君はあたしの……おっぱいがいいんだ?大きいおっぱいが大好きな……おっぱいフェチなんだね……?それなら——)

「あたしのおっぱい、もっと大好きにしてあげる?」
 ライザは兴奋を抑えきれず、少年に闻こえない程度の小声を発する。そして、こっそり右足のポーチから小さな杖を取り出し、一振り。

 ライザは、一流の錬金术士である。すなわち、水火雷风の属性を自在に操るのも容易だ。ライザ特製のアイテムによって、———瞬く间に王都上空に暗云が立ち込め———突然、激しい雨が降り出した。

「わぁっ!すっごい雨!ちょっと何これ!」

 ライザはわざとらしく叫び、少年の前に立ってから、振り向く。
 今日のライザのファッションは、”海风のブラウス”。ライザがいつも着用している服装のアウターを脱いだ、ブラウスとホットパンツのみの、大胆すぎる薄着だ。
 大雨によってぐっしょりと濡れるライザの白ブラウス。———バストの形に沿ってピタリと张り付くブラウス生地の下に、赤の下着が完全に透けていた。

「———っ!!?ら、らい………ふ、ふく……!?」

 ライザが振り向いた瞬间、少年は大雨を気にする余裕もなく、ライザの胸に——濡れ透け白ブラウスに目线が钉付けになる。ぷっくりと丸い、少年の身体では再现しようもない膨らみが、濡れ透けた赤い下着のラインで裸と同等以上に强调される。白ブラウスの全体が透けて、谷间の周辺やノースリーブの脇の近くに、チラチラとライザの肌色が见える。势いよく落ちる雨粒が、次々とおっぱいの上に落ちて、おっぱいの形に沿って流れていったり、谷间の生肌で跳ねて少年の目の前に飞んできたり……
「ほらっ!早く行こ!あたしのアトリエ!」

 雨の中、ライザに手を引かれて中央区の街中を早足で歩く间も、少年は目の前を歩くライザの横乳から目を离せない。何度も石畳につまづきながら、アトリエの裏口へとたどり着く。

「ふぅ、すごい雨だったね。ずぶ濡れだよー。コンテナから素材持ってくるから、アトリエの中で待っててくれるかな?」

 少年がライザに连れられてアトリエに入った途端———少年の后ろで、ガチャリとドアのカギが闭まった。続けて、窓のカーテンがひとりでに动いて外の光を遮る。ライザの錬金道具による远隔操作だった。
 部屋の照明は付いておらず、备え付けられた练金釜の淡い光によって、部屋全体がほの暗く照らされている。困惑する少年にライザは一歩近づき、これまでと全く违う态度———錬金术士として活动するときの明朗快活な声色でなく、男性を兴奋させるための、少し语尾の上がった高い声色———で少年に话しかける。

「ね、男子学生の中であたしが有名なのって、依頼のことだけかな?别の噂————あたしに诱われたら、エッチなことしてもらえるって噂も、広まってるんじゃない??
 君もあたしに声かけられて……期待しながらアトリエまで付いてきたんだよね??」

「い、いや……僕は……そんなこと、思って…………ない……」

 若さゆえか羞耻ゆえか、密室となったアトリエに2人きりとなった状况においても、少年は自らの欲求を曝け出さない。しかし、今のライザにとって、そんな少年の自制心を砕くのは、青ぷにを倒すよりも简単だった。

「嘘はだめだよー。さっきアトリエの键を闭めた时から、背筋ピンって伸ばしてすごい紧张してるし…。何より——あたしがカフェで声かけた时から、ここまで歩いてくる间も……ここ、あたしのおっぱい……ずっと见てたの知ってるよ??」

 言い终わると同时、ライザはブラウスの胸元で结ばれたエメラルドグリーンのリボンをほどく。———リボンの真下、トップバストにあるボタンは留められておらず、支えを失ったブラウスがはらり、とバストに押し退けられて开く。下着のフロントホックが覗くほどに露出が激しくなり、元々、十分すぎるほどに露出されていたライザの谷间のI字が2倍近く长くなる。
 少年の短い人生では见たことのないほどの深い谷间。少年の目は钉付けとなり、动くことも、瞬きさえもできなくなる。

「まだまだ、だよ?」

 间髪入れず、ライザは右手を背中に回し、首の后ろで结ばれた赤い下着の结び目を掴む。——ライザの下着は、およそブラジャーと呼べるものではない。バストのサイドから背中へ向かうバックストラップは存在せず、両肩にまわるストラップも无い。辛うじてブラジャーと呼べるフロントホック付きのカップで、首を支点としてハンモックのように両胸を吊り下げるだけ。ライザの巨乳を支えるにはあまりに拙い布きれだ。
 そんな下着の唯一の支点である首裏の结び目が、ライザ自身の手でゆっくりと上下し始めて——
 
 だぷんっ?だぷんっ?だぷんっ?

 豊満な両乳が、布地とともに全て持ち上げられ……重力に任せて下に落ち、ブラウスに叩きつけられる。胸元のリボンが解かれ、大きく开かれたブラウスから谷间の全てと下乳が露出し……再びブラウスに戻っていく。雨で濡れたブラウスから、赤い下着の动きが全て透けて见える上に、バストが上から落ちてくる度、バチン、と大きな音を响かせて重量感をアピールする。密着する布地が、波打つ乳肉を见せつける。

「うわっ…ぁっ………!」

 见たことのないサイズのバストが目の前で踊り狂う未知の体験に、少年は声を漏らさずにいられない。目线だけでは饱き足らず、膝が折れて顔がライザの胸に近づいていく。当然、少年の股间はテント状に膨れており、溢れ出したカウパーが、ベージュのズボンに雨でできたものより浓い染みを作っている。

「よいしょ……んっ…?ほら、认めちゃいないなさいよー。あたしのおっぱいが雨でスケスケになってて、梦中になっちゃいましたって?あたしに声かけられてから、おちんちんのむずむずが止まらないんですって?」

 ライザの乳揺らしは激しくなる一方で、何度も乱暴に揺らされたバストが、徐々にブラウスから溢れていく。成人男性の理性をも容易く飞ばす、ライザのセックスアピールに少年が胜てるわけもなく——

「……ライザさんっ!僕、ライザさんのおっぱい欲しいですっ?学生の友达がみんな噂してるライザさんの身体……想像してたよりずっとムチムチで…エロすぎますっ?しかも、目の前でぷるぷる揺らされて……欲しいですっ?そのおっぱいで気持ちよくなりたいですぅ?」

 ライザは、少年の言叶尻を见逃さない。バストを揺らし続けながら、少年の理性をさらに砕くべく寻问する。 copyright

「へえ……あたしの身体、想像してたんだ?どんな想像かな?」

「……ライザさんのおっぱいに顔埋められたり……アソコを苛められること…!」

「想像してただけ?その间、君の両手は何してたのかなぁ??」

「…アソコ……を、触ってましたっ…!」

「あたしの噂话で、あたしの身体想像して……オナニーのネタにしてたんだ??家でおちんちんシコシコ、してたんだぁ??」

「そうです!気持ちよくて、止められなかったんですっ?」

 少年が溜め込んでいた欲望を曝け出させたライザは、羞耻と兴奋で息も整わない少年を爱おしげに见下ろすと、バストを揺らすのをやめてゆっくりと両腕を前に伸ばす。

「あははっ、正直によく言えました?でも、もう一生オナニーできないかもね?
 ………あたしの身体、君の想像よりずっと気持ちいいから?」

 ぎゅむぅぅぅぅぅ?

 正直になったご褒美、とばかりにライザは少年の头に両腕をまわし、自身の巨乳に埋もれさせる。少年の小さな顔面はもちろん、耳の入り口にまで乳肉に饮み込まれ、柔らかく少年の耳を塞ぐように変形する。突然视界を夺われた少年は、反射的にライザの背中——适度に皮下脂肪のついた女性的な柔らかい背中——にしがみつく。
 そして、鼻で息を吸った瞬间——ライザの谷间に笼った匂いに鼻腔が支配される。ライザのブラウスにぎゅうぎゅうに诘め込まれた谷间の中で、彼女の体臭と汗の匂いが溜まり——大雨に降られて蒸れたブラウスの中で过剰に浓缩され——先程の乳揺らし诱惑によって撹拌された、犯罪的なフェロモン。まだ午前中にも関わらず、并の女性が1日かけても発せられないほど强烈な香りを立ち上らせていた。少年の性知识では想像もできるはずもない、匂いの洪水。何が起きてるか理解できないまま、少年の脳が麻痺していく。
 嗅覚処理がオーバーフローした少年の脳は、他の感覚に集中しようとするが———耳まで乳肉で塞がれ、ライザの甘い责め声が远くに聴こえるのみ。视界は全てライザのバストに覆われ、睑を开くことすらままならない。肌から感じるのは、水のように柔らかいライザのバストと、滑らかな背中の感触。口いっぱいに唾液が溜まっていて、鼻腔から溢れたライザのフェロモンが溶け出したように甘く感じる。五感全てを支配された少年の中で、兴奋が高まり続けて——!

 どくん!?どぷっ?どぷっ?

 少年はビクンと大きく痉挛し、ペニスに触れられることもなく、ズボンの中で精液が迸る。ライザのバストに埋められ続ける、それ自体が极上の搾精と同义であり、ペニスの律动はおさまらない。あっという间に少年のズボンから精液が渗み出て、床にボタボタと垂れ落ちる。
 ライザは少年が痉挛した时点で、絶顶したことを确信していた。少しだけバストを缓めて少年の耳を解放すると、少年の头上から声を降らせる。

「……おっぱいに埋もれただけで、精子どぷどぷ、しちゃったね??あたしのおっぱい、そんなに気持ち良かった?君のおちんちんがおっぱいで触られるとこ、いっぱい想像してオナニーしてたのに……おちんちん触られる前にイっちゃったね?想像よりずうっとエッチだったでしょ?
 ……さっき、あたしのおっぱいの中で息吸った瞬间に一番ビクビクしてたよね?……じゃあもっと?あたしの谷间の底でスーハーしよっか?」

 少年の反応を読み切っているかのように、ライザは少年の头を更に深くバストにうずめる。少年の鼻がコツン、と谷间の底——ライザの胴体にぶつかる。ライザの胸元から上乳で渗んだ汗の全てが流れる谷间の底。そこで熟成されたフェロモンは、乳肉の中で少年を狂わせていた甘い香りよりも、より刺激的で、より浓い。新たな强い刺激を受けて、少年の射精は势いを取り戻す。さらに、ライザの右脚が持ち上げられ——豊満な太ももが少年のズボン越しにペニスへ押し付けられる。太ももで刺激する、というよりはライザの肉感で射精を长引かせるためのものだったが、少年にとっては射精中に更なる絶顶へ导かれるほどの快楽で、ズボンから溢れる精液は増すばかりだ。 内容来自

「ほら?ほら?アトリエの玄関で、あたしにギュッてされただけで、服も脱がずにイっちゃてるよ?君のオナニー何回分かなぁ??もっと…好きなだけ出していいよ。これくらいなら、何时でも何処でもしてあげられるから?」

 ———射精が终わり、ライザにしがみついていた少年の腕が、力なくダランと落ちる。谷间から头を解放された少年は、へなへなとその场にへたり込んでしまう。ベージュのズボンの股间には、ズボンの色よりずっと白いゼリーがこびりついている。少年の口からは涎が滝のように流れていて、鼻腔に残ったフェロモンを保持するかのように、口で浅く呼吸を缲り返している。
 ライザは右太ももにたっぷりと付着した精液を指で掬い取り、少年を优しく见下ろしつつ指を咥えて精液を舐めとる。

「んっ……ズボン越しの精子なのにすっごく浓いね?あたしの太ももにかけたくて、势いよくおちんちんからビューってしたんだね?
 でも……もっとでしょ?ずっと见てたあたしのおっぱいで、君のおちんちん挟んでほしいでしょ??想像してたこと、それ以上のこと……されたくないのぉ??」

 ライザは戦闘终了时にとるポーズのように、片膝に手をつけて前屈みになり、少年の目线に再び谷间を见せつける。それだけで少年のペニスは再び势いよく勃起し、少年は欲求のまま激しく颔く。ライザは少年の手を取り立ち上がらせると、アトリエの奥——ライザのベッドサイドへ移动する。

「ライザさん、このベッドって……!」

「うん、毎日あたしが寝てるベッド。……シーツぐちょぐちょになるまで出させてあげる?あたしと君の精子が毎日一绪に寝るんだよぉ??」

 およそ王都に来てから淫行を始めたとは思えないほどの、男の性欲を燃え上がらせるライザの诱惑。大人の男も强制的に勃起させるような言动は、射精直后の少年のペニスからカウパーを渗ませるには十分すぎる色気だった。ライザにされるがまま、少年はズボンを脱がされてペニスを露出する。

「わあ、さっきズボンの外に渗んでた精子の3倍くらいは出してたんだね?。おちんちん、あたしの唾なんかいらないくらいヌラヌラだね?ほら、握っただけでグチュグチュって音?」

「あっ?……ちょっ……だめ!イっちゃ……ぁ?」

 一回射精した后とはいえ、初めての女性からの刺激、それもライザの手ともなれば少年のペニスは瞬时に限界まで追い込まれる。ライザは分かっているように刺激を止め、根本をぎゅっと握って精液を押さえ込む。
 王都の大半の女性は、ライザの片乳のボリュームにも敌わないだろう。少年は、先程顔を埋めただけで絶顶した、そしてこれから自分のペニスを蹂躙するバストを见つめ、ため息を吐くように「すご…おおきい…」と感叹することしかできなかった。当然、ペニスはカウパーを撒き散らしながらそそり立っており、そのサイズは、ライザのバストに埋もれて射精する直前と同等だった。

 ライザは少年に近づき、少し屈んで目线を合わせるとおもむろに唇を夺う。ライザの脱衣に兴奋し、少年の口内で波打っていた唾液は、瞬く间にライザのバキュームに吸い尽くされ、ライザの舌が少年の歯茎をつつき、舌を络め合わせ、唾液を流し込んで征服する。街中でライザに视线を向けていたことを否定し、见栄を张る男をその场で素直にさせるために身につけた、ディープキステクニック。そんなテクが容赦なく少年を袭い、少年の目が蕩けていく。少年がライザの舌技に无抵抗になるほど従顺になったことを确认すると、ライザは唇を离して少年に问いかける。

「ねえ、君って割と……マゾだよね?キスですぐトロトロになっちゃうし、あたしのおっぱいに埋もれてイっちゃうし、あたしが「もうオナニーできないかも」って言った时も嬉しそうにビクンビクンってしてたし?
 ……あたしでオナニーしてたとき、どんなこと想像してたのかな??あたし、知りたいなぁ。」

 ライザにメロメロになった少年にとって、彼女の问いかけは命令に等しい。少年は未だライザの唾液の味が残り、まともに回らない舌で答える。

「……ライザさんのお、おっぱいに先っぽまで挟まれてから……何回もイかされたり…おっぱいの中で寸止めされたり…想像してました……。」

「そっか。じゃあやっぱり、あたしのおっぱいで责められるの大好きなマゾなんだね??」

「……そ、そうで……す……。」 本文来自

 顔を真っ赤にしながら肯定する少年を见て、ライザは口を结んでゾクゾクした表情を浮かべる。
自分が、この少年の性を全て掌握しているのだ、という支配欲と、単纯に少年が可爱らしく爱おしい気持ちが入り混じる。

「ふふふっ、ありがとー?おっぱい大好きな君には、とっても気持ちいいパイズリをプレゼント?マゾな子にしかやらない、えっぐいパイズリ?その代わり……君が想像してたのより、ずっと気持ちいいパイズリ?
 さっきは、一生オナニーできないかもって言ったけど。今からするパイズリは———一生、あたしじゃないと射精できなくなっちゃうかも?それでもいい?あたしにパイズリ……されたいかな??」

 必死に何度も颔く少年を见て、ライザは少年の额に、頬に、唇に次々キスを落とす。そして、少年をベッドに乗せ、四つん这いの姿势をとらせる。ベッドの縁に少年の膝と、真下に垂れ下がったペニスが位置し、膝から下の足はベッドの外に放られている体势だ。 本文来自
 ライザは少年の足の间、ベッドの脇に膝立ちとなり————谷间の中に、少年の下向きペニスを挟み込んだ。

 ぷにゅぅ?ずりゅっ?ずりゅっ?ずりゅっ?

「———!!ひぁぁぁぁぁっ!?これっ……知らない……!无理ぃっ!?」

「ほら?ほら?初めてのパイズリがあたしのおっぱいだよぉ?プニュプニュで気持ちいいでしょ??」

 男を四つん这いとし、牛の搾乳のようにペニスを刺激する、痛みのないプレイの中では最高クラスの女性上位。通常、四つん这い手コキとして実行されるプレイを、ライザはパイズリで再现する。乳で搾精される乳搾り。
 通常のパイズリとは异なり、男性の尻までしか接近できないため、半端なサイズでは挟むことすらできない。さらに、重力でバストがペニスの先端へ逃げていくため、垂れ乳ではペニスの根本まで刺激できない。ブラウスを着て街を歩くだけで、深い谷间が男を诱惑する巨乳と、裸になっても谷间を保つ天然乳袋バストを併せ持つライザは、これらの课题を解决し、最高に嗜虐的な体势で男性をよがり狂わせることができる。
 そして———四つん这いパイズリが実行できたときの利点は、男性のマゾを刺激する精神的快楽だけではない。重力に任せて、数kgのバストを振り下ろす际の强烈な摩擦。通常のパイズリであれば、ペニスの根本へと向かうこの摩擦が、四つん这いパイズリであればペニスの先端へ——精液を搾り出す动きと一致する。パイズリは视覚的快楽が主という俗説を嘲笑い、ペニスと男の性癖を巨乳でくしゃくしゃに蹂躙する。これが、ライザの四つん这いパイズリだった。

「どうかな、あたしのパイズリ?あたしのおっぱい、普通の人よりずっと柔らかい、お水みたいなおっぱいなんだって?だから街中で揺れまくって男の人がおかしくなっちゃうんだって?そんなおっぱいだから、おちんちんの裏筋にもぴったり入りこんで……柔らかいお肉がクニュクニュ?気持ちいい??」 内容来自

 女性惯れした成人男性すら虏にするライザのパイズリ。それを、初めて女性にペニスを触られる——初めてパイズリをされる——ずっとライザのパイズリを妄想していた——そんな少年が、手加减无しで受ける。初めての快感を多重に受けた少年は、すでにライザに犯されていると言ってもいいほどの状态だった。挟まれた瞬间の絶叫のような喘ぎ声は出ず、「らいざさん……イっちゃう……」という语彙を喘ぎ声に混ぜて発することしかできない。ぽかんと空いた少年の口からは涎が溢れ続け、ライザのシーツはぐっしょりと濡れている。膝立ちを保てないほどに全身をガクガクと震わせているにも関わらず、ライザの快楽を手放せない本能が、四つん这いを保ち続けている。
 ペニスからは射精したようにカウパーが溢れ続ける。しかし、ライザがその见事なテクニックで溢れたカウパーを絶え间なく下乳で回収し続けているため、ペニス下のシーツはほとんど濡れていない。谷间から响くクチュクチュという粘液音は大きくなる一方で、比例してペニスへの——特に振り下ろされる乳肉にカリ首が引っ挂けられる时の刺激が滑らかに、强くなっていく。

「あたしのベッド、君の涎でべちゃべちゃだねー。気にしないで、あたし寝汗すっごいから。きっと気にならないよ?どっちかというと、あたしの谷间の匂いでイっちゃう君が、あたしのシーツを嗅いでおかしくならないかが心配だなぁ?
 あはは、またビクビク强くなった?おっぱいフェロモン、思い出しちゃった??でもまだだよ?いっぱい我慢して、憧れのパイズリなんだから。あたしにこれ、されたかったんでしょ??」

 ライザは我慢しろと言いながら、パイズリの乳圧を高めていく。バストが溃れて谷间が深くなり、ただでさえ全て饮み込まれていたペニスが、パイズリの最中にも亀头が下乳から出てこなくなる。これまで、仅かに隙间があった裏筋の逆サイドのカリ首にまで乳肉がフィットし、天然のオナホール、もしくは乳まんこと言っていい淫乱すぎる穴が出来上がる。

「ねえ、シーツばっかり见てないで、首もっと曲げてみて……见える?股间の下で、あたしのおっぱいにおちんちん食べられてるところ?ほら?ほら?目线离したらダーメ?
 ずっと见たかったあたしのおっぱいに、君のおちんちんが乳搾りされてるよぉ??すっごいでしょ、この体势でパイズリされるの。想像してたパイズリとどっちが気持ちいい??
 あ、でもこの体势だとパイズリフェラだけできないんだよねー。———そ?の?か?わ?り?」

 かぷっ?はむはむっ?れろっれろっれろっ?

 ライザは少年の股下に顔を埋め———玉袋を舐め回す。毛のほとんど生えていない袋ごと口に含み、ねっとりと暖かいライザの唾液まみれにコーティングする。これまで与えられた快楽に応えるべく、限界を越えて精子を作り続ける少年の玉を、一つずつ、优しく咥えて舌で転がす。玉袋を责める间もパイズリは激しさを衰えぬまま継続して、少年の身体は闷え続ける。
 ライザに言われるまま、股间を覗いてパイズリされる光景が明灭してまともに见えなくなる。全神経が射精に集中し始めている。ペニスが取れそうなほど热い。経験の无い少年にもそれは理解できて——

「ら、らいら……らいざしゃん!イく?いくイく?」

「ちゅるるっ?ちゅぽっ?———あはは、舌回らない??あたしにたまたまぺろぺろされて、限界来ちゃった??
 ……出しちゃう??射精しちゃう??あたしの濡れ透けおっぱいに梦中になって?目の前でおっぱい揺らされて动けなくなって?おっぱいに埋もれただけでノータッチ射精して?とろとろになるまでキスされて?———四つん这いパイズリされて?
 その歳で、あたしに一方的にされるの大好きなマゾになっちゃうね?あたしじゃないと射精できないくらい気持ち良くされて……あたしが性癖になっちゃうね?
 いいよ?パイズリ搾精で性癖変えられちゃうとこ、あたしに见せて?ほら?ほら?ほーら?」

 ライザのパイズリは、言叶责めに完璧に対応して速度を増していき、最后にはプルプルと左右交互にバストを揺らすほどの超高速四つん这いパイズリが少年を袭い———

 ビュル?ドビュルルルル?ドプドプドプッ?

 少年の真下、これまでカウパーを垂らすこともなかった绮丽なシーツが、少年の精液で白く汚れていく。限界を超える快楽を与えられ続けた少年のペニスからは、间欠的でなく连続的に——放尿のように精液が飞び散る。ライザは大きすぎる下乳で精液を留めないよう、巧みにパイズリをコントロールしながら、ペニスを刺激し続ける。

「あたしからは见えないけど、分かるよ?君のおちんちんがめちゃくちゃにされて悦んでるの?ほら、射精缓めちゃダーメ?乳搾りみたいに、太さ一定だよ?精子びゅくびゅくじゃなくて、びゅぅぅぅぅ、だよ?ほら?その调子?もっともっと?あたしに気持ちよくしてもらう感覚、忘れないように…?」

 ライザにされるがまま、少年は狂ったように射精し続け……ライザのベッドサイドに立ってから15分も経たぬ间に、少年は精を吸い尽くされ、気絶した。



「やっぱり、年下の耻ずかしそうな反応も可爱いなあ。あたしで喜んでくれてる!って実感できるよねー。」

 夕方、意识を取り戻した少年が依頼の素材を持ち帰った后。精液まみれになった玄関を錬金道具で扫除しながらライザは1人つぶやく。

「でも、年上がプライド捨ててあたしにおねだりするのも可爱いし……!あ、そうだ!
 年上だけじゃなくて、立场とか、他のプライド捨てちゃうならもっと…良さそう…!?」

 悪戯娘ゆえか、錬金术士ゆえか、より兴奋するシチュエーションを想像するライザの思考展开力は非常に高い。疼きじめた自身の股下をさすりながら、妄想を続けているところで——玄関の呼び铃が鸣った。

「うえっ!?……はーい!今いきまーす!」

 玄関先に立っていたのは、王都らしく身なりの整った初老の男性だった。 内容来自

「依頼ですか?………え?贵族の执事さん?」

「はい。私は、フェンベルク家の旦那様直属の执事であります。ライザリン様、旦那様よりお手纸を预かっております。……錬金术士でなく、女性としてお受け取りください。」

「分かりました。…………へえ?」

 ライザの目は、次の楽しみを见つけたように妖しく光っていた。

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